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公開番号
2025042372
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149340
出願日
2023-09-14
発明の名称
多層管
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
1/08 20060101AFI20250319BHJP(積層体)
要約
【課題】断熱性能及び安定した耐火性能を両立する多層管の提供。
【解決手段】発泡層2と、前記発泡層2の内側に位置する内層1と、前記発泡層2の外側に位置する外層3と、を有する多層管10であって、前記内層1、前記発泡層2及び前記外層3の少なくとも一つは、熱可塑性樹脂、熱膨張性黒鉛及び固体金属(亜)リン酸塩を含む含黒鉛層である、多層管10。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡層と、前記発泡層の内側に位置する内層と、前記発泡層の外側に位置する外層と、を有する多層管であって、
前記内層、前記発泡層及び前記外層の少なくとも一つは、熱可塑性樹脂、熱膨張性黒鉛及び固体金属(亜)リン酸塩を含む含黒鉛層である、多層管。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記熱可塑性樹脂は、塩化ビニル系樹脂及び塩素化塩化ビニル系樹脂の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の多層管。
【請求項3】
前記含黒鉛層における前記熱膨張性黒鉛の含有量は、前記含黒鉛層に含まれる前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、2質量部以上15質量部以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項4】
前記含黒鉛層における前記固体金属(亜)リン酸塩の含有量は、前記含黒鉛層に含まれる前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.5質量部以上10質量部以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項5】
前記発泡層が前記含黒鉛層である、請求項1又は2に記載の多層管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多層管に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建築技術の高度化に伴い、建築物に張り巡らされる空調ドレン用の配管材には、優れた断熱性能を付与するための発泡層を有する配管材が提案されている。
例えば特許文献1には、内面スキン層と外面スキン層との間に発泡層が形成された発泡管が開示されている。
【0003】
しかし、このような従来の配管材では、ISO(International Organization for Standardization)により規定される耐火性能を満たすために、上記配管材を設置する際に特別な処理を施す必要があり、コスト面や作業面での負担が大きい。
【0004】
そこで、配管材自体に耐火性能を有する層を新たに設け、燃焼時に配管材が膨張して配管自体を閉塞させ、配管材を通じた火の燃え移りを防止する方法が提案されている。
しかし、耐火性能を有する層を設ける場合、当該層の存在を考慮して、発泡層の厚みを薄く設計せざるを得ない。その結果、耐火性能を得ることができても、十分な断熱性能が得られにくくなるという問題が生じる。
【0005】
そのため、断熱性能及び耐火性能を両立可能な配管材が求められている。
例えば特許文献2には、発泡層に膨張黒鉛を含有させることで、断熱性能及び耐火性能を両立可能にした配管材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-283733号公報
特開2020-159476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2に記載の配管材は、燃焼時に膨張した黒鉛の残渣が飛散し、発現する耐火性能が安定しにくいという問題点がある。
本発明は、断熱性能及び安定した耐火性能を両立する多層管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の態様を有する。
[1] 発泡層と、前記発泡層の内側に位置する内層と、前記発泡層の外側に位置する外層と、を有する多層管であって、
前記内層、前記発泡層及び前記外層の少なくとも一つは、熱可塑性樹脂、熱膨張性黒鉛及び固体金属(亜)リン酸塩を含む含黒鉛層である、多層管。
[2] 前記熱可塑性樹脂は、塩化ビニル系樹脂及び塩素化塩化ビニル系樹脂の少なくとも一方を含む、前記[1]の多層管。
[3] 前記含黒鉛層における前記熱膨張性黒鉛の含有量は、前記含黒鉛層に含まれる前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、2質量部以上15質量部以下である、前記[1]又は[2]の多層管。
[4] 前記含黒鉛層における前記固体金属(亜)リン酸塩の含有量は、前記含黒鉛層に含まれる前記熱可塑性樹脂100質量部に対して、0.5質量部以上10質量部以下である、前記[1]~[3]のいずれかの多層管。
[5] 前記発泡層が前記含黒鉛層である、前記[1]~[4]のいずれかの多層管。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、断熱性能及び安定した耐火性能を両立する多層管を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る多層管の一例を模式的に示す断面図である。
多層管を製造するための製造装置の一例を示す平面図である。
多層管を製造するための製造装置の一例を示す正面図である。
多層管を製造するための製造装置に用いる金型と管外面成形用チューブを示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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