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公開番号
2025044511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152113
出願日
2023-09-20
発明の名称
壁材形成方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
2/86 20060101AFI20250326BHJP(建築物)
要約
【課題】粘土状の硬化性材料の条材を布設して積層することによって形成される壁材の強度を高めることができる壁材形成方法を提供する。
【解決手段】壁材形成方法は、粘土状の条材を布設し積層することによって壁材を形成する。壁材は、縦リブ付き壁部15を有する。縦リブ付き壁部15は、左壁部16と、右壁部17と、左壁部16と右壁部17との間に形成される縦リブ部12と、を有する。壁材形成方法は、左壁部16を形成する左壁部形成工程と、左壁部16に接続して縦リブ部12を形成する縦リブ部形成工程と、縦リブ部12に接続して右壁部17を形成する右壁部形成工程と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
粘土状の条材を布設し積層して壁材を形成する壁材形成方法であって、
前記壁材は、
左壁部と、右壁部と、前記左壁部と前記右壁部との間に形成される縦リブ部と、を有し、
前記左壁部を形成する左壁部形成工程と、
前記左壁部に接続して前記縦リブ部を形成する縦リブ部形成工程と、
前記縦リブ部に接続して前記右壁部を形成する右壁部形成工程と、を有する
壁材形成方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記左壁部形成工程は、前記左壁部の左端部から前記条材を右進させる左壁部右進条材布設ステップを有し、
前記縦リブ部形成工程は、
前記左壁部と前記縦リブ部の接合部において前記条材の布設方向を右方向から前方向へ屈折させる縦リブ部接合部前方向屈折ステップと、
前記左壁部と前記縦リブ部の接合部から前記条材を前進させる縦リブ部前進条材布設ステップと、
前記縦リブ部の前端部において前記条材の布設方向を前方向から後方向へ折り返す縦リブ部前端部折り返しステップと、
前記縦リブ部の前端部から前記条材を後進させる縦リブ部後進条材布設ステップと、を有し、
前記右壁部形成工程は、前記右壁部と前記縦リブ部の接合部において前記条材の布設方向を後方向から右方向へ屈折させる縦リブ部接合部右方向屈折ステップと、前記右壁部と前記縦リブ部との接合部から前記右壁部の右端部まで前記条材を右進させる右壁部右進条材布設ステップと、を有する
請求項1に記載の壁材形成方法。
【請求項3】
前記左壁部形成工程は、前記縦リブ部の後側を、前記条材を左進させる左壁部左進条材布設ステップを有し、
前記右壁部形成工程は、前記右壁部の右端部において前記縦リブ部の後側へ前記条材を折り返す右壁部右端部折り返しステップと、前記縦リブ部の後側を、前記条材を左進させる右壁部左進条材布設ステップと、を有し、
前記右壁部左進条材布設ステップに連続して前記左壁部左進条材布設ステップを行う
請求項1または2に記載の壁材形成方法。
【請求項4】
粘土状の条材を左右方向に布設し積層して壁材を形成する壁材形成方法であって、
前記壁材は、
下壁部と、上壁部と、前記下壁部と前記上壁部との間に形成される横リブ部と、を有し、
前記下壁部を形成する下壁部形成工程と、
前記下壁部に接続して前記横リブ部を形成する横リブ部形成工程と、
前記横リブ部に接続して前記上壁部を形成する上壁部形成工程と、を有する
壁材形成方法。
【請求項5】
前記横リブ部形成工程は、
少なくとも一部が前記下壁部よりも前側に位置する突出部が形成される状態で前記条材を右進させる横リブ部右進条材布設ステップと、
前記横リブ部の右端部において前記条材を後側へ折り返す横リブ部右端部折り返しステップと、
前記突出部の後側を、前記条材を左進させる横リブ部左進条材布設ステップと、を有し、
横リブ部左進条材布設ステップでは、前記下壁部の後面と面一となるように前記条材を布設する
請求項4に記載の壁材形成方法。
【請求項6】
粘土状の条材を布設し積層して壁材を形成する壁材形成方法であって、
前記壁材は、
壁本体と、前記壁本体に一体的に形成される縦リブ部および横リブ部と、を有し、
前記壁本体を形成する壁本体形成工程と、
前記壁本体に接続して前記縦リブ部を形成する縦リブ部形成工程と、
前記壁本体に接続して前記横リブ部を形成する横リブ部形成工程と、を有し、
前記横リブ部形成工程の途中に前記縦リブ部形成工程を行うことで前記縦リブ部と前記横リブ部との交差部分を形成する
壁材形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘土状の硬化性材料の条材を布設して積層することによって壁材を形成する壁材形成方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、粘土状の硬化性材料の条材を布設して積層することにより、壁材を構築する工法が開示されている。こうした壁材は、硬化性材料としてモルタルを用いることにより、コンクリートなどのセメント組成物を打設する際の型枠として利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-157336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、型枠には、打設されたセメント組成物に基づく側圧が作用する。特許文献1の工法では、その側圧に抵抗する十分な強度を型枠に確保するうえで、厚さを大きくしたり、金具を用いて補強したりする必要があった。なお、こうした強度の問題は、型枠に用いられる壁材に限られない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する壁材形成方法は、粘土状の条材を布設し積層して壁材を形成する。前記壁材は、左壁部と、右壁部と、前記左壁部と前記右壁部との間に形成される縦リブ部と、を有する。前記壁材形成方法は、前記左壁部を形成する左壁部形成工程と、前記左壁部に接続して前記縦リブ部を形成する縦リブ部形成工程と、前記縦リブ部に接続して前記右壁部を形成する右壁部形成工程と、を有する。
【0006】
上記構成によれば、縦リブ部によって壁材の強度を高めることができる。
上記構成において、前記左壁部形成工程は、前記左壁部の左端部から前記条材を右進させる左壁部右進条材布設ステップを有する。前記縦リブ部形成工程は、前記左壁部と前記縦リブ部の接合部において前記条材の布設方向を右方向から前方向へ屈折させる縦リブ部接合部前方向屈折ステップと、前記左壁部と前記縦リブ部の接合部から前記条材を前進させる縦リブ部前進条材布設ステップと、前記縦リブ部の前端部において前記条材の布設方向を前方向から後方向へ折り返す縦リブ部前端部折り返しステップと、前記縦リブ部の前端部から前記条材を後進させる縦リブ部後進条材布設ステップと、を有する。前記右壁部形成工程は、前記右壁部と前記縦リブ部の接合部において前記条材の布設方向を後方向から右方向へ屈折させる縦リブ部接合部右方向屈折ステップと、前記右壁部と前記縦リブ部との接合部から前記右壁部の右端部まで前記条材を右進させる右壁部右進条材布設ステップと、を有する。
【0007】
上記構成によれば、左壁部形成工程、縦リブ部形成工程、および、右壁部形成工程が有する各ステップが連続して行われるため、壁材の形成時間の短縮を図ることができる。
上記構成において、前記左壁部形成工程は、前記縦リブ部の後側を、前記条材を左進させる左壁部左進条材布設ステップを有する。前記右壁部形成工程は、前記右壁部の右端部において前記縦リブ部の後側へ前記条材を折り返す右壁部右端部折り返しステップと、前記縦リブ部の後側を、前記条材を左進させる右壁部左進条材布設ステップと、を有する。前記右壁部左進条材布設ステップに連続して前記左壁部左進条材布設ステップを行う。
【0008】
上記構成によれば、右壁部左進条材布設ステップと左壁部左進条材布設ステップとが連続して行われることで、形成時間の短縮を図ることができる。また、条材の右進および左進によって左壁部および右壁部が形成されるため、左壁部および右壁部の厚さについての自由度を高めることができる。
【0009】
上記課題を解決する壁材形成方法は、粘土状の条材を左右方向に布設し積層して壁材を形成する。前記壁材は、下壁部と、上壁部と、前記下壁部と前記上壁部との間に形成されて前記セメント組成物に埋設される横リブ部と、を有する。前記壁材形成方法は、前記下壁部を形成する下壁部形成工程と、前記下壁部に接続して前記横リブ部を形成する横リブ部形成工程と、前記横リブ部に接続して前記上壁部を形成する上壁部形成工程と、を有する。
【0010】
上記構成によれば、横リブ部によって壁材の強度を高めることができる。
上記構成において、前記横リブ部形成工程は、少なくとも一部が前記下壁部よりも前側に位置する突出部が形成される状態で前記条材を右進させる横リブ部右進条材布設ステップと、前記横リブ部の右端部において前記条材を後側へ折り返す横リブ部右端部折り返しステップと、前記突出部の後側を、前記条材を左進させる横リブ部左進条材布設ステップと、を有し、横リブ部左進条材布設ステップでは、前記下壁部の後面と面一となるように前記条材を布設する。
(【0011】以降は省略されています)
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