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公開番号2025046036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154182
出願日2023-09-21
発明の名称遮音構造
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04B 1/82 20060101AFI20250326BHJP(建築物)
要約【課題】遮音性能を向上させることができる遮音構造を提供する。
【解決手段】床スラブとの間に第一空間R1を開けて、前記床スラブ2上の支持脚11に支持される床材12と、前記床スラブ2から立ち上がる界壁3との間に第二空間R2を開けて配置される壁材22と、を具備し、前記第一空間R1及び前記第二空間R2は、互いに連通している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
床スラブとの間に第一空間を開けて、前記床スラブ上の支持脚に支持される床材と、
前記床スラブから立ち上がる壁との間に第二空間を開けて配置される壁材と、
を具備し、
前記第一空間及び前記第二空間は、互いに連通している、
遮音構造。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記第二空間に設けられ、前記壁材が固定される壁下地を具備し、
前記床材の端部は、前記壁下地によって支持されており、
前記壁下地の下端部には、防振性を有すると共に、前記床スラブに対して前記壁下地を支持する壁防振部が設けられている、
請求項１に記載の遮音構造。
【請求項３】
前記支持脚には、
防振性を有する床防振部が設けられており、
前記壁防振部のバネ定数は、
前記床防振部のバネ定数よりも大きく形成されている、
請求項２に記載の遮音構造。
【請求項４】
前記壁材は、
前記床材の上側に設けられている、
請求項２又は請求項３に記載の遮音構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、床及び壁の遮音構造に関する。
続きを表示（約 990 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、床や壁で発生する衝撃音を遮音可能な構造が知られている。例えば、特許文献１に記載の如くである。
【０００３】
特許文献１には、コンクリートスラブ上の支持脚によって床下地が支持された乾式浮床（二重床）を備える防音構造が記載されている。上記防音構造では、コンクリートスラブと床下地との間に床下空間が形成されている。
【０００４】
上記特許文献１に記載された防音構造は、上記床下空間の周囲が壁によって囲まれている。従って、床下空間の空気バネの影響で床衝撃音による振動が増幅され、上階から下階へ音が大きく伝わるおそれがある。このため、空気バネの影響を低減し、遮音性能を向上させることができる遮音構造が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００４－３２４２０５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、遮音性能を向上させることができる遮音構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【０００８】
即ち、請求項１においては、床スラブとの間に第一空間を開けて、前記床スラブ上の支持脚に支持される床材と、前記床スラブから立ち上がる壁との間に第二空間を開けて配置される壁材と、を具備し、前記第一空間及び前記第二空間は、互いに連通しているものである。
【０００９】
請求項２においては、前記第二空間に設けられ、前記壁材が固定される壁下地を具備し、前記床材の端部は、前記壁下地によって支持されており、前記壁下地の下端部には、防振性を有すると共に、前記床スラブに対して前記壁下地を支持する壁防振部が設けられているものである。
【００１０】
請求項３においては、前記支持脚には、防振性を有する床防振部が設けられており、前記壁防振部のバネ定数は、前記床防振部のバネ定数よりも大きく形成されているものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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