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公開番号2025031334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137491
出願日2023-08-25
発明の名称印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 5/30 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記憶容量の増大を抑制することができる印刷装置等を提供する。
【解決手段】印刷装置は、主制御回路と、前記主制御回路に直列に接続され、前記主制御回路からの印刷データを上流から下流に転送する副制御回路群と、前記副制御回路群によって駆動されるヘッド群とを備え、前記副制御回路群は、最上流の第1副制御回路から最下流の第n副制御回路までを含み(nは2以上の自然数)、前記印刷データは、前記第1副制御回路に対応する第1印刷データから前記第n副制御回路に対応する第n印刷データまでを含み、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでの各印刷データは1ライン分のデータであり、前記主制御回路は、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでを前記第1副制御回路に送信する送信処理を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
主制御回路と、
前記主制御回路に直列に接続され、前記主制御回路からの印刷データを上流から下流に転送する副制御回路群と、
前記副制御回路群によって駆動されるヘッド群と
を備え、
前記副制御回路群は、最上流の第1副制御回路から最下流の第n副制御回路までを含み(nは2以上の自然数)、
前記印刷データは、前記第1副制御回路に対応する第1印刷データから前記第n副制御回路に対応する第n印刷データまでを含み、
前記第1印刷データから前記第n印刷データまでの各印刷データは1ライン分のデータであり、
前記主制御回路は、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでを前記第1副制御回路に送信する送信処理を実行する
印刷装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記副制御回路群は第k副制御回路及び第k+1副制御回路を含み(kは1~n-1の自然数)、
前記主制御回路は、前記送信処理において、
前記第1副制御回路に前記第k+1印刷データを送信し、
前記第k+1印刷データを送信した後、前記第1副制御回路に前記第k印刷データを送信する
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記第k副制御回路は記憶部を備え、
前記第k副制御回路は、
上流から前記印刷データを受信した場合、前記第k+1副制御回路に対応する第k+1印刷データから前記第n副制御回路に対応する第n印刷データまでの印刷データを下流に送信したか否か判定する第1判定処理と、
前記第k+1印刷データから前記第n印刷データまでの印刷データを前記第k+1副制御回路に送信した後に前記印刷データを受信した場合、自身の前記記憶部に前記印刷データを記憶する第1記憶処理と
を実行し、
前記第k副制御回路の前記記憶部に記憶された前記印刷データは第k印刷データである
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第k副制御回路は、
前記第k+1印刷データから前記第n印刷データまでのいずれか1つの印刷データを受信した場合、自身の前記記憶部に前記第k+1印刷データから前記第n印刷データまでのいずれかの印刷データのうち受信した印刷データを記憶し、
前記第k+1印刷データから前記第n印刷データまでの印刷データのうち、自身の前記記憶部に記憶した印刷データを前記第k+1副制御回路に送信した場合、前記第k+1印刷データから前記第n印刷データまでの印刷データのうち、自身の前記記憶部に記憶した印刷データを自身の前記記憶部から削除する
請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記副制御回路群は第s副制御回路を含み(sは1~nの自然数)、
前記第s副制御回路は、
自身の前記記憶部に前記第s印刷データが記憶されたか否か判定する第2判定処理と、
自身の前記記憶部に前記第s印刷データが記憶されていないと判定した場合、上流に第s印刷データの不足を通知する第1通知処理と
を実行する
請求項3又は4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記副制御回路群は第s副制御回路を含み(sは1~nの自然数)、
前記ヘッド群は、前記第s副制御回路によって駆動される第sヘッドを含み、
前記第s副制御回路は、
第s印刷データを受信する受信処理と、
前記受信処理の実行後、前記第s印刷データに基づいて、前記第sヘッドを駆動する駆動処理と
を実行する
請求項1から4のいずれか一つに記載の印刷装置。
【請求項7】
前記副制御回路群は第s副制御回路を含み(sは1~nの自然数)、
前記第s副制御回路は、
下流から前記印刷データの受信が完了したことを示す通知を受信したか否か判定する第3判定処理を実行し、
下流から前記印刷データの受信が完了したことを示す通知を受信していないと判定した場合、前記印刷データを下流に送信する
請求項1又は2に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記印刷データは、前記第s副制御回路に対応する第s印刷データを含み、
前記第s副制御回路は記憶部を備え、
前記第s副制御回路は、
前記第s印刷データが自身の前記記憶部に記憶されたか否か判定する第4判定処理と、
前記第s印刷データが自身の前記記憶部に記憶されたと判定した場合、前記第s印刷データが記憶されたことを上流に通知する第2通知処理と
を実行する
請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記第s副制御回路は記憶部を備え、
前記第s副制御回路は、
前記第3判定処理において、下流から前記印刷データの受信が完了したことを示す通知を受信したと判定した後に前記印刷データを受信した場合、前記印刷データを自身の前記記憶部に記憶する第2記憶処理
を実行する
請求項7に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記第s副制御回路は、前記第3判定処理において、下流から前記印刷データの受信が完了したことを示す通知を受信したと判定した後に前記印刷データを受信した場合、前記印刷データを自身の前記記憶部に記憶する第2記憶処理を実行する
請求項8に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、ヘッドから液体を吐出して印刷を行う印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像データを生成するPCと、PCに直列的に接続された受信ボード部及び複数の分配ボード部とを備える画像形成システムが提案されている。各分配ボードに複数のヘッドコントローラが接続される。受信ボード部は、画像データ(印刷データ)と共に、分配ボード部及びヘッドコントローラの識別情報を最上流の分配ボード部に送信することによって、所望のヘッドコントローラに印刷データを送信することができる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-146253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷データのみならず、識別情報を記憶する必要があるため、受信ボード部及び分配ボード部の記憶容量を大きくする必要がある。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、記憶容量の増大を抑制することができる印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る印刷装置は、主制御回路と、前記主制御回路に直列に接続され、前記主制御回路からの印刷データを上流から下流に転送する副制御回路群と、前記副制御回路群によって駆動されるヘッド群とを備え、前記副制御回路群は、最上流の第1副制御回路から最下流の第n副制御回路までを含み(nは2以上の自然数)、前記印刷データは、前記第1副制御回路に対応する第1印刷データから前記第n副制御回路に対応する第n印刷データまでを含み、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでの各印刷データは1ライン分のデータであり、前記主制御回路は、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでを前記第1副制御回路に送信する送信処理を実行する。
【0007】
本開示の一実施形態に係る印刷方法は、主制御回路と、前記主制御回路に直列に接続され、前記主制御回路からの印刷データを上流から下流に転送する副制御回路群と、前記副制御回路群によって駆動されるヘッド群とを備える印刷装置で実行される印刷方法であって、前記副制御回路群は、最上流の第1副制御回路から最下流の第n副制御回路までを含み(nは2以上の自然数)、前記印刷データは、前記第1副制御回路に対応する第1印刷データから前記第n副制御回路に対応する第n印刷データを含み、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでの各印刷データは1ライン分のデータであり、前記主制御回路は、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでを前記第1副制御回路に送信する。
【0008】
本開示の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、主制御回路と、前記主制御回路に直列に接続され、前記主制御回路からの印刷データを上流から下流に転送する副制御回路群と、前記副制御回路群によって駆動されるヘッド群とを備える印刷装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、前記副制御回路群は、最上流の第1副制御回路から最下流の第n副制御回路までを含み(nは2以上の自然数)、前記印刷データは、前記第1副制御回路に対応する第1印刷データから前記第n副制御回路に対応する第n印刷データまでを含み、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでの各印刷データは1ライン分のデータであり、前記主制御回路に、前記第1印刷データから前記第n印刷データまでを前記第1副制御回路に送信する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態に係る印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムにあっては、主制御回路は1ライン分のデータのみを送信する。そのため、主制御回路及び各副制御回路の記憶容量の増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る印刷装置の略示平面図である。
インクジェットヘッドの平面透視図である。
制御装置及びインクジェットヘッドのブロック図である。
第kヘッドモジュールのノズルと、第k-1ヘッドモジュールのノズルとの位置関係、及び、ノズルの使用比率を説明する説明図である。
主制御回路によるデータ送信処理を説明するフローチャートである。
副制御回路による印刷処理を説明するフローチャートである。
実施の形態2に係る副制御回路による印刷処理を説明するフローチャートである。
実施の形態2の変更例に係る副制御回路による印刷処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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