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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025054166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2024074812
出願日
2024-05-02
発明の名称
積層体及び合成皮革
出願人
ミドリオートレザー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/20 20060101AFI20250328BHJP(積層体)
要約
【課題】高いデザイン性を伴う態様で、植物由来の材料の存在を実感できる積層体及び車両用シートを提供すること。
【解決手段】着色剤を含有する樹脂層と、植物由来繊維を含有する樹脂層と、を有する積層体であって、前記積層体の画像における、前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上3.0mm以下であり、前記植物由来繊維の個数平均短径が0.03mm以上1.0mm以下であることを特徴とする積層体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
着色剤を含有する樹脂層と、植物由来繊維を含有する樹脂層と、を有する積層体であって、
前記積層体の画像における、
前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上3.0mm以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均短径が0.03mm以上1.0mm以下であることを特徴とする積層体。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上3.0mm以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均短径が0.03mm以上1.0mm以下であり、
前記植物由来繊維は個数平均長径の2.5倍以上の長径の繊維を含まない、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上3.0mm以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均短径が0.1mm以上1.0mm以下であり、
前記植物由来繊維は個数平均長径の2.5倍以上の長径の繊維を含まない、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上2.0mm以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均短径が0.1mm以上0.7mm以下であり、
前記植物由来繊維は個数平均長径の2.5倍以上の長径の繊維を含まない、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上10以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均長径が0.3mm以上1.0mm以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均短径が0.1mm以上0.3mm以下であり、
前記植物由来繊維は個数平均長径の2.5倍以上の長径の繊維を含まない、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記植物由来繊維を含有する樹脂層の画像における、
前記植物由来繊維の専有面積率(100×植物由来繊維が存在する部分の面積/植物由来繊維が存在する部分とその他の部分の合計面積)の平均値が3.0%以上8.0%以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度(包絡周囲長(C PERI)/周囲長(PERI))の平均値が98.0%以上99.9以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度が90%以下の粒子の個数比率が、5.0%以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記植物由来繊維を含有する樹脂層の画像における、
前記植物由来繊維の専有面積率(100×植物由来繊維が存在する部分の面積/植物由来繊維が存在する部分とその他の部分の合計面積)の平均値が3.0%以上8.0%以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度(包絡周囲長(C PERI)/周囲長(PERI))の平均値が98.0%以上99.9以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度が90%以下の粒子の個数比率が、5.0%以下である、請求項2に記載の積層体。
【請求項8】
前記植物由来繊維を含有する樹脂層の画像における、
前記植物由来繊維の専有面積率(100×植物由来繊維が存在する部分の面積/植物由来繊維が存在する部分とその他の部分の合計面積)の平均値が3.0%以上8.0%以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度(包絡周囲長(C PERI)/周囲長(PERI))の平均値が98.0%以上99.9以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度が90%以下の粒子の個数比率が、5.0%以下である、請求項3に記載の積層体。
【請求項9】
前記植物由来繊維を含有する樹脂層の画像における、
前記植物由来繊維の専有面積率(100×植物由来繊維が存在する部分の面積/植物由来繊維が存在する部分とその他の部分の合計面積)の平均値が3.0%以上8.0%以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度(包絡周囲長(C PERI)/周囲長(PERI))の平均値が98.0%以上99.9以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度が90%以下の粒子の個数比率が、5.0%以下である、請求項4に記載の積層体。
【請求項10】
前記植物由来繊維を含有する樹脂層の画像における、
前記植物由来繊維の専有面積率(100×植物由来繊維が存在する部分の面積/植物由来繊維が存在する部分とその他の部分の合計面積)の平均値が3.0%以上8.0%以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度(包絡周囲長(C PERI)/周囲長(PERI))の平均値が98.0%以上99.9以下であり、
前記植物由来繊維の包絡度が90%以下の粒子の個数比率が、5.0%以下である、請求項5に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体及び合成皮革に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、サステナブルな商品が注目されており、石油由来の製品を一部、植物由来の材料で代替する検討が進んでいる。合成皮革の分野においても、下記のとおり、様々な検討が行われている。
【0003】
特許文献1には、合成皮膚様可撓性コーティング製造における用途での、ポリウレタンおよびウチワサボテンの粘液に基づく調合物の製造方法が開示されている。
特許文献2には、リンゴの廃棄物由来セルロース含有植物材料からなる積層体の製造用組成物、リンゴの廃棄物由来セルロース含有植物材料からの積層体の製造方法、および該方法により製造された積層体が開示されている。
【0004】
特許文献3には、ヤシ殻粉末改質バーミキュライト粉を含むPVC層を有する人工皮革が開示されている。
特許文献4には、車両シートクッション、マットレス、フィルター、または包装剤の製造用の、ココナッツ繊維とゴム状バインダーとの併用が開示されている。
【0005】
特許文献1や、特許文献2に記載されている技術を適用した製品は、サステナブルな製品であると謳われているが、植物由来の材料の存在が、ユーザーには実感できないものであった。
仮に上記特許文献に開示されている製造方法を用いて、植物由来の材料の存在を実感できるような態様で積層体又はシート等に分散したとしても、デザイン性や性能との両立が不可能で、商品としての価値を高めることにはつながらないものであった。
すなわち、高いデザイン性を伴う態様で、植物由来の材料の存在を実感できる積層体及び合成皮革は存在しなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2022-544741
米国特許出願公開第2021/0189642号
中国特許出願公開第112721364号
国際公開第97/005313号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。すなわち、高いデザイン性を伴う態様で、植物由来の材料の存在を実感できる積層体及び合成皮革を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、着色剤を含有する樹脂層と、植物由来繊維を含有する樹脂層と、を有する積層体であって、前記積層体の画像における、前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上3.0mm以下であり、前記植物由来繊維の個数平均短径が0.03mm以上1.0mm以下であることを特徴とする積層体により、高いデザイン性を伴う態様で、植物由来の材料の存在を実感できる積層体及び合成皮革が提供できることを知見した。
ここで、「高いデザイン性を伴う態様」とは、美感を起こさせる態様であり、色彩や分散状態等の変更により、デザイン上の様々なバリエーションが得られる態様であることをいう。
なお、前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比、個数平均長径、個数平均短径は、積層体又は合成皮革の画像から測定した値である。
【0009】
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下のとおりである。すなわち、
<1> 着色剤を含有する樹脂層と、植物由来繊維を含有する樹脂層と、を有する積層体であって、
前記積層体の画像における、前記植物由来繊維の個数平均アスペクト比(長径/短径)が1.5以上15以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均長径が0.2mm以上3.0mm以下であり、
前記植物由来繊維の個数平均短径が0.03mm以上1.0mm以下であることを特徴とする積層体である。
<2> 前記<1>に記載の積層体と基布とを有することを特徴とする合成皮革である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、高いデザイン性を伴う態様で、植物由来の材料の存在を実感できる積層体及び合成皮革を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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