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公開番号
2025043870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023151416
出願日
2023-09-19
発明の名称
複合シート及び複合シートの製造方法
出願人
中興化成工業株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B32B
27/30 20060101AFI20250325BHJP(積層体)
要約
【課題】優れた撥水性を示し、且つ、非粘着性が抑えられている複合シートを提供すること。
【解決手段】基材シートと、多孔質ふっ素樹脂層とを具備する複合シートが提供される。基材シートは、耐熱繊維製織物とその少なくとも一部の上に在るふっ素樹脂とを含む。多孔質ふっ素樹脂層は、基材シート上に設けられている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
耐熱繊維製織物と前記耐熱繊維製織物の少なくとも一部の上に在るふっ素樹脂とを含む基材シートと、
前記基材シート上に設けられている多孔質ふっ素樹脂層と
を具備する複合シート。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記多孔質ふっ素樹脂層は、孔を体積比で40体積%以上80体積%以下含む、請求項1に記載の複合シート。
【請求項3】
前記多孔質ふっ素樹脂層はふっ素樹脂単体からなる、請求項1又は2に記載の複合シート。
【請求項4】
前記多孔質ふっ素樹脂層はポリテトラフルオロエチレンを含む、請求項1又は2に記載の複合シート。
【請求項5】
前記基材シートが含むふっ素樹脂は、ポリテトラフルオロエチレンを含む、請求項1又は2に記載の複合シート。
【請求項6】
前記多孔質ふっ素樹脂層の厚みは1μm以上25μm以下である、請求項1又は2に記載の複合シート。
【請求項7】
耐熱繊維製織物と前記耐熱繊維製織物の少なくとも一部の上に在るふっ素樹脂とを含む基材シートを準備することと、
ふっ素樹脂粒子と造孔剤とを含んだ造孔剤入りふっ素樹脂分散液を前記基材シートの表面に塗布することと、
焼成することと
を含む、複合シートの製造方法。
【請求項8】
前記造孔剤入りふっ素樹脂分散液は、前記造孔剤を前記ふっ素樹脂粒子に対する体積比で40体積%以上80体積%以下含む、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
前記ふっ素樹脂粒子はポリテトラフルオロエチレン粒子を含む、請求項7又は8に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合シート及び複合シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ふっ素樹脂は、耐熱性、耐薬品性及び非粘着性などに優れた樹脂である。ふっ素樹脂をガラスクロスなどの織布に含浸させたシート状の複合材料が、化学、機械、電気、通信、建築など幅広い分野で用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、基布と、その少なくとも一方の主面上に設けられた樹脂層とを備えた複合シートが記載されている。樹脂層は、ふっ素樹脂を含む。当該複合シートは離型性に優れるため、食品や日用品などの搬送ベルト用の離型シートとして好適に用いることができる。
【0004】
上記例のように、ふっ素樹脂を用いた複合シートの表面は、非粘着性が優れており、他の材料が付着し難いという特徴を持っている。また、このような複合シートは、撥水性にも優れた効果を示す。
【0005】
非粘着性をさらに高める手段として、ふっ素樹脂からなる多孔質部材にオイルを含浸させる方法が挙げられる。例えば、特許文献2には、四フッ化エチレン樹脂を多孔質化させて気孔内にオイルを含浸させてなるコントロールケーブル用ライナーが記載されている。気孔内にオイルを含浸させていることによって、特に初期におけるスティック量を減少させ、荷重効率を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-079595号公報
特開2005-282584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、優れた撥水性を示し、且つ、非粘着性が抑えられている複合シートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
基材シートと、多孔質ふっ素樹脂層とを具備する複合シートが提供される。基材シートは、耐熱繊維製織物とその少なくとも一部の上に在るふっ素樹脂とを含む。多孔質ふっ素樹脂層は、基材シート上に設けられている。
【0009】
また、複合シートの製造方法が提供される。当該製造方法は、基材シートを準備することと、造孔剤入りふっ素樹脂分散液を基材シートの表面に塗布することと、焼成することとを含む。基材シートは、耐熱繊維製織物と該耐熱繊維製織物の少なくとも一部の上に在るふっ素樹脂とを含む。造孔剤入りふっ素樹脂分散液は、ふっ素樹脂粒子と造孔剤とを含む。
【発明の効果】
【0010】
優れた撥水性を示し、且つ、非粘着性が抑えられている複合シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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