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公開番号2025033124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138625
出願日2023-08-29
発明の名称植物育成用培地の製造方法、及び、植物育成用培地
出願人グンゼ株式会社
代理人個人,個人
主分類A01G 24/22 20180101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】繊維廃材から比較的容易に植物育成用培地を製造可能な植物育成用培地の製造方法、及び、繊維廃材から比較的容易に製造される植物育成用培地を提供する。
【解決手段】植物育成用培地の製造方法は、下着の製造過程で発生する繊維廃材を開繊することにより綿状の繊維屑を生成するステップと、他の原料を加えることなく綿状の繊維屑に加熱及び加圧を施すことにより成形済みの繊維屑を生成するステップと、成形済みの繊維屑を複数の繊維粒に破砕することにより植物育成用培地を製造するステップとを含み、下着は、少なくとも綿とポリウレタンとを含む。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
下着の製造過程で発生する繊維廃材を開繊することにより綿状の繊維屑を生成するステップと、
他の原料を加えることなく前記綿状の繊維屑に加熱及び加圧を施すことにより成形済みの繊維屑を生成するステップと、
前記成形済みの繊維屑を複数の繊維粒に破砕することにより植物育成用培地を製造するステップとを含み、
前記下着は、少なくとも綿とポリウレタンとを含む、植物育成用培地の製造方法。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記繊維廃材における綿の含有率は、0重量%より大きく95重量%以下であり、
前記繊維廃材におけるポリウレタンの含有率は、5重量%以上40重量%以下である、請求項1に記載の植物育成用培地の製造方法。
【請求項3】
少なくとも綿とポリウレタンとを含む下着の製造過程で発生する繊維廃材を原料とし、
ポリウレタンによって綿が塊状に結合された、植物育成用培地。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物育成用培地の製造方法、及び、植物育成用培地に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許第3679069号公報(特許文献1)は、植物栽培用の植え込み材を開示する。この植物栽培用の植え込み材は、織布の廃棄屑を用いて製造されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3679069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されている植え込み材の製造過程においては、織布の廃棄屑を開繊することによって繊維屑が形成され、繊維屑にプレスを施すことによって繊維マットが形成される。繊維マットの形成時には、繊維同士を結合させるために低融点の合成繊維がバインダーとして添加される。バインダーを添加する工程が含まれているため、植え込み材の製造工程が複雑になっている。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、繊維廃材から比較的容易に植物育成用培地を製造可能な植物育成用培地の製造方法、及び、繊維廃材から比較的容易に製造される植物育成用培地を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある局面に従う植物育成用培地の製造方法は、下着の製造過程で発生する繊維廃材を開繊することにより綿状の繊維屑を生成するステップと、他の原料を加えることなく綿状の繊維屑に加熱及び加圧を施すことにより成形済みの繊維屑を生成するステップと、成形済みの繊維屑を複数の繊維粒に破砕することにより植物育成用培地を製造するステップとを含み、下着は、少なくとも綿とポリウレタンとを含む。
【0007】
この植物育成用培地の製造方法においては、綿状の繊維屑に加熱及び加圧を施すことにより成形済みの繊維屑が生成され、成形済みの繊維屑を複数の繊維粒に破砕することにより植物育成用培地が製造される。綿状の繊維屑が下着に由来するため、綿状の繊維屑には綿とポリウレタンとが含まれる。綿状の繊維屑に加熱及び加圧が施されると、ポリウレタンが溶融しポリウレタンを介して綿がフェルト状の塊になる。すなわち、この植物育成用培地の製造方法においては、綿状の繊維屑に加熱及び加圧を施すだけで、植物育成用培地の製造に用いられる成形済みの繊維屑が容易に生成される。その結果、この植物育成用培地の製造方法によれば、繊維廃材から比較的容易に植物育成用培地を製造することできる。
【0008】
上記植物育成用培地の製造方法において、繊維廃材における綿の含有率は、0重量%より大きく95重量%以下であってもよく、繊維廃材におけるポリウレタンの含有率は、〇5重量%以上40重量%以下であってもよい。
【0009】
本発明の他の局面に従う植物育成用培地は、少なくとも綿とポリウレタンとを含む下着の製造過程で発生する繊維廃材を原料とし、ポリウレタンによって綿が塊状に結合されている。
【0010】
この植物育成用培地によれば、元から下着に含まれるポリウレタンによって綿が塊状に結合されるため、繊維廃材を用いた植物育成用培地の製造を比較的容易にすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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