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公開番号
2025064477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174281
出願日
2023-10-06
発明の名称
構造物の建築方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04G
21/14 20060101AFI20250410BHJP(建築物)
要約
【課題】3Dプリント建築技術による鉛直構造とプレキャスト床パネルによる水平構造を組み合わせたハイブリッド構造により、経済性と居住性を両立した構造物の建築方法を提供すること。
【解決手段】本発明の構造物の建築方法Sは、3Dプリント建築技術を用い、敷地に基礎部10を設置する、基礎工程S1と、積層プリント装置Aによって基礎部10上に硬化性基材Bを帯状に配置し、これを積み上げて構造物Aの壁面をなす鉛直構造部20を構築する、積層工程S2と、鉛直構造部20上に天井スラブ31を積載して構造物Aの天井をなす水平構造部30を構築する、積載工程S3と、を備え、積層工程S2において、硬化性基材Bの帯状の配置を部分的に断絶して積層し、断絶した上部を天井スラブ31で画設することで、鉛直構造部20を連通する開口部22を設けることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
3Dプリント建築技術を用いる構造物の建築方法であって、
敷地に基礎部を設置する、基礎工程と、
積層プリント装置によって前記基礎部上に硬化性基材を帯状に配置し、これを積み上げて構造物の壁面をなす鉛直構造部を構築する、積層工程と、
前記鉛直構造部上に天井スラブを積載して構造物の天井をなす水平構造部を構築する、積載工程と、を備え、
前記積層工程において、前記硬化性基材の帯状の配置を部分的に断絶して積層し、断絶した上部を前記天井スラブで画設することで、前記鉛直構造部を連通する開口部を設けることを特徴とする、
構造物の建築方法。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記積載工程の後に、前記鉛直構造部を前記基礎部と読み替えて、前記積層工程と、前記積載工程と、を繰り返して上層階を構築することを特徴とする、
請求項1に記載の構造物の建築方法。
【請求項3】
前記鉛直構造部が、内部に中空層を備える複層構造であることを特徴とする、
請求項1に記載の構造物の建築方法。
【請求項4】
前記積層プリント装置が、装置本体と、前記装置本体に設けたノズル部と、前記装置本体に設けた走行部と、前記装置本体に設けたガイド部と、を備え、
前記積層工程において、前記ガイド部によって下段に配置した前記硬化性基材をガイドし、前記走行部によって前記硬化性基材に沿って移動しながら、前記ノズル部から前記硬化性基材を吐出して、上段の前記硬化性基材を配置することを特徴とする、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の構造物の建築方法。
【請求項5】
前記積層プリント装置が、前記装置本体に設けた受信部と、前記走行部及び前記受信部と電気的に接続した制御部と、を更に備え、
前記受信部が、座標情報発信手段から座標情報を受信し、前記座標情報に基づいて前記積層プリント装置の現位置を特定し、
前記制御部が、前記現位置に基づいて前記走行部の走行を制御することを特徴とする、
請求項4に記載の構造物の建築方法。
【請求項6】
前記座標情報発信手段が3カ所以上に設置したビーコンであり、
前記受信部が、前記座標情報に基づく複数点測位方式によって、前記積層プリント装置の現位置を特定することを特徴とする、
請求項5に記載の構造物の建築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の建築方法に関し、特に3Dプリント建築技術による鉛直構造とプレキャスト床パネルによる水平構造を組み合わせたハイブリッド構造により、経済性と居住性を両立した構造物の建築方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、3Dプリント技術を利用して家屋などの大型構造物を建築する3Dプリント建築技術が開発されている。3Dプリント建築技術は、大型の積層プリント装置を設置し、基材としてコンクリートやモルタル等の硬化性基材を用いて構造物を建築する技術である。
3Dプリント建築技術は、大型の3Dプリント装置を設置し、敷地上に直接構造物を積層する方法と、3Dプリント技術を用いて構造物の分割資材を製造し、分割資材を現地で組み立てて構造物を建築する方法に大別されるが、近年ではその施工性の高さから、特に敷地に直接構造物を積層する方法が注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-069661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術には、以下の問題点がある。
<1>3Dプリント技術では、下段の基材上に上段の基材を積み上げて垂直方向の面を構築するため、空中に水平構造を構築することができない。このため、壁面に窓や戸口の開口部を設けるには、上枠部分にサポート材を設置するなど別途の工程が必要となり、設計上、開口部の設置個所に制約が生じる。
<2>水平の天井面を構築できないため、基材を下段から上段へ少しずつ室内側にずらして配置し、概ね円形を帯びたドーム状構造を採用せざるを得ない。このため、丸みを帯びた独特の形状となり、意匠性に乏しく、既存構造物と調和しにくい。
<3>円形のドーム状構造は室内にデッドスペースが生じやすく、天井が傾斜するため圧迫感がある。また、構造物の平面形状が略円形となるため、敷地面積に対して居住空間が狭くなりやすい。以上より、居住性が非常に悪い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の構造物の建築方法は、3Dプリント建築技術を用い、敷地に基礎部を設置する、基礎工程と、積層プリント装置によって基礎部上に硬化性基材を帯状に配置し、これを積み上げて構造物の壁面をなす鉛直構造部を構築する、積層工程と、鉛直構造部上に天井スラブを積載して構造物の天井をなす水平構造部を構築する、積載工程と、を備え、積層工程において、硬化性基材の帯状の配置を部分的に断絶して積層し、断絶した上部を天井スラブで画設することで、鉛直構造部を連通する開口部を設けることを特徴とする。
【0006】
本発明の構造物の建築方法は、積載工程の後に、鉛直構造部を基礎部と読み替えて、積層工程と、積載工程と、を繰り返して上層階を構築してもよい。
【0007】
本発明の構造物の建築方法は、鉛直構造部が、内部に中空層を備える複層構造であってもよい。
【0008】
本発明の構造物の建築方法は、積層プリント装置が、装置本体と、装置本体に設けたノズル部と、装置本体に設けた走行部と、装置本体に設けたガイド部と、を備え、積層工程において、ガイド部によって下段に配置した硬化性基材をガイドし、走行部によって硬化性基材に沿って移動しながら、ノズル部から硬化性基材を吐出して、上段の硬化性基材を配置してもよい。
【0009】
本発明の構造物の建築方法は、積層プリント装置が、装置本体に設けた受信部と、走行部及び受信部と電気的に接続した制御部と、を更に備え、受信部が、座標情報発信手段から座標情報を受信し、座標情報に基づいて積層プリント装置の現位置を特定し、制御部が、現位置に基づいて走行部の走行を制御してもよい。
【0010】
本発明の構造物の建築方法は、座標情報発信手段が3カ所以上に設置したビーコンであり、受信部が、座標情報に基づく複数点測位方式によって、積層プリント装置の現位置を特定してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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