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公開番号
2025082222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2024015510
出願日
2024-02-05
発明の名称
長尺部材搬送装置
出願人
光洋機械産業株式会社
代理人
主分類
E04G
21/16 20060101AFI20250521BHJP(建築物)
要約
【課題】長尺部材を迅速にかつ安全に搬送できるとともに、作業員の負担を大幅に軽減することのできる長尺部材搬送装置を提供する。
【解決手段】本発明の長尺部材搬送装置1は、複数階を有する建築物の現場工事に用いられ、上下方向に長尺部材Lを搬送するためのものであって、所定の間隔を隔てて立設された一対のガイド部材2と、各ガイド部材2に沿ってそれぞれ上下方向に移動可能とされ、長尺部材Lを搭載するための一対の搬器3と、各ガイド部材2の上部の間に設けられ、各搬器3をチェーン4で吊下げ支持するとともに各搬器3同士を交互に上下動させるチェーンブロック5とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数階を有する建築物の現場工事に用いられ、上下方向に長尺部材を搬送するための長尺部材搬送装置であって、
所定の間隔を隔てて立設された一対のガイド部材と、
前記各ガイド部材に沿ってそれぞれ上下方向に移動可能とされ、上記長尺部材を搭載するための一対の搬器と、
前記各ガイド部材の間の上方を支点にして前記各搬器をチェーンで吊下げ支持するとともに前記各搬器を交互に上下動させる搬器移動手段と、
を備えることを特徴とする、長尺部材搬送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記一対のガイド部材は、
前記建築物の各階の床面にそれぞれ形成された開口を通過するように立設され、
前記長尺部材は、
前記開口を通じて上下方向に移動されることにより搬送される、請求項1に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項3】
前記搬器は、
前記搬器移動手段によって吊下げ支持される被吊下げ部と、
前記被吊下げ部の下方に前記ガイド部材に沿って延び、所定長さを有する本体部と、
前記本体部の底部に形成され、前記長尺部材を搭載支持するための搭載部と、
前記本体部の中央近傍において備えられ、前記長尺部材を周囲方向から把持するための把持部と、
を備える、請求項1に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項4】
前記把持部は、
前記搬器に対する高さ位置を変位自在とされている、請求項3に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項5】
前記把持部は、
前記長尺部材を互いに異なる方向から挟み込んで保持するための一対の保持部材を備え、
前記一対の保持部材には、
前記保持部材同士が互いに開放状態となることを規制する開放規制機構が設けられている、請求項4に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項6】
前記長尺部材は、
少なくとも一方の端部に凹部が形成されているパイプサポートであり、
前記搭載部には、
前記パイプサポートを位置決めするために前記凹部に挿入される突出片が形成されている、請求項3に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項7】
前記把持部及び前記搭載部は、
前記一対のガイド部材の間の所定の間隔に亘って延びる長さとされており、
前記把持部は、
前記複数の長尺部材をそれぞれ支持するための複数の凹陥部を有する支持部材と、
前記支持部材の前記各凹陥部に対応して取付けられ、前記支持部材に支持される各長尺部材をそれぞれ挟持する複数の挟持部材とを備え、
前記搭載部は、
前記支持部材の前記各凹陥部に対応して複数の突出片が形成されている、請求項4に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項8】
前記把持部及び前記搭載部は、
前記長尺部材を支持するときの、前記ガイド部材に対して直交方向となる状態と、
前記長尺部材を支持しないときの、前記ガイド部材に対して平行方向となる状態とに、
それぞれ回動自在とされている、請求項7に記載の長尺部材搬送装置。
【請求項9】
前記被吊下げ部は、
前記各搬器が前記ガイド部材に沿ってずり落ちるのを防止するための落下防止機構を備えている、請求項3に記載の長尺部材搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建築物の現場工事において長尺状の建築部材を上下方向に搬送するための長尺部材搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えばビル、マンション等の現場工事においては、複数種類の建築部材が用いられ、これらは工事状況に応じて建築物の上層階へ搬送される。この場合、主にクレーンやリフト等が用いられるが、これらは通常、建築物の外部で使用される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記現場工事において、例えばコンクリートの打設等を行う型枠工事を行う際には、長尺状の長尺部材(例えばパイプサポート)が用いられ、建築物の上層階に必要数の長尺部材が搬送される。その場合、長尺部材は、図18に示すように、各階に形成された矩形状の開口Aを利用して作業員が順次手渡しすることにより上層階に搬送されることが多い。
【0004】
具体的には、長尺部材Lを例えば1階F1から3階F3に搬送する場合、それぞれの階F1,F2,F3に作業員を配置し、1階F1の作業員が2階F2の作業員に長尺部材Lを手渡し(同図(a)参照)、2階F2の作業員が3階F3の作業員に長尺部材Lを手渡し(同図(b)参照)、1階F1の作業員が次の長尺部材Lを準備し、3階F3の作業員が搬送した長尺部材Lを床に配置し(同図(c)参照)、1階F1の作業員が2階F2の作業員に次の長尺部材Lを手渡しする(同図(d)参照)といった作業が繰り返し行われる。
【0005】
しかしながら、このような作業員による手渡し作業では、上層階及び下層階の各階のそれぞれに、長尺部材Lを手渡す作業員と手渡される作業員とを配置する必要がある。そして、作業員は、比較的重量がある長尺部材Lを一つずつ手渡しなければならない。そのため、手渡し作業に非常に長時間を要し、作業員にとって多大な負担がかかる作業になるといった問題点があった。また、作業員同士で長尺部材Lを手渡しする際、作業員が誤って手を滑らせて長尺部材Lを落下させるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-31903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、長尺部材(例えばパイプサポート)を迅速にかつ安全に搬送できるとともに、作業員の負担を大幅に軽減することのできる長尺部材搬送装置を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によって提供される長尺部材搬送装置は、複数階を有する建築物の現場工事に用いられ、上下方向に長尺部材を搬送するための長尺部材搬送装置であって、所定の間隔を隔てて立設された一対のガイド部材と、前記各ガイド部材に沿ってそれぞれ上下方向に移動可能とされ、上記長尺部材を搭載するための一対の搬器と、前記各ガイド部材の間の上方を支点にして前記各搬器をチェーンで吊下げ支持するとともに前記各搬器を交互に上下動させる搬器移動手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
本発明の長尺部材搬送装置において、前記一対のガイド部材は、前記建築物の各階の床面にそれぞれ形成された開口を通過するように立設され、前記長尺部材は、前記開口を通じて上下方向に移動されることにより搬送されるとよい。
【0010】
本発明の長尺部材搬送装置において、前記搬器は、前記搬器移動手段によって吊下げ支持される被吊下げ部と、前記被吊下げ部の下方に前記ガイド部材に沿って延び、所定長さを有する本体部と、前記本体部の底部に形成され、前記長尺部材を搭載支持するための搭載部と、前記本体部の中央近傍において備えられ、前記長尺部材を周囲方向から把持するための把持部と、を備えるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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