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公開番号2025024369
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128419
出願日2023-08-07
発明の名称免震構造
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04B 1/68 20060101AFI20250213BHJP(建築物)
要約【課題】非免震部と免震部とを接続するように設けられる傾斜路の幅方向端部において、水平方向のクリアランスを確保するために上下方向のクリアランスを大きくする必要のない免震構造を提供する。
【解決手段】免震構造10は、非免震部11に設けられて免震部12の床部33に連なる傾斜路13を有する。免震構造10は、傾斜路13の幅方向における端部にエキスパンションジョイント16を備える。エキスパンションジョイント16は、傾斜路13の幅方向における端部から床部33に向かって上下方向に延びて、上端面37aが水平方向に延びる端壁部37と、所定の上下幅Lを有するクリアランス38が設けられた状態で端壁部37の上端面37aに対向配置される床外縁部40と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
免震部および非免震部の一方に設けられて前記免震部および前記非免震部の他方の床部に連なる傾斜路を有する免震構造であって、
前記傾斜路の幅方向における端部にエキスパンションジョイントを備え、
前記エキスパンションジョイントは、
前記免震部および前記非免震部の一方に設けられ、前記傾斜路の幅方向における端部から前記床部に向かって上下方向に延びる端壁部と、
前記床部の一部であって、水平方向に延びるクリアランスを介して前記端壁部に対向配置される床外縁部と、を有する
免震構造。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記エキスパンションジョイントは、第1エキスパンションジョイントであり、
前記傾斜路の延在方向における前記床部側の端部に第2エキスパンションジョイントを備え、
前記第2エキスパンションジョイントは、
前記床部に支持されて前記傾斜路の幅方向に延びるレールと、
前記レールに沿って移動可能に前記レールに連結されて前記非免震部と前記免震部との間のクリアランスを覆うカバーパネルと、を有する
請求項1に記載の免震構造。
【請求項3】
前記傾斜路は、前記非免震部に設けられて前記床部へ向かう上り勾配を形成しており、
前記端壁部は、前記床外縁部に向かって上方に延びている
請求項1または2に記載の免震構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非免震部と免震部との間に傾斜路を有する免震構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、免震構造においては、非免震部と免震部は、これらの間にクリアランスを有するエキスパンションジョイントによって接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-037764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、免震構造においては、例えば非免震部に、免震部に連なるような傾斜路が設けられることがある。こうした場合、傾斜路の幅方向における端部では、施工性を考慮して、傾斜路の勾配に合わせて傾斜したクリアランスが設けられることが通常である。しかしながら、この構造では、水平方向のクリアランスを確保するために上下方向のクリアランスを大きくしなければならなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する免震構造は、免震部および非免震部の一方に設けられて前記免震部および前記非免震部の他方の床部に連なる傾斜路を有する。前記免震構造は、前記傾斜路の幅方向における端部にエキスパンションジョイントを備える。前記エキスパンションジョイントは、前記免震部および前記非免震部の一方に設けられ、前記傾斜路の幅方向における端部から前記床部に向かって上下方向に延びる端壁部と、前記床部の一部であって、水平方向に延びるクリアランスを介して前記端壁部に対向配置される床外縁部と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、水平方向のクリアランスを確保するために上下方向のクリアランスを大きくする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
免震構造の一実施形態において非免震部と免震部との位置関係を模式的に示す上面図である。
図1における2-2線の断面を模式的に示す図である。
図2における3-3線の断面を模式的に示す図である。
非免震部と免震部とが水平方向に相対移動する際の様子を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図4を参照して、免震構造の一実施形態について説明する。
図1は、免震構造10における非免震部11と免震部12との位置関係を模式的に示す上面図である。図1において、薄いドットの部分が非免震部11であり、濃いドットの部分が免震部12である。免震構造10は、非免震部11と免震部12との間における高低差に応じた傾斜路13を有する。図1においては傾斜路13の部分にハッチングを付している。本実施形態において、傾斜路13は、非免震部11に設けられている。傾斜路13は、例えば真空コンクリートによって形成される。傾斜路13は、図1における右側から左側に向かって、免震部12へと連なる緩やかな上り勾配を形成している。
【0009】
免震構造10は、傾斜路13の頂部(図1における傾斜路13の左側端部)において非免震部11と免震部12とを接続するエキスパンションジョイント15を有する。また、免震構造10は、図1における傾斜路13の上側端部において非免震部11と免震部12とを接続するエキスパンションジョイント16を有する。
【0010】
なお、エキスパンションジョイント16が第1エキスパンションジョイントであり、エキスパンションジョイント15が第2エキスパンションジョイントである。また、以下では、図1における左右方向を傾斜路13の延在方向、図1における上下方向を傾斜路13の幅方向という。また、図1の左右方向における右側を基端側、左側を先端側という。
(【0011】以降は省略されています)

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