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公開番号
2025038792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145616
出願日
2023-09-07
発明の名称
難燃処理木材の評価方法
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
G01N
33/46 20060101AFI20250312BHJP(測定;試験)
要約
【課題】難燃処理木材の潮解性を定量的に評価する。
【解決手段】難燃薬剤処理が施された難燃処理木材を所定条件で暴露する難燃処理木材暴露ステップと、前記難燃薬剤処理が施されていない無処理木材を前記所定条件で暴露する無処理木材暴露ステップと、前記難燃処理木材暴露ステップによる前記難燃処理木材の質量増加量を測定する難燃処理木材質量増加量測定ステップと、前記無処理木材暴露ステップによる前記無処理木材の質量増加量を測定する無処理木材質量増加量測定ステップと、を有し、前記難燃処理木材の質量増加量と前記無処理木材の質量増加量との比較に基づいて前記難燃処理木材の潮解性の評価を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
難燃薬剤処理が施された難燃処理木材を所定条件で暴露する難燃処理木材暴露ステップと、
前記難燃薬剤処理が施されていない無処理木材を前記所定条件で暴露する無処理木材暴露ステップと、
前記難燃処理木材暴露ステップによる前記難燃処理木材の質量増加量を測定する難燃処理木材質量増加量測定ステップと、
前記無処理木材暴露ステップによる前記無処理木材の質量増加量を測定する無処理木材質量増加量測定ステップと、
を有し、前記難燃処理木材の質量増加量と前記無処理木材の質量増加量との比較に基づいて前記難燃処理木材の潮解性の評価を行うことを特徴とする難燃処理木材の評価方法。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の難燃処理木材の評価方法であって、
前記難燃処理木材暴露ステップによって、前記難燃処理木材から滴下した液体の質量増加量を測定する液体質量増加量測定ステップをさらに有し、
前記難燃処理木材の質量増加量と、前記無処理木材の質量増加量と、前記液体の質量増加量と、に基づいて前記難燃処理木材の潮解性の評価を行うことを特徴とする難燃処理木材の評価方法。
【請求項3】
請求項2に記載の難燃処理木材の評価方法であって、
前記無処理木材の質量増加量をa(g/cm
3
)、前記難燃処理木材の質量増加量をb(g/cm
3
)、前記液体の質量増加量をc(g/cm
3
)としたとき、
c×b/aを評価する、
ことを特徴とする難燃処理木材の評価方法。
【請求項4】
請求項3に記載の難燃処理木材の評価方法であって、
第1軸にcの大きさを設定し、前記第1軸と交差する第2軸に(b/a)の大きさを設定した座標に、前記a,b,cに基づいてプロットを行う、
ことを特徴とする難燃処理木材の評価方法。
【請求項5】
請求項1~4の何れかに記載の難燃処理木材の評価方法であって、
各質量増加量が恒量となるまで、それぞれの質量増加量の測定を継続する、
ことを特徴とする難燃処理木材の評価方法。
【請求項6】
難燃薬剤処理が施された難燃処理木材を所定条件で暴露する難燃処理木材暴露ステップと、
前記難燃処理木材暴露ステップによって、前記難燃処理木材から滴下した液体の質量増加量を測定する液体質量増加量測定ステップと、
を有し、前記液体の質量増加量に基づいて前記難燃処理木材の潮解性の評価を行うことを特徴とする難燃処理木材の評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃処理木材の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
内装の壁仕上げや天井仕上げに木材を適用する場合、建築基準法で規定される内装制限を順守しなければならないため、木材内部に難燃薬剤を含浸(例えば加圧含浸)させた難燃処理木材と呼ばれる特殊な木材を用いることが多い。
【0003】
ところで、難燃薬剤成分は潮解性(空気中の水蒸気(湿気)を吸収してそれに溶解し水溶液を作る特性)を有しており、木材の表面に難燃薬剤の溶けた水溶液が木材表面に析出することがある(白華とも呼ばれる)。このような難燃処理木材の評価方法としては、例えば特許文献1には、難燃処理木材を所定環境下で一定時間暴露した後、表面の白華現象の程度を確認することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6894099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1では、木材表面の白華現象の程度(潮解性)を目視により定性的に判定(例えば〇、△、×で判定)するものであり、定量的な評価は行われていない。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、難燃処理木材の潮解性を定量的に評価することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための主たる発明は、難燃薬剤処理が施された難燃処理木材を所定条件で暴露する難燃処理木材暴露ステップと、前記難燃薬剤処理が施されていない無処理木材を前記所定条件で暴露する無処理木材暴露ステップと、前記難燃処理木材暴露ステップによる前記難燃処理木材の質量増加量を測定する難燃処理木材質量増加量測定ステップと、前記無処理木材暴露ステップによる前記無処理木材の質量増加量を測定する無処理木材質量増加量測定ステップと、を有し、前記難燃処理木材の質量増加量と前記無処理木材の質量増加量との比較に基づいて前記難燃処理木材の潮解性の評価を行うことを特徴とする難燃処理木材の評価方法である。
【0008】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、難燃処理木材の潮解性を定量的に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態における難燃処理木材の評価方法のフロー図である。
供試木材を高湿度環境下に静置した様子を示す図である。
無処理木材における質量変化を示す図である。
処理木材における質量変化を示す図である。
係数b/aと滴下・溜まり水の質量増加量cの評価の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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