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公開番号
2024151798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065516
出願日
2023-04-13
発明の名称
画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20241018BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】画像形成装置で消費される電力と、ラミネート処理装置で消費される電力と、の総和が電源系統における消費電力の定格容量を超えてしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】画像形成装置1によって印刷され搬送されたシートPMに対してラミネート処理装置50によってラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードが実行開始されるときに、画像形成装置1に電力が供給開始されてから供給される電力がピーク値に達して安定するまでの第1立上げ期間t1と、ラミネート処理装置50に電力が供給開始されてから供給される電力がピーク値に達して安定するまでの第2立上げ期間t2と、が重ならないように制御する制御モードが実行される。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送されるシートの表面に画像を定着可能な定着部を具備した画像形成装置と、
前記画像形成装置から搬送された前記シートを2枚のシートの間に挿入した状態の重合シートに対して、加熱手段によってラミネート処理を施すラミネート処理装置と、
を備え、
前記画像形成装置によって印刷され搬送された前記シートに対して前記ラミネート処理装置によって前記ラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードが実行開始されるときに、前記画像形成装置に電力が供給開始されてから供給される電力がピーク値に達して安定するまでの第1立上げ期間と、前記ラミネート処理装置に電力が供給開始されてから供給される電力がピーク値に達して安定するまでの第2立上げ期間と、が重ならないように制御する制御モードが実行されることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記第1立上げ期間に前記画像形成装置で消費される電力と、前記第2立上げ期間に前記ラミネート処理装置で消費される電力と、を求める使用電力算出部を備え、
前記制御モードは、前記使用電力算出部の算出結果が予め定められた上限値を超えない場合に実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記第1立上げ期間が前記第2立上げ期間より遅いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記第1立上げ期間が前記第2立上げ期間より早いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記画像形成装置によって印刷され搬送された前記シートに対して前記ラミネート処理を施すことなく排出する通常印刷モードが実行されるときに、前記ラミネート処理装置への電力供給がおこなわれず、前記制御モードも実行されないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記画像形成装置に電力を供給する電源と、前記ラミネート処理装置に電力を供給する電源と、がそれぞれ消費電力の定格容量が定められた別系統のものであるとき、前記制御モードが実行されないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記ラミネート処理装置は、
前記2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された前記重合シートの非接合部を剥離するシート剥離部と、
前記加熱手段を具備して、剥離された前記2枚のシートの間に前記シートが挿入された前記重合シートを加熱するラミネート処理部と、
を具備し、
前記シート剥離部は、前記ラミネート処理部に対して、前記シートが挿入された前記重合シートの搬送方向上流側に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シートに画像を印刷する画像形成装置と、ラミネート処理をおこなうラミネート処理装置と、を備えた画像形成システムに関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、2枚のシートの間に中シートが挿入された状態のものに対してラミネート処理を施すラミネート処理装置と、中シートに画像を形成する画像形成装置と、からなる画像形成システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、画像形成システムにおけるラミネート処理装置は、一端側の1辺が接合されたラミネートシート(重合シート)における2枚のシートを分離(剥離)して、その間に画像形成装置で印刷した中紙(中シート)を挿入している。そして、中紙が挿入されたラミネートシートを、ヒータ(加熱手段)が設置されたラミネート処理部に搬送して、加熱・加圧してラミネート処理を施している。
【0003】
一方、特許文献2には、周辺機が接続された画像形成装置において、消費電力が使用可能な値を超えても使用できるように、蓄電装置(キャパシタ)を設置する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成システムは、画像形成装置によって印刷・搬送されたシートにラミネート処理装置によってラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードを実行した場合に、画像形成装置で消費される電力と、ラミネート処理装置で消費される電力と、の総和が電源系統における消費電力の定格容量を超えてしまうことがあった。そして、そのような場合には、電源系統におけるブレーカによって、画像形成システムへの電力供給が遮断されてしまい、画像形成システムが強制的に稼働停止してしまっていた。
一方、このような不具合を解決するために、特許文献2の技術を応用して、画像形成システムに蓄電装置を設置する方策が考えられる。しかし、その場合には、蓄電装置を設置する分だけ、画像形成システムが高コスト化、大型化してしまうことになる。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置で消費される電力と、ラミネート処理装置で消費される電力と、の総和が電源系統における消費電力の定格容量を超えてしまう不具合が生じにくい、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における画像形成システムは、搬送されるシートの表面に画像を定着可能な定着部を具備した画像形成装置と、前記画像形成装置から搬送された前記シートを2枚のシートの間に挿入した状態の重合シートに対して、加熱手段によってラミネート処理を施すラミネート処理装置と、を備え、前記画像形成装置によって印刷され搬送された前記シートに対して前記ラミネート処理装置によって前記ラミネート処理を施して排出するラミネート印刷モードが実行開始されるときに、前記画像形成装置に電力が供給開始されてから供給される電力がピーク値に達して安定するまでの第1立上げ期間と、前記ラミネート処理装置に電力が供給開始されてから供給される電力がピーク値に達して安定するまでの第2立上げ期間と、が重ならないように制御する制御モードが実行されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成装置で消費される電力と、ラミネート処理装置で消費される電力と、の総和が電源系統における消費電力の定格容量を超えてしまう不具合が生じにくい、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
図1の画像形成システムにおけるラミネート処理装置を示す構成図である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す側面図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す側面図と、である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す斜視図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す斜視図と、である。
画像形成システムの制御系を示すブロック図である。
シート剥離装置の動作を示す図である。
図6に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図7に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図8に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
図9に続くシート剥離装置の動作を示す図である。
剥離爪が重合シートに挿入された状態を幅方向に示す図である。
剥離爪の動作を示す斜視図である。
操作表示パネルにおける表示の一例を示す図である。
画像形成システムでおこなわれる制御を示すフローチャートである。
図14に続く制御フローであって、ラミネート処理モード時の制御を示すフローチャートである。
剥離爪の移動機構を示す構成図である。
ラミネート印刷モードが実行されるときの制御の一例を示すシーケンス図である。
ラミネート印刷モードが実行されるときの消費電力の推移を示すグラフである。
変形例1としての、ラミネート印刷モードが実行されるときの制御を示すシーケンス図である。
図19の制御において、ラミネート印刷モードが実行されるときの消費電力の推移を示すグラフである。
変形例2としての、ラミネート印刷モードが実行されるときの制御を示すフローチャートである。
図21の制御において、ラミネート印刷モードが実行されるときの消費電力の推移を示すグラフである。
変形例3としての、画像形成システムを示す図である。
変形例4としての、画像形成システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
図1にて、本実施の形態における画像形成システム300において、特徴的な構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成システム300は、画像形成装置100の胴部(原稿読込装置102と作像部115との間に設けられた空間である。)に、ラミネート処理機能を備えたラミネート処理装置50が設置されている。
画像形成システム300において、画像形成装置100は、ラミネート処理装置50以外の部分であって、主として、作像部115、本体給送トレイ112、定着部120、原稿搬送装置110、原稿読込装置102、などで構成されている。
ラミネート処理装置50は、主として、ユニット給送トレイ11、シート剥離部1、ラミネート処理部51、第1排出トレイ13、排出経路としてのバイパス排出経路K7(図2参照)、第2排出トレイ14、などで構成されている。
なお、画像形成システム300の外装部には、画像形成システム300における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル49(操作表示部)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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