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公開番号
2025044542
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152166
出願日
2023-09-20
発明の名称
印刷物および印刷方法
出願人
株式会社フォーカルワークス
代理人
個人
主分類
B41M
1/14 20060101AFI20250326BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】絵柄が鮮明な印刷物と印刷方法を提供する。
【解決手段】印刷物300は、透明な基材302と、基材302の上に形成される印刷層304と、印刷層304を覆う白色裏止め層306とを備える。印刷層304は、赤色を主体として発する赤色発色物質を含む赤色ドットと、緑色を主体として発する緑色発色物質を含む緑色ドットと、青色を主体として発する青色発色物質を含む青色ドットと、白色蛍光剤を含む白色ドットとを含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
透明ないし半透明な基材と、
前記基材の上に形成される印刷層と、
前記印刷層を覆う裏止め層と、
を備え、
前記印刷層は、赤色を主体として発する赤色発色物質を含む赤色ドットと、緑色を主体として発する緑色発色物質を含む緑色ドットと、青色を主体として発する青色発色物質を含む青色ドットと、白色蛍光剤を含む白色ドットとを含む印刷物。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の印刷物において、前記印刷層は目立たせるべき重要色ドットをさらに含み、前記重要色ドットは前記印刷層の前記基材に接する面に配置される印刷物。
【請求項3】
請求項1または2に記載の印刷物において、前記裏止め層は白色のインクによってなされる印刷物。
【請求項4】
透明ないし半透明な基材の上に孔版印刷手法により印刷層を形成する第1工程と、
前記印刷層を覆うよう裏止めする第2工程と、
を含み、
第1工程は、それぞれが異なる色の発色物質を含む複数種のドットと、白色蛍光剤を含む白色ドットとを用いて前記印刷層を形成する印刷方法。
【請求項5】
請求項4に記載の印刷方法において、第1工程は印刷物が基材を通して視認される前提で印刷層を形成する印刷方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は印刷技術、とくに透明ないし半透明な基材を利用する印刷物と印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
シルクスクリーンは孔版画の技法の一種である。シルクで細かいメッシュを作り、インクの色ごとにそのインクを通す孔と通さない孔を作り、その色のための版を作る。版は色数分必要になる。すべての版が完成したら、印刷の対象である紙、樹脂、布その他の基材に一枚版を置き、その版に対応するインクを版の上に置いてヘラで伸ばしその色の印刷をする。インクが乾いたら次の版を置き、つぎの色を印刷する。この過程を繰り返すことで、徐々に印刷物が完成していく。歴史的には当初シルクで版を作ったことからいまでも習慣的にシルクスクリーンと呼ばれるが、現在では細い金属線で版を作ることも多い。
【0003】
特許文献1には光沢のあるR、G、Bのインクを利用し、一般的なプリンターとは異なる、加法混色による孔版印刷が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5725581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は約50年にわたり、シルクスクリーンによる染色を仕事としてきた。その間多くの染料や顔料を利用し、さらに発色のよいインクを求めて特許文献を探したところ、特許文献1の手法を知ることとなった。そこで実際にR、G、Bのインクを実験的に作り、混ぜてみたところ、白がクリーム色に近いくすんだ色になってしまうことに気づいた。本発明者は黒地にカラフルな絵柄を染めることも多く、その際、黒にもっとも映える純白はとても大事である。特許文献1の発想による光沢感を生かしつつ、さらに美しい発色を実現する印刷物を開発したい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の印刷物は、透明ないし半透明な基材と、その基材の上に形成される印刷層と、印刷層を覆う裏止め層とを備え、印刷層は、赤色を主体として発する赤色発色物質を含む赤色ドットと、緑色を主体として発する緑色発色物質を含む緑色ドットと、青色を主体として発する青色発色物質を含む青色ドットと、白色蛍光剤を含む白色ドットとを含む。
【0007】
本発明の印刷方法は、透明ないし半透明な基材の上に孔版印刷手法により印刷層を形成する第1工程と、印刷層を覆うよう裏止めする第2工程とを含み、第1工程は、それぞれが異なる色の発色物質を含む複数種のドットと、白色蛍光剤を含む白色ドットとを用いて印刷層を形成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、絵柄が鮮明な印刷物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)は、前提技術に係る印刷物の一部の網点(ドット)の配置の概略を説明する模式的な平面図で、図1(b)は、図1(a)のIB-IB方向から見た断面図である。
図2(b)は、前提技術に係る印刷物の網点をなす第1色ドットの内部構造の概略を説明する模式的な平面図で、図2(a)は、図2(b)のIIA-IIA方向から見た断面図である。
前提技術に係る印刷物に用いられる各色の顔料チップ(パール顔料)の内部構造の概略と、顔料チップによって干渉光が生成される原理を説明する模式的な断面図である。
前提技術に係る印刷物が不透明なブラックフィルムをベースフィルムとして採用した場合の視点の位置を説明する模式的な断面図である。
前提技術に係る印刷物が、可視光の波長に対して透明なフィルムをベースフィルムとして採用した場合の、視点の位置と非透過性ブラックインキ層との関係を説明する模式的な断面図である。
ベースフィルム上に第1色パターン層、第2色パターン層及び第3色パターン層が印刷されたRGB印刷体と、このRGB印刷体の上に被覆される非透過性ブラックインキ層との関係を説明する模式的な鳥瞰図(斜視図)である。
図7(a)は、前提技術に係る印刷物の網点(ドット)に、シルバードットを更に加えた場合の網点の配置の概略を説明する模式的な平面図で、図7(b)は、図7(a)のVIIB-VIIB方向から見た断面図である。
前提技術に係る印刷物の製造方法における各顔料インキの印刷の順番を説明する模式図である。
前提技術に係る印刷物の製造方法の概略を、模式的な断面図で説明するレイヤー図である。
図9の製造方法に対応する、前提技術に係る印刷物の構造の概略を、その視点の配置関係とともに説明する模式的な断面図である。
実施の形態に係る印刷物の概略断面図である。
図12(a)および図12(b)は、図11の印刷層の構成を説明するための図である。
図13(a)および図13(b)は、実施の形態の変形例に係る印刷物の印刷層の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[前提技術]
特許第5725581号には、光の3原色の赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の加法混色を用いるフルカラー印刷の技術が記載されている。本発明はこの技術を前提とするので、ここに引用する。
(【0011】以降は省略されています)
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