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公開番号
2025016930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119745
出願日
2023-07-24
発明の名称
支持架構
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/00 20060101AFI20250129BHJP(建築物)
要約
【課題】跳ね出し部に設けられる移動経路を支持する支持架構であって、片持ち梁と下地鉄骨との接合部分の強度を高めつつ、直下への雨漏りを防止することのできる支持架構を提供する。
【解決手段】支持架構60は、中央部41から屋外方向へ延びる片持ち梁48を有する跳ね出し部42を備える架構に設けられている。支持架構60は、跳ね出し部42における階層間の移動に用いられる移動経路55を支持する。支持架構60は、第1片持ち梁66aの先端部に接合され、上下方向に延びる角型鋼管を有する仕口70と、異なる階層において仕口70に剛接合される第1下地鉄骨63と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
基礎に支持された中央部と前記中央部から屋外方向へ延びる片持ち梁を有する跳ね出し部とを備える架構に設けられ、前記跳ね出し部における階層間の移動に用いられる移動経路を支持する支持架構であって、
前記片持ち梁における前記屋外方向の先端部に接合され、上下方向に延びる角型鋼管を有する仕口と、
一端部と他端部とが異なる階層における前記仕口に剛接合される下地鉄骨と、有する
支持架構。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記角型鋼管は、前記下地鉄骨が接合される第1側面部と前記第1側面部に対向する第2側面部とを有し、
前記仕口は、前記角型鋼管の内部に、前記第1側面部と前記第2側面部とに接合された補強板を有する
請求項1に記載の支持架構。
【請求項3】
前記片持ち梁は、前記角型鋼管にウェブが接合されるH形鋼を有し、
前記下地鉄骨は、前記角型鋼管にウェブが接合されるとともに前記片持ち梁よりも低い高さのH形鋼を有し、
前記仕口は、
前記角型鋼管の上端に接合されて前記片持ち梁の上フランジが接合される上端接合板と、
前記角型鋼管の下端に接合されて前記片持ち梁の下フランジが接合される下端接合板と、
前記角型鋼管を上下方向で分割するように前記上端接合板と前記下端接合板との間に接合されて、前記下地鉄骨のフランジが接合される中間接合板と、を有する
請求項1に記載の支持架構。
【請求項4】
前記片持ち梁である第1片持ち梁と、
前記下地鉄骨である第1下地鉄骨と、
前記仕口に接合されて、前記仕口から前記屋外方向に延びる第2片持ち梁と、
一端部と他端部とが前記異なる階層の前記第2片持ち梁にピン接合される第2下地鉄骨と、を有する
請求項1に記載の支持架構。
【請求項5】
前記中央部と前記支持架構とを接続する鋼板を有する
請求項1に記載の支持架構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、架構の跳ね出し部に設置される移動経路を支持する支持架構に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1のように、建築物の架構として、片持ち梁によって形成される跳ね出し部を有する架構が知られている。こうした跳ね出し部には、バルコニーのほか、階層間の移動経路である階段などが設置される。跳ね出し部に移動経路を設置する場合、架構には、階段を支持する支持架構が設けられる。支持架構は、片持ち梁に接合されて移動経路を支持する下地鉄骨を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平07-229200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した片持ち梁と下地鉄骨との接合部分には、高い強度が求められる。また、支持架構の直下にエントランスロビーが設けられる場合には、直下への雨漏りを防止することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する支持架構は、基礎に支持された中央部と前記中央部から屋外方向へ延びる片持ち梁を有する跳ね出し部とを備える架構に設けられ、前記跳ね出し部における階層間の移動に用いられる移動経路を支持する。前記支持架構は、前記片持ち梁における前記屋外方向の先端部に接合され、上下方向に延びる角型鋼管を有する仕口と、一端部と他端部とが異なる階層における前記仕口に剛接合される下地鉄骨と、有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、片持ち梁と下地鉄骨との接合部分の強度を高めつつ、直下への雨漏りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
支持架構の一実施形態を有する建築物の概略構成を模式的に示す図である。
第1階層における架構の概略構成を模式的に示す上面図である。
第2階層における架構の概略構成を模式的に示す上面図である。
第2階層よりも上の階層における架構の概略構成を模式的に示す上面図である。
跳ね出し部に設けられた移動経路の一例を示す斜視図である。
支持架構の一実施形態の概略構成を示す上面図である。
支持架構の片持ち梁の構造を模式的に示す斜視図である。
第1下地鉄骨と仕口との接合構造を示す図である。
仕口の内部構造を示す図である。
第2片持ち梁と第2下地鉄骨との接合構造の一例を示す図である。
移動経路の支持構造の一例を示す図である。
第2階層における支持架構と中央部との接続構造の一例を説明するための図であって、(a)仕口と第1下地鉄骨との接合付近における構造を示す図であり、(b)第2片持ち梁と第2下地鉄骨との接合付近における構造を示す図である。
第3階層における中央部と支持架構との接続構造の一例を声明するための図である。
第3階層における片持ち梁と下地鉄骨との接合付近における構造を示す図であって、(a)片持ち梁と第1下地鉄骨との接合付近における構造を示す図であり、(b)片持ち梁と第2下地鉄骨との接合付近における構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図14を参照して、支持架構の一実施形態について説明する。
図1に示すように、建築物10は、基礎20と架構40とを備える。
基礎20は、地盤11を掘削することにより形成された掘削空間に設けられている。基礎20は、基礎杭21、マットスラブ22、および、基礎柱23を有している。基礎杭21、マットスラブ22、および、基礎柱23は、鉄筋コンクリートによって一体的に形成されている。基礎杭21は、掘削空間の底面部分から地盤11内を下方に延びている。マットスラブ22は、掘削空間の底面を覆うように設けられている。基礎柱23は、マットスラブ22の所定位置から上方に向かって延びている。基礎柱23は、免震層15を介して架構40を支持しているとともに、マットスラブ22と架構40との間に地下空間25を形成している。
【0009】
架構40は、H形鋼や角型鋼管、鋼板などの各種鋼材を接合することにより形成される。架構40は、仕口を介して接続された柱と梁とで形成される。架構40は、中央部41と一対の跳ね出し部42とを有している。図1では、中央部41および跳ね出し部42の領域を二点鎖線で囲んで示している。
【0010】
中央部41は、第1階層が免震層15を介して基礎柱23に支持されている。中央部41は、第1階層から最上階層まで延びる第1柱45および第2柱46を有する。詳しくは後述するが、第1柱45は、架構40の上面視において、中央部41の四隅に位置する柱である。第2柱46は、架構40の上面視において、第1柱45の間に位置する柱である。また、中央部41は、第1柱45と第2柱46とを接続する梁47を有する。建築物10においては、利用者の居住空間が中央部41に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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