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公開番号
2025034365
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140692
出願日
2023-08-31
発明の名称
壁面作業システム
出願人
光洋機械産業株式会社
代理人
主分類
E04G
3/30 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約
【課題】容易な構成でかつ低コストで建築物の壁面に対して作業を行うことができる壁面作業システムを提供する。
【解決手段】建築物Bの壁面に対して作業を行うための壁面作業システムは、屋上に敷設され鋼材からなる屋上側レール1と、仮設部材で構成され屋上側レール1上を走行する屋上側台車2と、地上に敷設され鋼材からなる地上側レール4と、仮設部材で構成され地上側レール4上を走行する地上側台車5と、屋上側台車2及び地上側台車5の間に掛け渡されるワイヤWと、ワイヤWの巻き取り及び繰り出しを行うウインチ35と、ワイヤWの途中に設けられ建築物Bの壁面に対して作業を行う壁面作業体3と、屋上側台車2及び地上側台車5を屋上側レール1上及び地上側レール4上で走行させることにより、壁面作業体3を左右方向に移動させるとともに、ウインチ35を回転駆動させることにより、壁面作業体3を上下方向に移動させる制御装置50とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物の壁面に対して作業を行うための壁面作業システムであって、
前記建築物の屋上に敷設され、連結自在な複数の鋼材からなる屋上側レールと、
複数の仮設部材で構成され、前記屋上側レールに沿って走行する屋上側台車と、
前記建築物近傍の地上に敷設され、連結自在な複数の鋼材からなる地上側レールと、
複数の他の仮設部材で構成され、前記地上側レールに沿って走行する地上側台車と、
前記屋上側台車及び前記地上側台車の間に掛け渡されるワイヤと、
前記ワイヤの巻き取り及び繰り出しを行うウインチと、
前記ワイヤの途中に設けられ、前記建築物の壁面に対して作業を行う壁面作業体と、
前記屋上側台車及び前記地上側台車に走行用電源をそれぞれ供給してそれらを前記屋上側レール上及び前記地上側レール上でそれぞれ走行させることにより、前記壁面作業体を壁面に沿って左右方向に移動させるとともに、
前記ウインチにウインチ用電源を供給して前記ウインチを回転駆動させることにより、前記壁面作業体を壁面に沿って上下方向に移動させる制御手段と、
を備えることを特徴とする、壁面作業システム。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
前記屋上側台車及び前記地上側台車に対して前記走行用電源を同期して供給する、請求項1に記載の壁面作業システム。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記屋上側台車及び前記地上側台車に対して前記走行用電源を同期して供給するとともに、前記ウインチに対して前記ウインチ用電源をさらに同期して供給する、請求項1に記載の壁面作業システム。
【請求項4】
前記屋上側台車及び前記地上側台車は、
前記制御手段による前記走行用電源の供給により駆動する走行用モータをそれぞれ有し、前記走行用モータが駆動されることにより、前記屋上側レール上及び前記地上側レール上をそれぞれ走行する、請求項1に記載の壁面作業システム。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記屋上側台車及び前記地上側台車と通信するための通信部をそれぞれ備え、
前記屋上側台車には、前記通信部と通信するための屋上側通信部が備えられ、
前記地上側台車には、前記通信部と通信するための地上側通信部が備えられ、
前記通信部は、前記屋上側通信部及び前記地上側通信部と無線によってそれぞれ通信可能とされている、請求項1に記載の壁面作業システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばビル等の建築物においてその壁面に対して洗浄、塗装等の作業を行うための壁面作業システムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えばビル等の建築物の壁面に対して洗浄、塗装等の作業を行う場合、例えば以下の方法が挙げられる。第1の方法は、建築物の周囲に仮設足場を設け、作業者が仮設足場上を移動して作業を行う方法、第2の方法は、高所作業車を用い作業者が高所作業車に搭乗して作業を行う方法、第3の方法は、建築物の屋上から壁面に沿ってゴンドラを吊り下げ、作業者がゴンドラに搭乗して作業を行う方法等が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
第1の仮設足場を設ける方法では、建築物壁面のほぼ全面に対して仮設足場を組立てるため、多くの仮設部材が必要であり、その組立て作業も長時間を要する。また、仮設足場が多層にわたって構築された場合、作業者は洗浄等の作業時に頻繁に層間を移動する必要があり労力を要する。
【0004】
また、第2の高所作業車を用いる方法では、高さ方向に限度がある高所作業車を用いた場合には、所定限度高さ以上の壁面に対して作業を行うことができない。そのため、大型の高所作業車を用いる方法もあるが、大型の高所作業車ではその転倒を防止するため比較的長さの長いアウトリガーが張り出す必要があり、広い専有面積が必要となる。
【0005】
さらに、第3のゴンドラを吊り下げる方法では、ゴンドラを建築物の屋上から吊り下げ、かつそれを壁面に沿って移動させる必要がある。そのため、建築物の屋上に大規模な台車及びレールを設ける必要があり、コストが増大する。また、一旦、屋上に大規模な台車及びレールを設けると、容易に撤去することは困難であり、屋上を何らかの理由で再利用するときには不都合を生じる。
【0006】
このようにいずれの方法も上記のような問題点が散見するため、コスト的に嵩張らず構成が容易な壁面を作業するシステムが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-52305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、容易な構成でかつ低コストで建築物の壁面に対して作業を行うことができる、壁面作業システムを提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によって提供される壁面作業システムは、建築物の壁面に対して作業を行うための壁面作業システムであって、前記建築物の屋上に敷設され、連結自在な複数の鋼材からなる屋上側レールと、複数の仮設部材で構成され、前記屋上側レールに沿って走行する屋上側台車と、前記建築物近傍の地上に敷設され、連結自在な複数の鋼材からなる地上側レールと、複数の他の仮設部材で構成され、前記地上側レールに沿って走行する地上側台車と、前記屋上側台車及び前記地上側台車の間に掛け渡されるワイヤと、前記ワイヤの巻き取り及び繰り出しを行うウインチと、前記ワイヤの途中に設けられ、前記建築物の壁面に対して作業を行う壁面作業体と、前記屋上側台車及び前記地上側台車に走行用電源をそれぞれ供給してそれらを前記屋上側レール上及び前記地上側レール上でそれぞれ走行させることにより、前記壁面作業体を壁面に沿って左右方向に移動させるとともに、前記ウインチにウインチ用電源を供給して前記ウインチを回転駆動させることにより、前記壁面作業体を壁面に沿って上下方向に移動させる制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
本発明の壁面作業システムにおいて、前記制御手段は、前記屋上側台車及び前記地上側台車に対して前記走行用電源を同期して供給するとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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