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公開番号
2025042998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150258
出願日
2023-09-15
発明の名称
構造体の施工方法
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
E04B
1/35 20060101AFI20250321BHJP(建築物)
要約
【課題】運搬性、施工性に優れ、建築物を効率的に建築することが可能な構造体の施工方法を提供する。
【解決手段】建築物の内部構造の少なくとも一部を構成し、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向に展開可能な構造体(1)の施工方法であって、構造体(1)は、展開前におけるX方向、Y方向、Z方向のうちの所定方向の寸法が、展開後における当該所定方向の寸法より小さい構造体であり、展開前において構造体(1)を加工する加工工程(S104)と、展開前の構造体(1)を、展開後において設置する設置場所へ運搬する運搬工程(S102)と、運搬された構造体(1)を展開して設置する展開設置工程(S103)と、展開された構造体(1)を固定機構により固定する固定工程(S104)と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物の内部構造の少なくとも一部を構成し、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向に展開可能な構造体の施工方法であって、
前記構造体は、展開前における前記X方向、前記Y方向、前記Z方向のうちの所定方向の寸法が、展開後における当該所定方向の寸法より小さい構造体であり、
前記展開前において前記構造体を加工する加工工程と、
前記展開前の前記構造体を、前記展開後において設置する設置場所へ運搬する運搬工程と、
前記運搬された前記構造体を展開して設置する展開設置工程と、
前記展開された前記構造体を固定機構により固定する固定工程と、
を有する構造体の施工方法。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の構造体の施工方法であって、
前記展開は、折り畳まれた状態から広げた状態への展開である、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の構造体の施工方法であって、
前記加工工程において、前記構造体及び前記固定機構が一体的に形成される、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項4】
請求項3に記載の構造体の施工方法であって、
前記構造体は、部材がピン接合されたトラス構造体であり、
前記ピン接合における回転により前記展開が行われる、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項5】
請求項3に記載の構造体の施工方法であって、
前記構造体は、部材がピン接合されたトラス構造体であり、
前記部材における伸縮により前記展開が行われる、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項6】
請求項3に記載の構造体の施工方法であって、
前記構造体は、複数の部品を有し、
前記固定機構は、前記部品同士を差し込み式の接合によって固定する、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項7】
請求項3に記載の構造体の施工方法であって、
前記構造体は、複数の部品を有し、
前記固定機構は、前記部品同士をボルト接合によって固定する、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項8】
請求項1または2に記載の構造体の施工方法であって、
前記構造体は、複数のストラット部材を有し、
前記ストラット部材が交点で開閉可能に接続されているシザーズ構造体であり、前記展開は、前記ストラット部材の一方の端同志を近接させることによって、前記ストラット部材の他方の端が前記他方へ伸長する、ことを特徴とする構造体の施工方法。
【請求項9】
請求項1または2に記載の構造体の施工方法であって、
前記構造体は、3Dプリンタを用いて加工される、ことを特徴とする構造体の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造体の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、建築物を建築する際に、当該建築物の一部を構成する構造体として、木材や鋼管等の棒状部材を多角形状に組み合わせて構成するトラス構造体を用いることが広く行われている。例えば、特許文1には、三角形を組み合わせた4面体トラスで、空間を隙間なく充填することによって、強度が弱くて変形しやすい5面体構造を有さず、強度が高く構造が単純であるため、設計と組立が容易なトラス構造体に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-211438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今、トラス構造体等の構造体を、3Dプリンタやロボットアーム等の工作機械を用いて形成する技術が研究・実用化されている。しかしながら、そのような工作機械を用いる場合、工作機械自体の可動範囲の制約等によって、形成可能な構造体の大きさが制限され、大型の構造体に適用することが難しいという問題があった。また、大型の構造体を形成できたとしても、建築現場へ運搬して施工する際に、運搬性や施工性が不十分であるという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運搬性、施工性に優れ、建築物を効率的に建築することが可能な構造体の施工方法を提供する、ことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための主たる発明は、建築物の内部構造の少なくとも一部を構成し、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向に展開可能な構造体の施工方法であって、前記構造体は、展開前における前記X方向、前記Y方向、前記Z方向のうちの所定方向の寸法が、展開後における当該所定方向の寸法より小さい構造体であり、前記展開前において前記構造体を加工する加工工程と、前記展開前の前記構造体を、前記展開後において設置する設置場所へ運搬する運搬工程と、前記運搬された前記構造体を展開して設置する展開設置工程と、前記展開された前記構造体を固定機構により固定する固定工程と、を有する構造体の施工方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、運搬性、施工性に優れ、建築物を効率的に建築することが可能な構造体の施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
建築物の屋根の内部構造としてトラス構造体を用いた場合について説明する図である。
本実施形態に係る構造体の施工方法について説明するフロー図である。
図3A及び図3Bは、加工工程にて加工構造体1について説明する図である。
棒状部材10及び接合部20の構成について説明する図である。
図5A及び図5Bは、棒状部材10及び接合部20の加工方法の一例について説明する図である。
棒状部材10の伸縮機構について説明する図である。
棒状部材10に設けられた固定機構の一例について説明する図である。
棒状部材10に設けられた固定機構の他の例について説明する図である。
シザーズ構造体2について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
建築物の内部構造の少なくとも一部を構成し、互いに直交するX方向、Y方向、Z方向に展開可能な構造体の施工方法であって、前記構造体は、展開前における前記X方向、前記Y方向、前記Z方向のうちの所定方向の寸法が、展開後における当該所定方向の寸法より小さい構造体であり、前記展開前において前記構造体を加工する加工工程と、前記展開前の前記構造体を、前記展開後において設置する設置場所へ運搬する運搬工程と、前記運搬された前記構造体を展開して設置する展開設置工程と、前記展開された前記構造体を固定機構により固定する固定工程と、を有する構造体の施工方法。
(【0011】以降は省略されています)
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