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公開番号2024079886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022192555
出願日2022-12-01
発明の名称被覆方法
出願人株式会社エフコンサルタント
代理人
主分類B32B 37/14 20060101AFI20240606BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、工期を短縮することができ、かつ優付着性に優れるとともに、十分な断熱性及び耐火性を確保することができる被覆方法を提供する。
【解決手段】本発明の被覆方法は、基材上に、発泡性耐火被覆層を形成した後、吹付けによりウレタンフォーム層を形成する被覆方法であり、
上記発泡性耐火被覆層は、架橋性樹脂及び耐火性粉体を含む発泡性耐火被覆材によって形成されるものであることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基材上に、発泡性耐火被覆層を形成した後、吹付けによりウレタンフォーム層を形成する被覆方法であり、
上記発泡性耐火被覆層は、架橋性樹脂及び耐火性粉体を含む発泡性耐火被覆材によって形成されるものであることを特徴とする被覆方法。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
上記架橋性樹脂は、ポリオール化合物及びポリイソシアネート化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の被覆方法。
【請求項3】
上記発泡性耐火被覆材は、加熱残分が70重量%以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被覆方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷凍・冷蔵倉庫(低温物流倉庫)においては、倉庫内外の温度差が大きいため、高い断熱性が要求されている。また、近年では一般建築物においても、省エネ等の観点から断熱性が要求されるようになってきた。このような断熱性を満たすために、有機系断熱材が多く採用されている。このような有機系断熱材を用いる場合、防火性(難燃性)の向上等を目的として、例えば、特許文献1のような、難燃剤を配合したウレタンフォームや、特許文献2のような、ウレタンフォーム等の有機系断熱材の上にモルタル組成物等を積層した複合断熱材等が開発されている。
【0003】
一方で、大型倉庫や高層の建築物では、主体構造である鉄骨構造に対して高い耐火性能が要求される。しかし、上記特許文献1、2は、ウレタンフォームの防火性(難燃性)は確保することができるが、主体構造である鉄骨構造の耐火性能は考慮されていない。鉄骨構造の耐火性能を確保するためには、鉄骨構造を耐火被覆することが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-270877号公報
特開2014-087961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
耐火被覆材としては、例えば、セメントやモルタルを主成分とする無機系耐火被覆材や、加熱により発泡する発泡性耐火被覆材が知られている。
しかしながら、無機系耐火被覆材は被覆厚みが大きく、その上にウレタンフォーム層を形成した場合には、利用可能な空間が狭められてしまう。また、無機系耐火被覆材は、乾燥(硬化)等に時間を要するため施工期間が長期化してしまうおそれがある。一方、発泡性耐火被覆材は、無機系耐火被覆材と比較すると被覆厚みが小さく、さらに工期の短縮の点においても有利となるが、発泡性耐火被覆材の上にウレタンフォームを吹付けると、付着性が不十分となるおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、工期を短縮することができ、かつ付着性に優れるとともに、十分な断熱性及び耐火性を確保することができる被覆方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために本発明者らは、基材に対し、特定の発泡性耐火被覆材を形成した後、吹付けによりウレタンフォーム層を形成することにより、工期を短縮することができ、かつ付着性に優れるとともに、十分な断熱性及び耐火性を確保できる被覆方法を見出し、本発明の完成に至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.基材上に、発泡性耐火被覆層を形成した後、吹付けによりウレタンフォーム層を形成する被覆方法であり、
上記発泡性耐火被覆層は、架橋性樹脂及び耐火性粉体を含む発泡性耐火被覆材によって形成されるものであることを特徴とする被覆方法。
2.上記架橋性樹脂は、ポリオール化合物及びポリイソシアネート化合物を含むことを特徴とする1.に記載の被覆方法。
3.上記発泡性耐火被覆材は、加熱残分が70重量%以上であることを特徴とする1.または2.に記載の被覆方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の被覆方法は、基材上に、発泡性耐火被覆層を形成した後、吹付けによりウレタンフォーム層を形成する被覆方法である。本発明では、発泡性耐火被覆層が、架橋性樹脂及び耐火性粉体を含む発泡性耐火被覆材によって形成されるものであることにより、工期を短縮することができ、かつウレタンフォーム層との付着性に優れるとともに、十分な断熱性及び耐火性を確保できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
本発明の被覆方法は、基材上に、発泡性耐火被覆層を形成した後、吹付けによりウレタンフォーム層を形成することを特徴とするものである。まず、各構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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