TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025024648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128914
出願日2023-08-07
発明の名称局舎
出願人環境計測株式会社
代理人個人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20250213BHJP(建築物)
要約【課題】調湿効果があり、製造時に二酸化炭素を排出することがなく、地元業者であっても簡単に設置でき、また、マテリアル、サーマルリサイクルが可能な局舎を提供する。
【解決手段】地面に設けられる基礎部2と、当該基礎部2に固定される床面部3と、当該床面部3から起立する壁面部4と、当該壁面部4の上方を覆う屋根部6と、前記壁面部4に設けられ、室内空間に入退室するための扉部5と、を備え、当該床面部3、壁面部4、屋根部6で囲まれた室内空間に観測用機器8を設置するようにした局舎1において、前記床面部3、壁面部4、扉部5、屋根部6の少なくとも一つを木材で構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地面に設けられる基礎部と、
当該基礎部に固定される床面部と、
当該床面部から起立する壁面部と、
当該壁面部の上方を覆う屋根部と、
前記壁面部に設けられ、室内空間に入退室するための扉部と、
を備え、
当該床面部、壁面部、屋根部で囲まれた室内空間に観測用機器を設置するようにした局舎において、
前記床面部、壁面部、屋根部、扉部の少なくとも一つを木材で構成するようにしたことを特徴とする局舎。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記床面部、壁面部、屋根部、扉部が、断熱層を有する木質パネルで構成されるものである請求項1に記載の局舎。
【請求項3】
前記屋根部が、壁面部から延出した軒部を有するものであり、
当該軒部に日除けシートを吊り下げるための吊り下げ部を有するものである請求項1に記載の局舎

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、大気中の汚染物質や水質、気象、水象などを観測する観測用機器を収容する局舎の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、大気中の汚染物質などを観測する場合、局舎と呼ばれる建物の中に観測用機器を設置し、そこで、環境中の窒素酸化物やPM2.5などの汚染物質や気象、水象などが観測される。
【0003】
ところで、このような局舎は、所定の観測地域に設置された金属製のプレハブの室内空間に、複数の観測機器を設置するとともに、そこから壁面や天井面などを介して空気取込口を延出させ、その空気取込口から外気を取り込んで汚染物質などの観測を行うようにしている(特許文献1)。しかしながら、金属製のプレハブでは、調湿効果がないため、水滴などによって観測用機器に悪影響を及ぼす可能性がある。このため、空調設備を用いて湿度などを調整しなければならないが、電気コストが高くなってしまうといった問題があった。
【0004】
また、このような金属製のプレハブは、工場で製造された部品を現場に搬送して組み立てるようにしているが、このような方法では、局舎を設置する地元の業者に対して利益をもたらせることができない。
【0005】
さらに、このような金属製のプレハブは、製造時に多量の二酸化炭素を排出することになり、また、廃棄時には、金属板の間にポリウレタンなどの断熱性の樹脂が含まれているため、産業廃棄物として処分しなければならないといった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-188924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は上記課題を解決するために、調湿効果があり、製造時に二酸化炭素を排出することがなく、地元業者であっても簡単に設置でき、また、マテリアル、サーマルリサイクルが可能な局舎を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、地面に設けられる基礎部と、当該基礎部に固定される床面部と、当該床面部から起立する壁面部と、当該壁面部の上方を覆う屋根部と、前記壁面部に設けられ、室内空間に入退室を許容するための扉部と、を備え、当該床面部、壁面部、屋根部で囲まれた室内空間に観測用機器を設置するようにした局舎において、前記床面部、壁面部、屋根部、扉部の少なくとも一つを木材で構成するようにしたものである。
【0009】
このように構成すれば、木材が有する吸湿性によって、内部空間の湿度をある程度一定に保つことができ、電気コストを大幅に低減することができるようになる。また、製造時に二酸化炭素の排出が少なくなり、さらに、ポリウレタンなどの断熱性樹脂を用いなくても製造することができるため、局舎を解体してマテリアル、サーマルリサイクルすることも可能となる。また、地元の木材を使用することにより、地元業者であっても低コストに局舎を組み立てることができるようになる。
【0010】
また、このような発明において、前記床面部、壁面部、屋根部、扉部を、断熱層を備えた木質パネルで構成する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
住宅
27日前
個人
地中収納型止水板
1か月前
GHL株式会社
建物
25日前
個人
柱と壁の木造連結構造
1か月前
積水樹脂株式会社
フェンス
3日前
株式会社オカムラ
ブース
5日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
5日前
株式会社オカムラ
ブース
5日前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
個人
簡易テント係合固定具
1か月前
大成建設株式会社
防音建屋
1か月前
鹿島建設株式会社
補強構造
20日前
個人
ツリー型太陽光発電システム
1か月前
鹿島建設株式会社
制震架構
1か月前
文化シヤッター株式会社
階段
1か月前
鹿島建設株式会社
外断熱構造
25日前
株式会社オカムラ
パネル装置
1か月前
文化シヤッター株式会社
階段
26日前
有限会社守矢建設
建築物
11日前
株式会社大林組
制振構造
28日前
三協立山株式会社
パネル構造体
1か月前
トヨタ自動車株式会社
充電施設
1か月前
株式会社カネカ
屋根構造
18日前
株式会社オカムラ
什器システム
1か月前
積水ハウス株式会社
手摺
1か月前
株式会社カネカ
屋根構造
18日前
株式会社カネカ
屋根構造
18日前
ミサワホーム株式会社
ブース家具
1か月前
積水ハウス株式会社
建築物
7日前
トヨタホーム株式会社
建物
4日前
株式会社大林組
免震構造物
18日前
トヨタホーム株式会社
住宅
1か月前
積水ハウス株式会社
建築物
7日前
大和ハウス工業株式会社
建物
27日前
個人
構造物の建築方法
18日前
続きを見る