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公開番号2025039053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023145815
出願日2023-09-08
発明の名称階段
出願人文化シヤッター株式会社
代理人個人
主分類E04F 11/022 20060101AFI20250313BHJP(建築物)
要約【課題】階段の踊り場の床部の下方や開放廊下の床部の下方の空間利用の制限を受け難くできるとともに、建物の意匠性向上を図れるようにした階段を提供する。
【解決手段】本発明に係る階段は、柱装置1により踊り場の床部又は開放廊下の床部が支持された階段であって、柱装置1は、床部の長手方向の一端側に連結される一方の柱1Aと、一方の柱1Aの上端側に設けられて床部の下面の長手方向に沿って延長して当該床部の下面を支持する水平支持部材と、床部の長手方向の他端側に連結される他方の柱と、他方の柱の上端側に設けられて床部の下面の長手方向に沿って延長して当該床部の下面を支持する水平支持部材とを備え、水平支持部材が、間隔を隔てて設けられた一方の柱1Aと他方の柱1Aとに亘って設けられた横架材1Bであることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
踊り場の床部又は開放廊下の床部が柱装置により支持された階段であって、
柱装置は、
床部の長手方向の一端側に連結される一方の柱と、一方の柱の上端側に設けられて床部の下面の長手方向に沿って延長して当該床部の下面を支持する水平支持部材と、床部の長手方向の他端側に連結される他方の柱と、他方の柱の上端側に設けられて床部の下面の長手方向に沿って延長して当該床部の下面を支持する水平支持部材とを備え、
水平支持部材が、床部の長手方向に間隔を隔てて設けられた一方の柱と他方の柱とに亘って設けられた横架材であることを特徴とする階段。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
階段は、屋外又は屋内に設けられた折り返し階段であり、
折り返し階段の踊り場の床部は、床下地構造体と、当該床下地構造体の上に構成された床とを備え、
床下地構造体は、折り返し階段の階段部分に近い側に位置する一方側桁と、当該一方側桁と間隔を隔てて平行に対向するように設けられた他方側桁と、一方側桁の延長方向の一端側と他方側桁の延長方向の一端側とを繋ぐ一端側梁と、一方側桁の延長方向の他端側と他方側桁の延長方向の他端側とを繋ぐ他端側梁と、一方側桁と他方側桁とを繋ぐ根太とを備え、
折り返し階段の下側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の一端側梁とが一体物により構成されたとともに、折り返し階段の上側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の他端側梁とが一体物により構成され、
柱装置は、横架材が床下地構造体の下方に位置されて、一方の柱の上端側と一端側梁とが連結され、かつ、他方の柱の上端側と他端側梁とが連結されたことを特徴とする請求項1に記載の階段。
【請求項3】
階段は、屋外又は屋内に設けられた折り返し階段であり、
折り返し階段の踊り場の床部は、床下地構造体と、当該床下地構造体の上に構成された床とを備え、
床下地構造体は、折り返し階段の階段部分に近い側に位置する一方側桁と、当該一方側桁と間隔を隔てて平行に対向するように設けられた他方側桁と、一方側桁の延長方向の一端側と他方側桁の延長方向の一端側とを繋ぐ一端側梁と、一方側桁の延長方向の他端側と他方側桁の延長方向の他端側とを繋ぐ他端側梁と、一方側桁と他方側桁とを繋ぐ根太とを備えるとともに、一方側桁が、下側階段部分に対応する部分と上側階段部分に対応する部分とに分断されて、かつ、中央側には、一端側梁及び他端側梁と平行な一方の中央側補強部材と他方の中央側補強部材とを備え、
折り返し階段の下側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の一端側梁とが一体物により構成されたとともに、折り返し階段の上側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の他端側梁とが一体物により構成され、
下側階段部分の内側のササラ桁と一方の中央側補強部材とが一体物により構成されて、当該一体物と一方側桁の下側階段部分に対応する部分の分断された端部とが連結されたともに、当該一体物と他方側桁とが連結され、
上側階段部分の内側のササラ桁と他方の中央側補強部材とが一体物により構成されて、当該一体物と一方側桁の上側階段部分に対応する部分の分断された端部とが連結されたともに、当該一体物と他方側桁とが連結され、
柱装置は、横架材が床下地構造体の下方に位置されて、当該横架材と一方の中央側補強部材及び他方の中央側補強部材とが連結されたとともに、一方の柱の上端側と一端側梁とが連結され、かつ、他方の柱の上端側と他端側梁とが連結されたことを特徴とする請求項1に記載の階段。
【請求項4】
根太と柱装置の横架材とが連結されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の階段。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、踊り場の床部又は開放廊下の床部が柱装置により支持された構成の階段に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば柱装置により踊り場の床部が支持された構成の階段として、柱装置が、床部における階段側に近い部分と連結された複数の柱と、床部における階段側とは反対側部分を下から支えるように設けられた複数の柱とを備えた構成のものが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-26159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した柱装置により踊り場の床部が支持された階段では、柱装置が、階段の踊り場の床部の周囲における4箇所を支える4本の柱を備えた構成であり、床部の下方に柱が多く存在することにより、床部の下方の空間利用が制限されたり、建物の意匠性が損なわれてしまう等の課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解消すべく、階段の踊り場の床部の下方や開放廊下の床部の下方の空間利用の制限を受け難くできるとともに、建物の意匠性向上を図れるようにした階段を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る階段は、踊り場の床部又は開放廊下の床部が柱装置により支持された階段であって、柱装置は、床部の長手方向の一端側に連結される一方の柱と、一方の柱の上端側に設けられて床部の下面の長手方向に沿って延長して当該床部の下面を支持する水平支持部材と、床部の長手方向の他端側に連結される他方の柱と、他方の柱の上端側に設けられて床部の下面の長手方向に沿って延長して当該床部の下面を支持する水平支持部材とを備え、水平支持部材が、床部の長手方向に間隔を隔てて設けられた一方の柱と他方の柱とに亘って設けられた横架材であることを特徴とする。
本発明に係る階段によれば、階段の踊り場の床部の下方や開放廊下の床部の下方の空間利用の制限を受け難くできるとともに、建物の意匠性向上を図れるようになる。
また、階段は、屋外又は屋内に設けられた折り返し階段であり、折り返し階段の踊り場の床部は、床下地構造体と、当該床下地構造体の上に構成された床とを備え、床下地構造体は、折り返し階段の階段部分に近い側に位置する一方側桁と、当該一方側桁と間隔を隔てて平行に対向するように設けられた他方側桁と、一方側桁の延長方向の一端側と他方側桁の延長方向の一端側とを繋ぐ一端側梁と、一方側桁の延長方向の他端側と他方側桁の延長方向の他端側とを繋ぐ他端側梁と、一方側桁と他方側桁とを繋ぐ根太とを備え、折り返し階段の下側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の一端側梁とが一体物により構成されたとともに、折り返し階段の上側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の他端側梁とが一体物により構成され、柱装置は、横架材が床下地構造体の下方に位置されて、一方の柱の上端側と一端側梁とが連結され、かつ、他方の柱の上端側と他端側梁とが連結されたことを特徴とする。
また、階段は、屋外又は屋内に設けられた折り返し階段であり、折り返し階段の踊り場の床部は、床下地構造体と、当該床下地構造体の上に構成された床とを備え、床下地構造体は、折り返し階段の階段部分に近い側に位置する一方側桁と、当該一方側桁と間隔を隔てて平行に対向するように設けられた他方側桁と、一方側桁の延長方向の一端側と他方側桁の延長方向の一端側とを繋ぐ一端側梁と、一方側桁の延長方向の他端側と他方側桁の延長方向の他端側とを繋ぐ他端側梁と、一方側桁と他方側桁とを繋ぐ根太とを備えるとともに、一方側桁が、下側階段部分に対応する部分と上側階段部分に対応する部分とに分断されて、かつ、中央側には、一端側梁及び他端側梁と平行な一方の中央側補強部材と他方の中央側補強部材とを備え、折り返し階段の下側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の一端側梁とが一体物により構成されたとともに、折り返し階段の上側階段部分の外側のササラ桁と床下地構造体の他端側梁とが一体物により構成され、下側階段部分の内側のササラ桁と一方の中央側補強部材とが一体物により構成されて、当該一体物と一方側桁の下側階段部分に対応する部分の分断された端部とが連結されたともに、当該一体物と他方側桁とが連結され、上側階段部分の内側のササラ桁と他方の中央側補強部材とが一体物により構成されて、当該一体物と一方側桁の上側階段部分に対応する部分の分断された端部とが連結されたともに、当該一体物と他方側桁とが連結され、柱装置は、横架材が床下地構造体の下方に位置されて、当該横架材と一方の中央側補強部材及び他方の中央側補強部材とが連結されたとともに、一方の柱の上端側と一端側梁とが連結され、かつ、他方の柱の上端側と他端側梁とが連結されたことを特徴とする。
また、根太と柱装置の横架材とが連結されたことを特徴とする。
本発明に係る階段によれば、踊り場の床部の強度を保てるとともに、踊り場の床部の下方の空間利用の制限を受け難くできるとともに、建物の意匠性向上を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(a)は床部と柱装置とを分離して示した斜視図、(b)床部を柱装置で支持した状態を示す斜視図。
折り返し階段を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図(上側省略)。
折り返し階段の踊り場の床部を示す図であり、(a)は図2(a)のA-A矢視図、(b)は図2(a)のB-B矢視図、(c)は図2(a)のC-C矢視図。
折り返し階段の骨組構造を示す斜視図。
(a)は折り返し階段の平面図、(b)は(a)のA-A矢視図、(c)は(a)のB-B矢視図、(d)は(a)のC-C矢視図。
折り返し階段の骨組構造を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施形態1
図1乃至図4に示すように、実施形態1に係る階段3は、階段3の踊り場5の床部2が柱装置1により支持された構成の階段であり、柱装置1は、例えば、床部2の長手方向の一端側に連結される一方の柱1Aと、床部2の長手方向の他端側に連結される他方の柱1Aと、床部2の長手方向の長さ間隔Lに対応した間隔を隔てて設けられた2つの各柱1A,1Aの上端1t,1t側間に亘って設けられて床部2の下面を支持する横架材1Bとを備えた柱装置、即ち、門型に形成された構成の柱装置である。
尚、各柱1A,1Aと横架材1Bとを結合する結合手段としては、例えば、溶接、又は、ガセットプレート及びボルトナット等の機械的結合手段が用いられる。
当該階段3の踊り場5の床部2が柱装置1により支持された構成の階段3によれば、柱の本数が少なくなるとともに、設計時において、床部2の短手方向(前後方向)に対する柱1A,1Aの取付位置を、任意に設定することが可能となる。
従って、階段3の踊り場5の床部2の下方の空間利用の制限を受け難くできるとともに、建物の意匠性向上を図れるようになる。
【0009】
次に、踊り場の床部が上述した実施形態1の柱装置1により支持された構成の屋外の折り返し階段について説明する。
尚、本明細書において、前、後、内、外は、図2乃至図6に示した方向と定義して説明する。
また、図3、図5(b)~(d)は断面図であるが、断面ハッチングは省略してある。
【0010】
図2に示すように、実施形態1に係る屋外の折り返し階段3は、階段部分4が踊り場5を介して折り返すように構成された例えば鋼材骨組(フレーム)構造の階段である。
即ち、折り返し階段3は、階段部分4が下階と上階との間を繋ぐ下側階段部分4A及び上側階段部分4Bを備えて構成され、踊り場5が下側階段部分4Aと上側階段部分4Bとの間に設けられた構成である。
例えば、折り返し階段3は、下側階段部分4Aが下階から斜め上方向に延長して踊り場5に到達した後、踊り場5において折り返して上側階段部分4Bが下側階段部分4Aの傾斜方向とは反対方向である斜め上方向に延長して上階の開放廊下6に到達するように構成された階段である。
(【0011】以降は省略されています)

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