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公開番号2025037067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143795
出願日2023-09-05
発明の名称接合方法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E04B 1/58 20060101AFI20250310BHJP(建築物)
要約【課題】効率よくコンクリート部材を接合できる接合方法を提供する。
【解決手段】直線状に延びる管状の第1鞘管を第1側面に対して交差する方向に延びるようにコンクリートに埋設し、第1鞘管内部と連通した第1開口が第1側面に形成されるように第1コンクリート部材を製作する工程と、直線状に延びる管状の第2鞘管を、第2側面に対して交差する方向に延びるようにコンクリートに埋設し、第2鞘管内部と連通した第2開口が第2側面に形成されるように第2コンクリート部材を製作する工程と、第1鞘管に鋼材を挿入する挿入工程と、第1開口と前記第2開口とが対向するように、第1コンクリート部材及び第2コンクリート部材を近接させる工程と、鋼材を第1鞘管と前記第2鞘管の両方の内部に位置するように移動させる移動工程と、第1鞘管及び前記第2鞘管の内部に、鋼材と前記第1鞘管及び前記第2鞘管とを固着させる固着材を注入する工程と、を含む接合方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1側面を有する第1コンクリート部材及び第2側面を有する第2コンクリート部材を接合する接合方法であって、
全長に亘って直線状に延びる管状の第1鞘管を、前記第1側面に対して交差する方向に延びるようにコンクリートに埋設し、前記第1鞘管内部と連通した第1開口が前記第1側面に形成されるように第1コンクリート部材を製作する工程と、
直線状に延びる管状の第2鞘管を、前記第2側面に対して交差する方向に延びるようにコンクリートに埋設し、前記第2鞘管内部と連通した第2開口が前記第2側面に形成されるように第2コンクリート部材を製作する工程と、
前記第1鞘管に鋼材を挿入する挿入工程と、
前記第1開口と前記第2開口とが対向するように、前記第1コンクリート部材及び前記第2コンクリート部材を近接させる工程と、
前記鋼材を前記第1鞘管と前記第2鞘管の両方の内部に位置するように移動させる移動工程と、
前記第1鞘管及び前記第2鞘管の内部に、前記鋼材と前記第1鞘管及び前記第2鞘管とを固着させる固着材を注入する工程と、
を含む、接合方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記移動工程において、前記第1鞘管及び前記第2鞘管の少なくとも1つの内部の気圧を変えることによって前記鋼材を移動させる、
請求項1に記載の接合方法。
【請求項3】
前記第1鞘管及び前記鋼材はねじ係合し、
前記移動工程において、前記鋼材を前記第1鞘管に対して回転させることによって前記鋼材を移動させる、請求項1に記載の接合方法。
【請求項4】
前記鋼材と前記第1鞘管及び前記第2鞘管の少なくとも1つとの間に発生する摩擦を低減させる部材を、前記第1鞘管及び前記第2鞘管の少なくとも1つの内部に設置する工程をさらに含む、
請求項1に記載の接合方法。
【請求項5】
硬化材を前記第1側面と前記第2側面との間に充填する工程をさらに含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の接合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接合方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、鉄筋コンクリート構造物の施工の高品質化、工期短縮等を図るため、特許文献1に示されるように、プレキャストコンクリート造(以下、PCという。)の柱や梁等の部材が広く用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-278257号公報
【非特許文献】
【0004】
日比野孝一、ほか3名、「21514 重ね継手を用いたハーフプレキャスト梁の耐震性能に関する研究:(その1実験の概要)コンクリートと鉄筋の接合位置が異なるPCa構造の研究(NO.27)」、1994年度建築学会大会学術講演梗概集C.構造II、日本建築学会、1994年7月、pp.961-964
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
柱や梁等のPC部材を用いて鉄筋コンクリート構造物を架構する場合、隣接するPC部材間の接合に各種の接合方法が利用されている。その一例を図9に示す。
【0006】
図9に示す接合方法は、いわゆる横挿工法であって、予め、他方のPC梁部材50に打継ぎ用継手53を埋設しておき、一方のPC梁部材40の主筋42を接合端面から所定の長さ突出させておく。そして、両PC梁部材40、50を所定の位置に位置決めし、接合端面同士を互いに対向させ、一方のPC梁部材40を他方のPC梁部材50の方向に相対的に水平移動させ、打継ぎ用継手53に主筋42を差し込む。このようにして、隣接する一対のPC梁部材40、50間を一体に接合することができる。
【0007】
この接合方法は、一方のPC梁部材40又は他方のPC梁部材50を水平移動させなければならないため、移動に必要な広い空間を確保しなければならない。さらに、一方のPC梁部材40又は他方のPC梁部材50を水平移動させる際に、既に建て込まれた柱などが障害となるため、両PC梁部材40、50を移動させる工程を考慮した施工手順を計画しなければならず、施工手順が複雑になり、工期が長くなる。さらに、建て込む上で、両PC梁部材40、50を水平移動させることができない箇所が必ず生じるため、そのような箇所には現場でコンクリートを打設しなければならない。
【0008】
本発明は、前記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、効率よくコンクリート部材を接合できる接合方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記のような課題を解決するために、本発明は、一態様として、第1側面を有する第1コンクリート部材及び第2側面を有する第2コンクリート部材を接合する接合方法であって、全長に亘って直線状に延びる管状の第1鞘管を、前記第1側面に対して交差する方向に延びるようにコンクリートに埋設し、前記第1鞘管内部と連通した第1開口が前記第1側面に形成されるように第1コンクリート部材を製作する工程と、直線状に延びる管状の第2鞘管を、前記第2側面に対して交差する方向に延びるようにコンクリートに埋設し、前記第2鞘管内部と連通した第2開口が前記第2側面に形成されるように第2コンクリート部材を製作する工程と、前記第1鞘管に鋼材を挿入する挿入工程と、前記第1開口と前記第2開口とが対向するように、前記第1コンクリート部材及び前記第2コンクリート部材を近接させる工程と、前記鋼材を前記第1鞘管と前記第2鞘管の両方の内部に位置するように移動させる移動工程と、前記第1鞘管及び前記第2鞘管の内部に、前記鋼材と前記第1鞘管及び前記第2鞘管とを固着させる固着材を注入する工程と、を含む、接合方法を提供する。
【発明の効果】
【0010】
上記構成によれば、効率よくコンクリート部材を接合することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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