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公開番号2025068398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178278
出願日2023-10-16
発明の名称建築物
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20250421BHJP(建築物)
要約【課題】軒を十分に深くすることができる建築物を提供する。
【解決手段】建築物11は、外壁17と、外壁17に向かって下降するように傾斜した第1傾斜部21を有する第1屋根13と、第1屋根13の下側に設けられ、外壁17に向かって下降するように傾斜した第1天井面27を有する部屋26と、を備える。外壁17には、外側に向かって延出するフラット屋根20が設けられる。フラット屋根20は、外壁17における第1天井面27の下端の高さ以上の位置に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
外壁と、
前記外壁に向かって下降するように傾斜した第1傾斜部を有する第1屋根と、
前記第1屋根の下側に設けられ、前記外壁に向かって下降するように傾斜した第1天井面を有する部屋と、
を備え、
前記外壁には、外側に向かって延出するフラット屋根が設けられ、
前記フラット屋根は、前記外壁における前記第1天井面の下端の高さ以上の位置に配置されている、
建築物。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記フラット屋根は、前記外壁における前記第1天井面の下端と隣接するように配置されている、
請求項1に記載の建築物。
【請求項3】
前記第1屋根は、前記第1傾斜部と等しい角度で前記第1傾斜部とは反対側に向かって下降するように傾斜する第2傾斜部を有し、
前記第1傾斜部は、前記第2傾斜部よりも傾斜方向の長さが短くなっており、
前記フラット屋根は、平面視において、前記第1傾斜部と部分的に重なっている、
請求項1または請求項2に記載の建築物。
【請求項4】
前記部屋は、前記第1傾斜部に沿う前記第1天井面と、前記第2傾斜部に沿う第2天井面とを有し、
前記第1天井面と前記第2天井面との境界である第1境界線は、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との境界である第2境界線と平行であり、かつ、高さ位置が前記第2境界線と前記第2傾斜部の下端との間に位置している、
請求項3に記載の建築物。
【請求項5】
前記外壁からの前記フラット屋根の延出長さは、前記第1境界線から前記第1天井面の下端までの長さの半分よりも長くなっている、
請求項4に記載の建築物。
【請求項6】
前記第1傾斜部に沿って傾斜する第3傾斜部と前記第2傾斜部に沿って傾斜する第4傾斜部とを有した第2屋根を備え、
前記第2屋根は、前記第1屋根に対して前記第2境界線に沿う方向にずれた位置に配置されている、
請求項5に記載の建築物。
【請求項7】
前記第4傾斜部は、前記第2傾斜部と連続するように繋がっている、
請求項6に記載の建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建築物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物として例えば特許文献1に示す住宅が知られている。こうした住宅は、切り妻式の屋根を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-57557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような住宅において、軒を深くしたい場合、切り妻式の屋根を長く延ばせばよい。しかし、切り妻式の屋根は、傾斜しているため、長く延ばしすぎると、軒高が低くなりすぎるので、軒高の制限を受ける。このため、切り妻式の屋根は、あまり長く延ばすことができないので、軒をあまり深くすることができないという問題がある。
【0005】
なお、こうした問題は、切り妻式の屋根を有した建築物に限らず、切り妻式以外の傾斜した屋根を有した建築物においても概ね共通したものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記課題を解決する建築物は、外壁と、前記外壁に向かって下降するように傾斜した第1傾斜部を有する第1屋根と、前記第1屋根の下側に設けられ、前記外壁に向かって下降するように傾斜した第1天井面を有する部屋と、を備え、前記外壁には、外側に向かって延出するフラット屋根が設けられ、前記フラット屋根は、前記外壁における前記第1天井面の下端の高さ以上の位置に配置されている。
【0007】
通常、軒を深くするためには、第1屋根の第1傾斜部を長く延ばせばよい。しかし、第1傾斜部を延ばしすぎると、軒高が低くなりすぎるので、軒高の制限を受ける。このため、第1傾斜部は、あまり長く延ばすことができないので、軒をあまり深くすることができない。この点、この構成によれば、フラット屋根が外壁から外側に向かって延出しているため、フラット屋根の延出長さを長くしても、軒高はほとんど変化しない。したがって、軒を十分に深くすることができる。
【0008】
(2)上記(1)の建築物において、前記フラット屋根は、前記外壁における前記第1天井面の下端と隣接するように配置されている。
この構成によれば、フラット屋根の下面と第1天井面とが連続する状態に近い状態で繋がる。このため、フラット屋根の軒下空間と部屋の中の空間とを自然な感じで繋げることができる。
【0009】
(3)上記(1)または(2)の建築物において、前記第1屋根は、前記第1傾斜部と等しい角度で前記第1傾斜部とは反対側に向かって下降するように傾斜する第2傾斜部を有し、前記第1傾斜部は、前記第2傾斜部よりも傾斜方向の長さが短くなっており、前記フラット屋根は、平面視において、前記第1傾斜部と部分的に重なっている。
この構成によれば、フラット屋根の上側にフラット屋根の軒下空間よりも狭い第1傾斜部の軒下空間が形成されるので、外観のデザイン性の向上に寄与できる。
【0010】
(4)上記(3)の建築物において、前記部屋は、前記第1傾斜部に沿う前記第1天井面と、前記第2傾斜部に沿う第2天井面とを有し、前記第1天井面と前記第2天井面との境界である第1境界線は、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との境界である第2境界線と平行であり、かつ、高さ位置が前記第2境界線と前記第2傾斜部の下端との間に位置している。
この構成によれば、部屋の天井がより空間が広く感じられる勾配天井になるため、より開放的な空間を演出できる。
(【0011】以降は省略されています)

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