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公開番号
2025023361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023118936
出願日
2023-07-21
発明の名称
包装用容器
出願人
株式会社エフピコ
代理人
個人
主分類
B65D
81/34 20060101AFI20250207BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】複数の食材を上下に分離して収容でき、異物混入を容易に防止でき、しかも、閉蓋状態のままで電子レンジで容易に加熱調理することができる包装用容器を提供する。
【解決手段】中皿嵌合部36は、本体嵌合部14に全周に亘って密着し、中皿底面部30には、電子レンジ加熱時に下収容部の蒸気を上収容部に排出する蒸気抜き部35が形成され、蓋嵌合部63における中皿嵌合部36と対向する面には、蒸気排出溝80が形成され、中皿嵌合部36と蒸気排出溝80とにより、電子レンジ加熱時に上収容部の蒸気を容器外部に排出する蒸気排出通路が形成され、中皿フランジ上面部50と蓋フランジ上面部70との間の上下方向の間隔は、本体フランジ上面部20と中皿フランジ上面部50との間の上下方向の間隔よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器本体と、容器本体に内嵌合し、容器本体との間に下収容部を形成する中皿と、中皿に内嵌合し、中皿との間に上収容部を形成する蓋と、を備えた包装用容器であって、
容器本体は、本体底面部と、本体底面部よりも外側に設けられた本体嵌合部と、本体嵌合部よりも外側に設けられた本体フランジ部と、を備え、
本体フランジ部は、本体フランジ部において最も上側に位置する本体フランジ上面部と、本体フランジ上面部よりも外側且つ下方に位置するように設けられ、容器本体の外縁部を構成する本体縁取り部と、を有し、
中皿は、中皿底面部と、中皿底面部よりも外側に設けられ、本体嵌合部に内嵌合する中皿嵌合部と、中皿嵌合部よりも外側に設けられた中皿フランジ部と、を備え、
中皿フランジ部は、本体フランジ上面部に対向する中皿フランジ上面部と、中皿フランジ上面部よりも外側且つ下方に位置するように設けられ、中皿の外縁部を構成し、本体縁取り部に対向する中皿縁取り部と、を有し、
蓋は、天面部と、天面部よりも外側に設けられ、中皿嵌合部に内嵌合する蓋嵌合部と、蓋嵌合部よりも外側に設けられた蓋フランジ部と、を備え、
蓋フランジ部は、中皿フランジ上面部の上側に対向する蓋フランジ上面部と、蓋フランジ上面部よりも外側且つ下方に位置するように設けられ、蓋の外縁部を構成し、中皿縁取り部に対向する蓋縁取り部と、を有し、
中皿嵌合部は、本体嵌合部に全周に亘って密着し、
中皿底面部には、電子レンジ加熱時に下収容部の蒸気を上収容部に排出する蒸気抜き部が形成され、
蓋嵌合部における中皿嵌合部と対向する面には、蒸気排出溝が形成され、
容器本体と中皿と蓋の合体状態において、中皿嵌合部と蒸気排出溝とにより、電子レンジ加熱時に上収容部の蒸気を容器外部に排出する蒸気排出通路が形成され、且つ、
中皿フランジ上面部と蓋フランジ上面部との間の上下方向の間隔は、本体フランジ上面部と中皿フランジ上面部との間の上下方向の間隔よりも大きい、包装用容器。
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【請求項2】
中皿縁取り部と蓋縁取り部との間の上下方向の間隔は、中皿フランジ上面部と蓋フランジ上面部との間の上下方向の間隔よりも小さい、請求項1記載の包装用容器。
【請求項3】
容器本体は、発泡樹脂製である、請求項1又は2記載の包装用容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の食材を上下に分離して収容でき、閉蓋状態のままで電子レンジで加熱することができる包装用容器に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1では、蓋の天面部に、電子レンジによる加熱時に容器内部に発生する蒸気を容器外部に排出するための蒸気排出口が設けられた構成が記載されている。しかしながら、蓋の天面部に蒸気排出口を設ける構成では、その蒸気排出口から異物が混入したり虫が侵入したりするというおそれがある。そのため、蒸気排出口からの異物混入等を防止するために、陳列や展示する際には容器全体をラップフィルムで覆う等の対応策が必要になり、コストが嵩むという問題がある。また、本体にスープと具材の両方を収容する必要があり、スープと具材を分離して収容することができない。
【0003】
下記特許文献2では、本体と中皿に麺類やご飯類等と具材とを分けて収容可能な容器であって、本体に中皿が外嵌合され、中皿に蓋が外嵌合される構成が記載されている。しかしながら、本体に例えばスープを収容した場合には、容器を傾けると汁漏れが発生するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-323743号公報
特開2020-164205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、複数の食材を上下に分離して収容でき、異物混入を容易に防止でき、しかも、閉蓋状態のままで電子レンジで容易に加熱調理することができる包装用容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る包装用容器は、容器本体と、容器本体に内嵌合し、容器本体との間に下収容部を形成する中皿と、中皿に内嵌合し、中皿との間に上収容部を形成する蓋と、を備えた包装用容器であって、容器本体は、本体底面部と、本体底面部よりも外側に設けられた本体嵌合部と、本体嵌合部よりも外側に設けられた本体フランジ部と、を備え、本体フランジ部は、本体フランジ部において最も上側に位置する本体フランジ上面部と、本体フランジ上面部よりも外側且つ下方に位置するように設けられ、容器本体の外縁部を構成する本体縁取り部と、を有し、中皿は、中皿底面部と、中皿底面部よりも外側に設けられ、本体嵌合部に内嵌合する中皿嵌合部と、中皿嵌合部よりも外側に設けられた中皿フランジ部と、を備え、中皿フランジ部は、本体フランジ上面部に対向する中皿フランジ上面部と、中皿フランジ上面部よりも外側且つ下方に位置するように設けられ、中皿の外縁部を構成し、本体縁取り部に対向する中皿縁取り部と、を有し、蓋は、天面部と、天面部よりも外側に設けられ、中皿嵌合部に内嵌合する蓋嵌合部と、蓋嵌合部よりも外側に設けられた蓋フランジ部と、を備え、蓋フランジ部は、中皿フランジ上面部の上側に対向する蓋フランジ上面部と、蓋フランジ上面部よりも外側且つ下方に位置するように設けられ、蓋の外縁部を構成し、中皿縁取り部に対向する蓋縁取り部と、を有し、中皿嵌合部は、本体嵌合部に全周に亘って密着し、中皿底面部には、電子レンジ加熱時に下収容部の蒸気を上収容部に排出する蒸気抜き部が形成され、蓋嵌合部における中皿嵌合部と対向する面には、蒸気排出溝が形成され、容器本体と中皿と蓋の合体状態において、中皿嵌合部と蒸気排出溝とにより、電子レンジ加熱時に上収容部の蒸気を容器外部に排出する蒸気排出通路が形成され、且つ、中皿フランジ上面部と蓋フランジ上面部との間の上下方向の間隔は、本体フランジ上面部と中皿フランジ上面部との間の上下方向の間隔よりも大きい。尚、中皿フランジ上面部は、本体フランジ上面部に当接していてもよいし、本体フランジ上面部から上方に離間していてもよい。
【0007】
この構成の包装用容器にあっては、容器本体と中皿との間に上収容部が形成され、中皿と蓋との間に下収容部が形成される。即ち、上収容部と下収容部は、中皿によって上下に区画される。そのため、上収容部と下収容部にそれぞれ異なる種類の食材を収容することができ、異なる種類の食材を互いに上下分離した状態で収容することができる。
【0008】
また、本体嵌合部の内側に中皿嵌合部が嵌合する。本体嵌合部と中皿嵌合部により、中皿の容器本体への装着状態が維持される。また、中皿嵌合部の内側に蓋嵌合部が嵌合する。中皿嵌合部と蓋嵌合部により、蓋の中皿への装着状態が維持される。本体嵌合部と中皿嵌合部と蓋嵌合部は、この順で内外方向に重なり合う。本体嵌合部に中皿嵌合部が内嵌合すると、中皿嵌合部は本体嵌合部に押されて内側に逃げようとする。しかしながら、中皿嵌合部の内側には蓋嵌合部が内嵌合しているので、中皿嵌合部が蓋嵌合部によって内側から支えられ、中皿嵌合部の内側への変形が防止される。そのため、中皿嵌合部が本体嵌合部にしっかりと密着し、本体嵌合部と中皿嵌合部との間の嵌合状態が確実に維持されることになる。そして、中皿嵌合部が本体嵌合部に全周に亘って密着している。つまり、中皿嵌合部と本体嵌合部との間において水密状態が確保される。そのため、下収容部に、例えばスープ等を液体を収容した場合や、水分の多い食材を収容した場合において、下収容部に収容された食材の容器外部への漏れ、即ち、液漏れ(汁漏れ)を容易に防止することができる。尚、中皿底面部には蒸気抜き部が形成されているが、容器を大きく傾斜させない限り、蒸気抜き部からの液漏れは防止される。
【0009】
また、上記構成の容器は、閉蓋状態、即ち、容器本体と中皿と蓋が合体した状態のままで電子レンジに入れて加熱調理することができる。電子レンジでの加熱時に下収容部で発生した蒸気は、中皿底面部の蒸気抜き部から上収容部へと排出される。そして、上収容部内の蒸気は、蓋嵌合部の蒸気排出溝と中皿嵌合部とにより形成された蒸気排出通路を通って蓋フランジ部と中皿フランジ部との間から容器外部へと排出される。このように蓋嵌合部と中皿嵌合部との間に蒸気排出通路が形成されるので、蓋の天面部に蒸気抜き孔を形成する必要がない。そのため、蓋の天面部の蒸気抜き孔から異物が混入するということがなく、ラップフィルムで容器を覆うという手間も省けて低コスト化も可能となる。
【0010】
更に、中皿フランジ上面部と蓋フランジ上面部との間の上下方向の間隔は、本体フランジ上面部と中皿フランジ上面部との間の上下方向の間隔よりも大きい。そのため、電子レンジ加熱時に蒸気が蒸気排出通路を通って容器外部に排出される際に、中皿フランジ上面部と蓋フランジ上面部との間を蒸気が容易に通過することができる。従って、電子レンジ加熱時に、容器外部に排出される蒸気の圧力によって蓋フランジ上面部が上方に局所的に大きく変形するということが防止され、綺麗な外観を維持することができる。一方、本体フランジ上面部と中皿フランジ上面部との間の上下方向の間隔は相対的に小さい。そのため、中皿と容器本体との間の内嵌合状態が解除されにくく、中皿嵌合部と本体嵌合部との間の嵌合状態を容易に維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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