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公開番号2025068399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178279
出願日2023-10-16
発明の名称建築物
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20250421BHJP(建築物)
要約【課題】開放感と籠もり感との両方を得ることができる空間を演出できる建築物を提供する。
【解決手段】建築物11は、外壁17と、外壁17に向かって下降するように傾斜した第1傾斜部22を有する第1屋根13と、第1屋根13の下側に設けられた部屋27と、を備える。部屋27は、第1屋根13まで吹き抜ける吹き抜け構造を有するとともに第1傾斜部22に沿った第1天井面30を有する第1室28と、第1室28と繋がるとともに第1天井面30よりも低い低天井面33を有する第2室29と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
外壁と、
前記外壁に向かって下降するように傾斜した第1傾斜部を有する第1屋根と、
前記第1屋根の下側に設けられた部屋と、
を備え、
前記部屋は、
前記第1屋根まで吹き抜ける吹き抜け構造を有するとともに前記第1傾斜部に沿った第1天井面を有する第1室と、
前記第1室と繋がるとともに前記第1天井面よりも低い低天井面を有する第2室と、
を備える、
建築物。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記低天井面は、フラットに構成されている、
請求項1に記載の建築物。
【請求項3】
前記第1屋根は、前記第1傾斜部とは反対側に向かって下降するように傾斜する第2傾斜部を有し、
前記外壁は、前記第1傾斜部に交差する第1外壁と、前記第2傾斜部に交差するとともに前記第1外壁と対向する第2外壁とを有し、
前記部屋は、前記第1外壁と前記第2外壁との間に配置され、
前記第2外壁は、第3外壁と、前記第3外壁よりも前記第1外壁に近い位置に配置された第4外壁とを有し、
前記第2室は、前記第1外壁と前記第4外壁との間に配置されている、
請求項1または請求項2に記載の建築物。
【請求項4】
前記第1外壁の内面における前記第1室と前記第2室との境界付近には、前記第1外壁の内面から突出する遮蔽部が設けられている、
請求項3に記載の建築物。
【請求項5】
前記第1外壁は、前記第1室に設けられる第1窓部と、前記第2室に設けられる第2窓部とを有し、
前記遮蔽部は、前記第1室から前記第2室の第2窓部が見えないように配置される、
請求項4に記載の建築物。
【請求項6】
前記第1外壁には、外側に向かって凹むように凹部が設けられ、
前記凹部は、前記第1室において前記遮蔽部に隣接するように配置されている、
請求項5に記載の建築物。
【請求項7】
前記第1傾斜部に沿って傾斜する第3傾斜部と前記第2傾斜部に沿って傾斜する第4傾斜部とを有した第2屋根を備え、
前記第2屋根は、前記第1屋根に対して前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との境界線に沿う方向にずれた位置に配置されている、
請求項3に記載の建築物。
【請求項8】
前記第1屋根は、前記第2室の上に設けられる第1小屋組と、前記第1室の上に設けられる傾斜構造部とを有し、
前記第2屋根は、第2小屋組を有し、
前記傾斜構造部は、前記第1小屋組と前記第2小屋組との間に配置され、かつ、前記第1小屋組と前記第2小屋組とに連結されている、
請求項7に記載の建築物。
【請求項9】
前記傾斜構造部は、前記第1傾斜部の傾斜方向と交差する方向に水平に延びる複数の横架材を有し、
複数の前記横架材は、前記第1傾斜部の傾斜方向に延びる勾配連結部材で互いに連結され、かつ、両端のみで柱に支持され、
前記第2小屋組は、鉛直方向に延びる複数の束と、水平方向に延びて複数の前記束を結合する水平連結部材とを有し、
前記第1屋根の前記第1傾斜部の傾斜方向における単位長さあたりの前記横架材の数は、前記第2屋根の前記第3傾斜部の傾斜方向における単位長さあたりの前記水平連結部材の数よりも多くなっている、
請求項8に記載の建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建築物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物として例えば特許文献1に示す建物が知られている。こうした建物は、内部に勾配天井を有した吹き抜け構造の居室空間を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-104977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような建物の居室空間は、柱が無く、かつ、勾配天井を有した吹き抜け構造であるため、開放感を得ることができるが、籠もり感を得ることができない。したがって、開放感と籠もり感との両方を得ることができる居室空間が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決する建築物は、外壁と、前記外壁に向かって下降するように傾斜した第1傾斜部を有する第1屋根と、前記第1屋根の下側に設けられた部屋と、を備え、前記部屋は、前記第1屋根まで吹き抜ける吹き抜け構造を有するとともに前記第1傾斜部に沿った第1天井面を有する第1室と、前記第1室と繋がるとともに前記第1天井面よりも低い低天井面を有する第2室と、を備える。
【0006】
この構成によれば、部屋は、吹き抜け構造で比較的大きな空間を有した開放感のある第1室と、第1室よりも天井が低い比較的小さな空間を有した籠もり感のある第2室とが繋がった構造になっている。このため、開放感と籠もり感との両方を得ることができる空間を演出できる。
【0007】
(2)上記(1)の建築物において、前記低天井面は、フラットに構成されている。
この構成によれば、第2室をより籠もり感があって落ち着ける空間にすることができる。
【0008】
(3)上記(1)または(2)の建築物において、前記第1屋根は、前記第1傾斜部とは反対側に向かって下降するように傾斜する第2傾斜部を有し、前記外壁は、前記第1傾斜部に交差する第1外壁と、前記第2傾斜部に交差するとともに前記第1外壁と対向する第2外壁とを有し、前記部屋は、前記第1外壁と前記第2外壁との間に配置され、前記第2外壁は、第3外壁と、前記第3外壁よりも前記第1外壁に近い位置に配置された第4外壁とを有し、前記第2室は、前記第1外壁と前記第4外壁との間に配置されている。
【0009】
この構成によれば、第2室における第1外壁と第2外壁との対向方向の幅が、第1室における第1外壁と第2外壁との対向方向の幅よりも狭くなるので、第2室の籠もり感をより高めることができる。
【0010】
(4)上記(3)の建築物において、前記第1外壁の内面における前記第1室と前記第2室との境界付近には、前記第1外壁の内面から突出する遮蔽部が設けられている。
この構成によれば、遮蔽部により、第2室の一部を隠すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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