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公開番号
2025028645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133589
出願日
2023-08-18
発明の名称
吹出口装置
出願人
株式会社大林組
,
空研工業株式会社
,
空調技研工業株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
13/06 20060101AFI20250221BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】 矩形状の開口部の長手方向に外壁や窓が位置する吹出口配置形態であっても、調和空気の気流を複数方向に進行させて、室内空間のインテリアゾーンから調和空気を外壁や窓側に広く拡散させられる、吹出口装置を提供する。
【解決手段】 天井60に設けられる吹出口本体の矩形状の開口部11に、複数の気流案内部21、22を開口部長手方向に並べて配設し、吹出口本体に流入した調和空気を、開口部11の各気流案内部21、22で案内して、気流案内部21、22ごとの案内方向の設定に基づいて複数方向に吹出された各気流が窓に向けて室内空間を進行することから、窓から離れた吹出口位置から、調和空気の気流をインテリアゾーンにはできるだけ拡散させない一方、窓に対しては広範囲に到達させられ、窓を覆うようなカーテン状の気流を生じさせて外部環境の影響を抑えられる。
【選択図】 図12
特許請求の範囲
【請求項1】
空気調和対象の室内空間における天井に配設され、室内空間に調和空気を吹出す吹出口装置において、
調和空気が通過可能な矩形開口断面の開口部を取囲んだ略箱状体として形成され、天井内で調和空気を供給され、前記開口部から調和空気を室内空間へ吹出す吹出口本体と、
前記吹出口本体の開口部に当該開口部の長手方向に並べて複数組配設され、室内空間に面する外壁又は窓に向かう所定の向きに調和空気をそれぞれ案内する気流案内部と、
前記吹出口本体の開口部を少なくとも覆う大きさの略板状体で形成され、調和空気を通過させる貫通孔を複数並べて穿設され、吹出口本体の室内空間側の端部に配設される化粧グリルとを備え、
前記吹出口本体が、前記外壁又は窓に前記開口部の長手方向一端部を向ける配置とされて、前記外壁又は窓から離れた天井所定箇所に配設され、
前記気流案内部が、前記吹出口本体の開口部の長手方向に対し傾いた所定方向に所定間隔で複数並べて配設される略板状の案内羽根を有し、当該案内羽根に沿わせて調和空気を斜め下向きに案内可能とされ、
前記気流案内部のうち、前記外壁又は窓に対し近位側となる第一の気流案内部が、前記案内羽根の並ぶ方向を、前記開口部の長手方向に対し傾けた所定の一の方向とされ、前記外壁又は窓に対し遠位側となる第二の気流案内部が、前記案内羽根の並ぶ方向を、前記開口部の長手方向に対し前記第一の気流案内部とは反対側に傾けた所定の他の方向とされることを
特徴とする吹出口装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記請求項1に記載の吹出口装置において、
前記吹出口本体が、天井内の空気供給用ダクトと接続されて調和空気を流入させる筒状のネック部と、吹出口本体から吹出す調和空気の流量を調整するシャッターとを有し、
前記ネック部が、前記吹出口本体における長手方向の中央部分から外方に突出し、内部を前記開口部に連通させて設けられ、
前記シャッターが、複数の貫通孔が所定間隔で並べてそれぞれ設けられた板状の固定部と可動部とからなり、当該固定部と可動部とを重ね合わせた状態で、前記吹出口本体内部を前記ネック部より下側且つ前記気流案内部より上側となる位置で上下に仕切る配置として設けられてなり、固定部に対し可動部を貫通孔の並ぶ方向にずらして固定部と可動部における貫通孔相互の連通度合いを調整可能とされることを
特徴とする吹出口装置。
【請求項3】
前記請求項2に記載の吹出口装置において、
前記ネック部が、前記吹出口本体における開口部の長手方向と平行な側面の一方に設けられてなり、
前記第一の気流案内部における前記案内羽根の並ぶ前記一の方向が、前記開口部の長手方向に対し前記吹出口本体におけるネック部のある側面とは反対側に傾けた向きとされることを
特徴とする吹出口装置。
【請求項4】
前記請求項2に記載の吹出口装置において、
前記吹出口本体が、前記開口部の長手方向に対し直角となる向きで、吹出口本体内部の前記シャッターより上側となる上部空間に配設される第一仕切板を有し、
当該第一仕切板が、前記上部空間を前記開口部の長手方向で二つに仕切る所定位置に配置され、前記上部空間における調和空気の移動を一部制限して、前記第一の気流案内部から吹出す調和空気の流量より、前記第二の気流案内部から吹出す調和空気の流量を多くすることを
特徴とする吹出口装置。
【請求項5】
前記請求項4に記載の吹出口装置において、
前記吹出口本体が、前記開口部の長手方向に対し平行となる向きで、吹出口本体内部の前記上部空間のうち、前記第一仕切板より前記外壁又は窓に対し遠位側となる領域に配設される第二仕切板を有し、
前記ネック部が、前記吹出口本体における開口部の長手方向と平行な側面の一方に設けられてなり、
前記第二仕切板が、前記領域のうち前記シャッター寄り部分を、前記開口部の短手方向で二つに仕切る所定位置に配置され、前記領域における調和空気の移動を一部制限して、少なくともシャッターを経て第二の気流案内部に向かう調和空気を、開口部の短手方向について流量が均等となるようにすることを
特徴とする吹出口装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和の対象となる室内空間における天井等に配置され、室内空間に対し調和空気を吹出す吹出口装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
空気調和の対象となる室内空間のうち、熱が出入りしやすいなど外部環境の影響を受ける建物外周部、すなわち、外壁や窓、出入口など、の近傍の領域(ペリメータゾーン)に対し、より内側の空間領域(インテリアゾーン)の空気調和を分離して、熱負荷の軽減を図ることは従来から一般的に行われている。具体的には、外壁や窓を内側から覆うようにカーテン状の空気流を生じさせ、人の動作及び視界や採光の障害となる仕切りを設けることなく、外部からインテリアゾーンを熱的に分断する手法が多く用いられている。
【0003】
こうしたカーテン状の空気流を生じさせる装置としては、ライン型の吹出口装置を採用することが多かった。ライン型の吹出口装置は、細長い線状の開口部を備えることで、吹出気流を開口部形状に対応させて比較的狭い領域に集中させることができた。
【0004】
ライン型の吹出口装置を用いる場合、吹出口から出た気流が室内空気を誘引して拡散し、有効に領域の分離を図ることができない事態を防ぐため、吹出口装置をペリメータゾーンである外壁や窓のすぐ近く、すなわち、外壁や窓の近傍の天井に設けて、吹出気流をなるべく拡散させずに利用するようにしていた。
【0005】
このように、ライン型の吹出口装置は、カーテン状の空気流を生じさせる場合、外壁や窓の近傍の天井に設けるようにされていた。ただし、この場合、天井における吹出口装置の設置箇所は、架構式の建物における梁配設箇所より外側に位置することとなる。
【0006】
そのため、ライン型の吹出口装置設置に際しては、天井内における梁外側の狭小空間で作業を行う必要が生じていた。加えて、吹出口装置への給気用のダクトは、天井内で建物内方から梁を貫通するように設けられた上で吹出口装置に接続されなければならなかった。これらの点により、吹出口設置に係るコストが大きくなるという問題が生じていた。
【0007】
これに対し、外壁や窓の近傍を流れる所望の調和空気気流を、外壁や窓から離れた箇所からの吹出しでも得られるようにして、インテリアゾーンへの外部環境の影響を抑える状態を確保しつつ、設置をより簡略に行える吹出口装置が提案されている。
このような従来の吹出口装置の一例として、特許第6896244号公報に記載されるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6896244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記特許文献に示されるような従来の吹出口装置は、室内空間のインテリアゾーンに配置しても、室内空間に吹出した調和空気の気流をペリメータゾーンに到達させることができると共に、インテリアゾーンにおける居住域でドラフトを生じさせにくいという特長を有していた。
【0010】
この従来の吹出口装置では、吹出口開口部にその長手方向に並べて設けた案内羽根で調和空気を案内することにより、矩形の開口部から吹出される調和空気の気流を斜め下向きで、且つ、気流の進行方向における水平成分が開口部の長手方向で一方の短辺に向かうようにされる仕組みとなっている。
(【0011】以降は省略されています)
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