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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025032671
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138089
出願日
2023-08-28
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
29/13 20060101AFI20250305BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ユーザーの作業領域を維持しつつ、回動扉の係合状態を容易に認識する。
【解決手段】プリントモジュール2000は、筐体2100と、筐体の内部に設けられ、記録媒体に画像を形成する記録部2300と、筐体の支持軸を中心に回動する前扉2400と、筐体と前扉の一方に設けられた移動可能なフック部材42と、筐体と前扉の他方に設けられたラッチ軸と、前扉に設けられた移動可能な操作部材52と、フック部材の移動を規制するラッチロックユニット70と、を備え、前扉が閉じられたときに、フック部材がラッチ軸に係合して係合状態になり、フック部材とラッチ軸の係合状態において、操作部材の移動に連動してフック部材が移動することにより、係合状態が解除されて前扉を開くことが可能になり、フック部材とラッチ軸の係合状態において、ラッチロックユニットがフック部材の移動を規制することにより、操作部材の移動が規制される。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に設けられ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記筐体の支持軸を中心に回動する回動扉と、
前記筐体と前記回動扉の一方に設けられた移動可能な係合部材と、
前記筐体と前記回動扉の他方に設けられた被係合部材と、
前記回動扉に設けられた移動可能な操作部材と、
前記係合部材の移動を規制するロック機構と、
を備え、
前記回動扉が閉じられたときに、前記係合部材が前記被係合部材に係合して係合状態になり、
前記係合部材と前記被係合部材の前記係合状態において、前記操作部材の移動に連動して前記係合部材が移動することにより、前記係合状態が解除されて前記回動扉を開くことが可能になり、
前記係合部材と前記被係合部材の前記係合状態において、前記ロック機構が前記係合部材の前記移動を規制することにより、前記操作部材の前記移動が規制されることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ロック機構は、移動可能なロック部材と、前記ロック部材を移動させる駆動装置と、を備え、
前記ロック部材は、前記係合部材の移動軌跡の外側の第一の位置と前記移動軌跡の中の第二の位置とに移動可能であり、
前記ロック部材が前記第二の位置にあるとき、前記係合部材の前記移動および前記操作部材の前記移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ロック部材が固定されたリンク部材と、
前記リンク部材を回動可能に支持する回動軸と、
前記被係合部材および前記回動軸を支持する支持部材と、
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記駆動装置は、前記筐体に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記駆動装置は、ソレノイドであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記係合部材を回動可能に支持する回動軸を更に備え、
前記ロック機構は、移動可能なロック部材と前記ロック部材を移動させる駆動装置とを備え、
前記回動軸には、溝穴部が設けられており、
前記ロック部材は、前記溝穴部に侵入した侵入位置と前記溝穴部から退避した退避位置とに移動可能であり、
前記ロック部材が前記侵入位置にあるとき、前記係合部材の前記移動および前記操作部材の前記移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記駆動装置は、ソレノイドであり、
前記ロック部材は、前記ソレノイドのプランジャーであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記係合部材および前記被係合部材は、前記支持軸の方向における前記回動扉の両端部のそれぞれの位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記操作部材は、ユーザーが前記回動扉を開閉する際に把持する把持部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記回動扉の開動作を補助する開補助部材を備え、
前記操作部材の前記移動が規制されていないときに、前記操作部材がユーザーによって押されることにより直線的に移動して前記係合部材と前記被係合部材の前記係合状態を解除すると、前記開補助部材によって前記回動扉が開かれることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回動扉を有する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置には、シートの搬送中にシート詰まりが発生した際や、内部ユニットの定期交換時などに、装置内部にアクセスする必要があるため、開閉可能な扉が設けられる。扉側には係合部材、装置本体側の対向する位置には被係合部材が設けられており、閉扉時にはそれらが互いに係合することで扉の閉状態を保持している。開扉時には、ユーザーにより外部から操作が行われ、係合状態が解除されることで扉を開くことができる。
【0003】
一方で、安全の観点から、扉が開いている状態では印刷が開始しない仕組みが、画像形成装置には搭載される。例えば、印刷中、ユーザーにより意図せず扉が開かれた場合、装置が停止し搬送経路にシートが滞留する。特に印刷速度が速い機種では、搬送経路が大型化しており、滞留したシートの処理に、大幅な時間を要し、生産性の低下に直結する。
【0004】
そこで、特許文献1では、装置本体に回動可能に支持された扉を、ラッチ機構を用い装置本体と係合させた閉扉状態にて、ラッチ機構のリンク部材に配備されたソレノイドを励磁することでリンク機構を固定する構成が提案されている。これにより、意図せず扉を開く動作が行われた場合でも、ラッチ機構がロックされているため係合状態が解除されず、装置の稼働停止を防止することが可能となる。
【0005】
しかし、特許文献1の扉ロック構成では、装置内部にてラッチ機構の動きを固定しているため、外部からではユーザーが気づきにくい課題がある。これは、ユーザーにとって、通常の開扉時の感覚と、ロック状態での開扉時の感覚が近いことに起因する。すなわち、この構成では、ロック状態がユーザーに認識されない場合、過剰な力が扉及び装置本体に付与されることがあり、装置が破損する恐れがある。
【0006】
そこで、特許文献2は、ロック状態をユーザーが認識しやすい以下のような給送トレイを開示している。特許文献2の給送トレイは、本体に引き出し可能に配備されており、給送トレイの取手部材の回動動作に連動して本体と給送トレイの係合状態を解除するように構成されたリンク機構と、給送トレイの引き出し動作をロックするためのフック部材と、を備える。ロック機構としてのフック部材は、取手部材に隣接する位置に、回動可能に設けられている。この構成では、フック部材を回転させることで、フック部材が取手部材の所定位置に引っ掛かり、取手部材の回動が固定される。これにより、給送トレイの引き出し動作のロックに加え、ユーザーが操作する取手部材がロックされるため、給送トレイの引き出し動作がロックされていることについてのユーザー認識性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-229988号公報
特開2018-76138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来構成における扉ロック構成では、扉側に設けられた可動の取手部材に近接する位置にロック機構を設けることで、ユーザーが操作する取手部材単体を固定し認識性向上を図っている。この構成におけるロック機構では、取手部材の移動軌跡上に規制部材が配置されており、規制部材が移動軌跡上に位置する施錠位置と、規制部材が移動軌跡から退避された開錠位置とに、ユーザー自身が規制部材の位置を切り替える。省スペース化の観点から、規制部材の移動量は小さいことが望ましく、小型のロック機構が取手部材の近傍に配置されている。
【0009】
ここで、上位機種の画像形成装置では、ユーザー自身が手動で施錠作業を行うのではなく、装置内部で駆動装置が自動で施錠作業を行うことで、作業性が良化し商品価値が向上する。そのため、従来構成のロック機構に加え、規制部材の駆動装置を設ける必要がある。扉に設けられる取手部材に近接する位置にロック機構及び駆動装置を配置した場合、駆動装置へ電源を供給するための電気接続線は、可動する扉内を這い回されるため、扉の開閉動作に伴い、電気接続線が扉に挟まれて断線するおそれがある。また、ロック機構及び駆動装置を本体側に設けることで、電気接続線の断線を予防できるが、ロック機構及び駆動装置が設けられる位置が取手部材の近傍に限定され、設計自由度が低下する。さらに、扉の取手部材は、開扉時にユーザーが作業する領域の延長上に位置することが多く、作業領域にロック機構を配置した場合、ジャム処理性やメンテナンス性の低下を引き起こす。よって、ユーザーの認識性が高く、安全性と可用性の両方を満たす扉ロック機構が確立されていない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施例による画像形成装置は、
筐体と、
前記筐体の内部に設けられ、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記筐体の支持軸を中心に回動する回動扉と、
前記筐体と前記回動扉の一方に設けられた移動可能な係合部材と、
前記筐体と前記回動扉の他方に設けられた被係合部材と、
前記回動扉に設けられた移動可能な操作部材と、
前記係合部材の移動を規制するロック機構と、
を備え、
前記回動扉が閉じられたときに、前記係合部材が前記被係合部材に係合して係合状態になり、
前記係合部材と前記被係合部材の前記係合状態において、前記操作部材の移動に連動して前記係合部材が移動することにより、前記係合状態が解除されて前記回動扉を開くことが可能になり、
前記係合部材と前記被係合部材の前記係合状態において、前記ロック機構が前記係合部材の前記移動を規制することにより、前記操作部材の前記移動が規制されることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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