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公開番号
2024142802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055135
出願日
2023-03-30
発明の名称
印刷装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
29/13 20060101AFI20241003BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】開閉カバーが外れにくい印刷装置を提供する。
【解決手段】開閉カバーは固定部60を後方に移動して開く。固定部60は天壁の爪掛部23に係合するロック機構61を有する。ロック機構61は左右方向に移動する第2スライド部70を有する。開閉カバーの閉塞時、第2スライド部70はばね73に左方へ付勢され、固定位置にある。第2スライド部70のフック部72は前方に延び、左方に突出する突出部72Aを有する。固定位置において、突出部72Aは爪掛部23の右方に突出する突出部23Aの前側に位置し、前後方向に並ぶ。開閉カバーを開くとき、第2スライド部70を右方に移動する。フック部72の突出部72Aは、爪掛け部23の突出部23Aに対し前後方向に並ぶ位置から外れる。故に固定部60は後方に移動でき、開閉カバーを開くことができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷ヘッドにより印刷媒体に印刷する印刷装置であって、
前記印刷ヘッドを収容し、前壁と、前記前壁と対向する位置に配され開口が形成された後壁と、前記前壁と前記後壁とを連結し被係合部が形成された側壁とを有する筐体と、
前記開口を閉塞可能な第1領域と、前記被係合部と係合可能な第1係合部を有し前記第1領域と交差する第1方向に延びる第2領域とを有する開閉カバーと
を備え、
前記第1係合部は、前記第1方向と交差する第2方向の異なる第1位置と第2位置との間で移動可能なスライド部を備え、
前記スライド部は、前記スライド部が前記第1位置にある場合に前記被係合部に対して前記第1方向に並び且つ前記被係合部に接触する位置に配置され、前記スライド部が前記第2位置にある場合に前記被係合部に対して前記第1方向に並ぶ位置から外れ且つ前記被係合部に非接触となる位置に配置される係合爪を備えたこと
を特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記開閉カバーが前記開口を閉塞した状態において、前記第1係合部は、前記第1方向の異なる第3位置と第4位置との間で移動可能な第1スライド部を備え、
前記第4位置は、前記第3位置よりも前記第1方向の一方側に位置し、
前記スライド部は、前記第2方向の前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能な第2スライド部であり、
前記第2スライド部は、前記第1スライド部に従動し、
前記第1スライド部が前記第3位置にある場合に前記第1位置に位置し、
前記第1スライド部が前記第4位置にある場合に前記第2位置に位置すること
を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記第1係合部は、前記第2スライド部を前記第1位置に位置するように付勢する第1付勢部材を備えたこと
を特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第1係合部は、前記第1スライド部を前記第3位置に位置するように付勢する第2付勢部材を備えたこと
を特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記第1スライド部は、前記第1方向の一方側、且つ前記第2方向において前記第1位置から前記第2位置へ向かう側を向く第1傾斜面を有し、
前記第2スライド部は、前記第1傾斜面と反対側を向き、前記第1傾斜面に当接する傾斜面71を有すること
を特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記スライド部は、前記スライド部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させる操作を受け付ける操作部を有すること
を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記第1係合部は、前記スライド部を前記第1位置に位置するように付勢する第3付勢部材を備えたこと
を特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記第2方向は、前記側壁の外面に沿う方向であること
を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項9】
前記開閉カバーは、前記第1領域において前記第1係合部とは反対側の端部に設けられ、前記開口を閉塞する場合に前記開口に係合する第2係合部を備えたこと
を特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記開口を開閉する場合、前記開閉カバーは、前記第1係合部を前記第1方向に移動し、前記第2係合部を支点に回動すること
を特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたテープ作成装置は、下側装置本体の背面に、テープカセットを装着するカセット収納部と電池を装着する電池収納部を開口し、背面カバーで閉塞する。背面カバーは、下端に第1差込部を備え、上端に第2差込部を備える。背面カバーの第2差込部は上方に突出する爪部を有する。下側装置本体の開口を背面カバーで閉塞する場合、下側装置本体の開口下端の差込溝に第1差込部が差し込まれ、第1差込部を支点に背面カバーの上端が下側装置本体の開口上端に近づけられる。下側装置本体の天面下部には爪固定部が形成されている。背面カバーの第2差込部の爪部が開口内で下方から爪固定部に嵌合することで、背面カバーは下側装置本体の開口を閉塞状態にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-22291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、テープ作成装置の片手持ちを補助するため、背面カバーの上部と下部にベルトの両端を夫々取り付ける場合がある。テープ作成装置を持ち運ぶ際にユーザがベルトを把持し、テープ作成装置をぶら下げて持った場合、背面カバーはテープ作成装置の重みによってベルトの両端間がアーチ形に撓む可能性がある。撓みが生ずると第2差込部は開口内で下側装置本体の天面から離れる方向に移動するため、爪部が爪固定部から離れ、下側装置本体から背面カバーが外れてしまう可能性があった。また、ベルトを取り付けない場合であっても、何らかの衝撃で背面カバーが撓み、下側装置本体から背面カバーが外れてしまう可能性があった。
【0005】
本発明は、開閉カバーが外れにくい印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、印刷ヘッドにより印刷媒体に印刷する印刷装置であって、前記印刷ヘッドを収容し、前壁と、前記前壁と対向する位置に配され開口が形成された後壁と、前記前壁と前記後壁とを連結し被係合部が形成された側壁とを有する筐体と、前記開口を閉塞可能な第1領域と、前記被係合部と係合可能な第1係合部を有し前記第1領域と交差する第1方向に延びる第2領域とを有する開閉カバーとを備え、前記第1係合部は、前記第1方向と交差する第2方向の異なる第1位置と第2位置との間で移動可能なスライド部を備え、前記スライド部は、前記スライド部が前記第1位置にある場合に前記被係合部に対して前記第1方向に並び且つ前記被係合部に接触する位置に配置され、前記スライド部が前記第2位置にある場合に前記被係合部に対して前記第1方向に並ぶ位置から外れ且つ前記被係合部に非接触となる位置に配置される係合爪を備えたことを特徴とする印刷装置が提供される。
【0007】
第1係合部の係合爪は、スライド部を第2方向において第1位置から第2位置に移動しなければ、被係合部との係合が解除されない。例えば、ユーザが開閉カバーに取り付けられた補助具を持ち、重みにより開閉カバーが撓んだ場合、第1係合部は側壁から離れる方向に変形する可能性がある。スライド部が移動する第2方向は第1係合部が側壁から離れる方向とは異なるので、第1係合部は、仮に開閉カバーが撓んだとしても、係合爪が被係合部に係合した状態を維持することができる。よって印刷装置は、筐体から開閉カバーを外れにくくすることができる。
【0008】
本態様において、前記開閉カバーが前記開口を閉塞した状態において、前記第1係合部は、前記第1方向の異なる第3位置と第4位置との間で移動可能な第1スライド部を備え、前記第4位置は、前記第3位置よりも前記第1方向の一方側に位置し、前記スライド部は、前記第2方向の前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能な第2スライド部であり、前記第2スライド部は、前記第1スライド部に従動し、前記第1スライド部が前記第3位置にある場合に前記第1位置に位置し、前記第1スライド部が前記第4位置にある場合に前記第2位置に位置してもよい。開閉カバーを開放する場合、第1係合部を第1方向の一方側に移動する。また、第1スライド部が第3位置から第4位置へ移動する向きは、第1方向の一方側である。この場合に、第1スライド部に従動する第2スライド部は、第1位置から第2位置へ移動し、係合爪と被係合部との係合を解除する。即ち、係合爪と被係合部との係合を解除するために第1スライド部を移動させる方向と、開閉カバーの開放開始時における第1係合部の移動方向とは、同じ方向である。故にユーザは、第1スライド部を、開閉カバーを開く向きに移動させるだけで、容易に開閉カバーを閉塞した状態から開放することができる。
【0009】
本態様において、前記第1係合部は、前記第2スライド部を前記第1位置に位置するように付勢する第1付勢部材を備えてもよい。第2スライド部は、第1位置に位置するように付勢される。故に、開閉カバーを閉塞する場合に、係合爪は確実に、被係合部に係合することができる。よって印刷装置は、筐体から開閉カバーを外れにくくすることができる。
【0010】
本態様において、前記第1係合部は、前記第1スライド部を前記第3位置に位置するように付勢する第2付勢部材を備えてもよい。第1スライド部は、第3位置に位置するように付勢される。故に、開閉カバーを閉塞する場合に、第1スライド部に従動する第2スライド部の係合爪は確実に、被係合部に係合することができる。よって印刷装置は、筐体から開閉カバーを外れにくくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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