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公開番号
2025036869
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143479
出願日
2023-09-05
発明の名称
ドレンチャー設備
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
A62C
2/00 20060101AFI20250310BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】茅葺き屋根の建築物の意匠性を保持することができるドレンチャー設備を提供する。
【解決手段】建築物10は、棟部13内において棟木20に支持されるとともに棟木20の延在方向に並設され、棟部13を構成する鞍を支持する複数の支持部22と、鞍の頂部を棟木20の延在方向に延びる中空管形状の烏威17と、を有する。ドレンチャー設備30は、複数の支持部22に支持され、棟部13の内部を延在方向に延びる給水管31と、給水管31から分岐して烏威17の内部へと配管され、烏威17から上方へ延びる複数の分岐管35と、複数の分岐管35の上端部に設けられたドレンチャーヘッド36と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
棟部を有する茅葺き屋根の建築物に設置されるドレンチャー設備であって、
前記建築物は、
前記棟部内において棟木に支持されるとともに前記棟木の延在方向に並設され、前記棟部を構成する鞍を支持する複数の支持部と、
前記鞍の頂部を前記延在方向に延びる中空管形状の烏威と、を有し、
前記ドレンチャー設備は、
前記複数の支持部に支持され、前記棟部の内部を前記延在方向に延びる給水管と、
前記給水管から分岐して前記烏威の内部へと配管され、前記烏威から上方へ延びる複数の分岐管と、
前記複数の分岐管の上端部に設けられたドレンチャーヘッドと、を備える
ドレンチャー設備。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記給水管は、前記烏威の下方を前記延在方向に延びており、
前記複数の分岐管は、前記複数の支持部との干渉が回避される位置を前記烏威に向かって前記給水管から上方に延びている
請求項1に記載のドレンチャー設備。
【請求項3】
前記複数の分岐管は、前記給水管から上方に延びて前記烏威を上下方向で貫通し、前記ドレンチャーヘッドの設置位置に到達する分岐管を含む
請求項2に記載のドレンチャー設備。
【請求項4】
前記複数の分岐管は、前記ドレンチャーヘッドの設置位置に応じて、前記烏威の内部を前記延在方向に延びる部分を有する分岐管を含む
請求項3に記載のドレンチャー設備。
【請求項5】
前記支持部は、
上下方向に延びて前記棟木を横方向で挟む一対の第1規制材と、
前記一対の第1規制材に連結されて前記棟木を上下方向で挟む一対の第2規制材と、
前記一対の第1規制材の上端部に連結されて、前記横方向に延びる横材と、を有し、
前記給水管は、前記横材の上面に支持されるように配設されている
請求項1~4のいずれか一項に記載のドレンチャー設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茅葺き屋根に設置されるドレンチャー設備に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、市街地などにおいては、例えば特許文献1のような茅葺き屋根を有する建築物の建築は、建築基準法によって規制されている。一方、文化的な価値の高い建築物のなかには、茅葺き屋根が採用されている建築物も多く存在する。こうした建築物においては、周囲の火災からの延焼を防止することを目的として、茅葺き屋根に放水を行うドレンチャー設備が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-063199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、茅葺き屋根が採用されている建築物には、文化的な価値の高い建築物が多く存在する。そのため、建築物の意匠性を保持できるドレンチャー設備が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するドレンチャー設備は、棟部を有する茅葺き屋根の建築物に設置される。前記建築物は、前記棟部内において棟木に支持されるとともに前記棟木の延在方向に並設され、前記棟部を構成する鞍を支持する複数の支持部と、前記鞍の頂部を前記延在方向に延びる中空管形状の烏威と、を有する。前記ドレンチャー設備は、前記複数の支持部に支持され、前記棟部の内部を前記延在方向に延びる給水管と、前記給水管から分岐して前記烏威の内部へと配管され、前記烏威から上方へ延びる複数の分岐管と、前記複数の分岐管の上端部に設けられたドレンチャーヘッドと、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、茅葺き屋根の建築物の意匠性を保持しつつドレンチャー設備を設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ドレンチャー設備の一実施形態が設置された建築物の概略構成を示す斜視図である。
棟木の横断面方向における棟部の内部構造を模式的に示す図である。
横方向から見た棟部の内部構造を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図3を参照して、ドレンチャー設備の一実施形態について説明する。
図1に示すように、ドレンチャー設備30は、茅葺き屋根11を有する建築物10に設置される。ドレンチャー設備30は、周囲に火災が発生したときなどに茅葺き屋根11に放水する防火設備である。
【0009】
茅葺き屋根11は、茅を葺いた屋根本体12と、屋根本体12の頂部に設けられた棟部13と、を有する。棟部13には、竹材などで形成された鞍15が設けられている。茅葺き屋根11は、鞍15の頂部に沿って延びる烏威17を有する。
【0010】
(棟部)
図2に示すように、棟部13の内部には、棟木20が配設されている。棟木20は、図2における紙面直交方向に延びている。棟木20が延びる方向であって図2に示すX方向を延在方向という。棟木20は、延在方向に並設された扠首21によって支持されている。なお、扠首21の周りには、棟木20の延在方向に延びる図示されない屋中竹や竹垂木、えつり竹などが配設されている。また、棟木20の延在方向に直交する面方向を横断面方向、その横断面方向において上下方向(図2に示すZ方向)に直交する方向を横方向という。図2において、Y方向およびZ方向を含むYZ平面方向が横断面方向であり、Y方向が横方向である。
(【0011】以降は省略されています)
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