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公開番号
2025023479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127624
出願日
2023-08-04
発明の名称
屋根用シート
出願人
株式会社サワヤ
代理人
個人
主分類
E04D
3/40 20060101AFI20250207BHJP(建築物)
要約
【課題】建築物の屋根に敷設することで室内への熱の伝導を減少させ、更に発電機能も備えることで高い省エネルギー効果を得られる屋根用シートを提供する。
【解決手段】 本発明の屋根用シート1は、折板屋根100の上方に留め金具10を介して固定される。複数の通気用透過孔21を備える本体シート20と、本体シートの表面であって通気用透過孔を塞がない位置に固定される可撓性を備えた太陽光発電モジュール30を備える。太陽光発電モジュールによる発電機能を備えるので高い省エネルギー効果を得られる。太陽光発電モジュールが可撓性を備えるので本体シートが風や雪等により撓んだ場合でも、太陽光発電モジュールは本体シートの動きに追従して撓むことができる。屋根用シートと折板屋根との間に生じる空間内で自然発生した気流が通気用透過孔を通って外部に至ることで放熱作用が生じるので建物内の温度上昇を抑制できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
折板屋根の上方に留め金具を介して固定される屋根用シートであり、
複数の通気用透過孔を備える本体シートと、前記本体シートの表面であって前記通気用透過孔を塞がない位置に固定される可撓性を備えた太陽光発電モジュールとを少なくとも備えることを特徴とする屋根用シート。
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【請求項2】
折板屋根の上方に留め金具を介して固定される屋根用シートであり、
可撓性を備えた太陽光発電モジュールを備えており、
前記太陽光発電モジュールが複数の通気用透過孔を備えることを特徴とする屋根用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の屋根に敷設することで室内への熱の伝導を減少させ、更に発電機能も備えることで高い省エネルギー効果を得られる屋根用シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般家屋、ビル、工場、倉庫等の建築物の屋根は直射日光によって高温となり、その熱が伝導して室内も高温になるという問題がある。また、屋根からの放射冷却により室内の温度が低下して暖房効率が低下したり、結露が生じて室内の床面に結露水が落下したりする問題もある。特に工場や倉庫等の大型建築物で用いられる折板屋根は金属板を折り曲げ加工しているので熱の伝導性が高く、このような問題が顕著に生じる。
【0003】
そこで、例えば屋根に遮熱塗料を塗布したり、二重屋根(重ね葺き)にしたり、屋上を緑化したりする対策が知られているが、いずれも工期に時間を要したり、メンテナンスに手間が掛かったりする問題がある。
本願出願人は折板屋根の頂部に留め金具を介して取り付ける屋根用遮断シートを開発した(特許文献1)。このシートは雨及び光の遮断特性を有する材料から成り、透過孔を多数備えているため、日光を反射すると共に、屋根面とシートの間に生じる空間内に自然発生する気流を透過孔を通過させて外部に拡散させることによって屋根面の温度上昇や結露の発生を効率的に抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4792059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年の電気代の高騰を踏まえて、上記特許文献1に係る技術よりも更に高い省エネ効果を得られる屋根用シートが求められている。
【0006】
本発明は、上記のような問題を考慮して、建築物の屋根に敷設することで室内への熱の伝導を減少させ、更に発電機能も備えることで高い省エネルギー効果を得られる屋根用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の屋根用シートは、折板屋根の上方に留め金具を介して固定される屋根用シートであり、複数の通気用透過孔を備える本体シートと、前記本体シートの表面であって前記通気用透過孔を塞がない位置に固定される可撓性を備えた太陽光発電モジュールとを少なくとも備えることを特徴とする。
本発明の屋根用シートは、折板屋根の上方に留め金具を介して固定される屋根用シートであり、可撓性を備えた太陽光発電モジュールを備えており、前記太陽光発電モジュールが複数の通気用透過孔を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の屋根用シートは太陽光発電モジュールによる発電機能を備えるので高い省エネルギー効果を得られる。
太陽光発電モジュールが可撓性を備えるので本体シートが風や雪等により撓んだ場合でも、太陽光発電モジュールは本体シートの動きに追従して撓むことができる。
【0009】
留め金具によって屋根用シートと折板屋根との間に空間が生じる。空間内で自然発生した気流が通気用透過孔を通って外部に至ることで放熱作用が生じるので建物内の温度上昇を抑制でき、また、結露の発生を抑制できる。特に日光に照らされることで太陽光発電モジュール自体が熱を持ってしまい発電効率が低下するおそれがあるが、通気用透過孔を通過する気流によって太陽光発電モジュールの温度を下げる効果も得られる。
また、強風時でも空気が通気用透過光を通過するので屋根用シートが風の影響でバタついたり破損したりする事態を防止でき、更に屋根用シートの表面に溜まった雨水等を通気用透過孔から屋根に流す排水効果も得られる。
また、屋根用シートが存在することで屋根に日光が直接照射されないので屋根の温度上昇を抑制し、建物内の温度上昇を抑制できる。
太陽光発電モジュール自体が通気用透過孔を備えることにすれば屋根用シートの製造時及び施工時のコストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態の屋根用シートを折板屋根に固定した状態を示す平面図(a)及び正面図(b)
屋根用シートの変形例を示す平面図(a)及び(b)
屋根用シートの部分拡大平面図
屋根用シートをはぜ締め型折板に固定した状態を示す拡大平面図(a)、拡大正面図(b)及び留め金具の正面図(c)
屋根用シートを重ね型折板に固定した状態を示す拡大平面図(a)及び正面図(b)
第2の実施の形態の屋根用シートを折板屋根に固定した状態を示す平面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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