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公開番号2025026362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024121295
出願日2024-07-26
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/21 20060101AFI20250214BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷される文字又は線などの像の鮮鋭性を向上しながら、副次的な画質低下を抑制する。
【解決手段】1色以上の記録データに従って1色以上の記録剤を記録媒体に付着させることにより記録媒体に画像を記録する記録装置が用いる、記録データを生成する。入力画像から得られる濃淡画像に対する閾値処理の結果を示すN値画像(Nは2以上の自然数)におけるエッジを検出する。入力画像とエッジの検出結果とに基づいて記録データを生成する。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
1色以上の記録データに従って1色以上の記録剤を記録媒体に付着させることにより前記記録媒体に画像を記録する記録装置が用いる、前記記録データを生成する画像処理装置であって、
入力画像から得られる濃淡画像に対する閾値処理の結果を示すN値画像(Nは2以上の自然数)におけるエッジを検出する検出手段と、
前記入力画像と前記エッジの検出結果とに基づいて前記記録データを生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記濃淡画像は前記入力画像に対応する輝度画像又は明度画像であることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記濃淡画像は、前記入力画像の各画素値に従って前記記録媒体への画像の記録を行った場合における、前記記録媒体上の輝度又は明度を各画素について示し、
前記濃淡画像は、前記記録媒体の種類に応じた変換テーブルに従って前記入力画像の画素値を変換することにより得られることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記濃淡画像は、前記入力画像の各画素値に従う前記記録媒体への画像の記録に用いられる少なくとも1つの記録剤の量を各画素について示すことを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記濃淡画像は、前記記録装置の記録モードに応じた変換テーブルに従って前記入力画像の画素値を変換することにより得られることを特徴とする、請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記生成手段は、前記入力画像の着目画素が前記エッジにあるか否かに応じた方法で、前記入力画像の前記着目画素の値から、少なくとも1色についての前記着目画素に対応する前記記録データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記生成手段は、前記エッジにある画素についての最大記録量が、前記エッジにない画素についての最大記録量より少なくなるように、前記記録データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記生成手段は、前記エッジにある画素についての最大記録量が、前記エッジにない画素についての最大記録量より多くなるように、前記記録データを生成することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記記録装置は、複数色の記録剤を前記記録媒体に付着させることにより前記記録媒体に画像を記録し、
前記複数色は、第1のグループ及び第2のグループを含む2つ以上のグループに分類され、
前記検出手段は、前記エッジの両側に対応する第1エッジ画素と第2エッジ画素とを検出し、
前記生成手段は、前記第1エッジ画素の検出結果に基づいて前記第1のグループの色についての前記記録データを生成し、前記第2エッジ画素の検出結果に基づいて前記第2のグループの色についての前記記録データを生成する
ことを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記生成手段は、前記第1エッジ画素についての最大記録量が、前記エッジにない画素についての最大記録量より少なくなるように、前記第1のグループの色についての前記記録データを生成し、前記第2エッジ画素についての最大記録量が、前記エッジにない画素についての最大記録量より少なくなるように、前記第2のグループの色についての前記記録データを生成することを特徴とする、請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関し、特にインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタにおいて、複数のインク滴の接触による滲みを抑制する技術が知られている。例えば、特許文献1は、黒色画像部とカラー画像部との境界に位置する黒色画素及びカラー画素を1ドットおきに間引くことを開示している。特許文献1の方法によれば、黒色インク滴とカラーインク滴との接触が抑制されるため、インクの滲みが低減される。また、特許文献2は、エッジ部にある高濃度領域の記録が1つのパスに偏り、エッジ部にある低濃度領域の記録が1つのパスに偏るようにマルチパス印刷を行うことを開示している。特許文献2の方法によれば、エッジ部にある隣接する領域間でインク滴の到達タイミングが離れるため、インク滴の接触による滲みが低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-152902号公報
特開2019-72890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法には、黒色インクで記録される文字及び線の輪郭が薄くなるために、視認性が低下するという課題があった。また、特許文献2の方法には、パス間の記録位置ずれによって、エッジ部において白地が発生しやすくなるという課題があった。
【0005】
本発明は、印刷される文字又は線などの像の鮮鋭性を向上しながら、副次的な画質低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
1色以上の記録データに従って1色以上の記録剤を記録媒体に付着させることにより前記記録媒体に画像を記録する記録装置が用いる、前記記録データを生成する画像処理装置であって、
入力画像から得られる濃淡画像に対する閾値処理の結果を示すN値画像(Nは2以上の自然数)におけるエッジを検出する検出手段と、
前記入力画像と前記エッジの検出結果とに基づいて前記記録データを生成する生成手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
印刷される文字又は線などの像の鮮鋭性を向上しながら、副次的な画質低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る記録装置の斜視図。
一実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図。
一実施形態に係る画像処理方法のフローチャート。
エッジ部におけるドット配置の一例を示す図。
入力画像データの一例を示す図。
インク量と明度との関係を示す図。
エッジパターン検出を説明する図。
パターンマッチングデータの回転及び位相ずらしを説明する図。
階調補正処理について説明する図。
色分解処理及び量子化処理のフローチャート。
インデックス展開処理を説明する図。
入力画像の輝度画像への変換を説明する図。
輝度画像の2値画像への変換を説明する図。
エッジ検出処理の結果を示す図。
量子化データの例を示す図。
ドット配置パターンの例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
一実施形態に係る画像処理方法のフローチャート。
インデックス展開処理を説明する図。
エッジ検出処理の結果を示す図。
量子化データの例を示す図。
ドット配置パターンの例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
量子化データの例を示す図。
ドット配置パターンの例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
記録ヘッドの概略構成を示す図。
第3端部が連続する場合の例を示す図。
一実施形態に係る画像処理方法のフローチャート。
インク色分解について説明する図。
色分解処理及び量子化処理のフローチャート。
階調補正処理について説明する図。
インデックス展開処理を説明する図。
インク量情報に対応する2値画像の例を示す図。
エッジ検出処理の結果を示す図。
階調補正後の濃度値を示す図。
量子化データの例を示す図。
ドット配置パターンの例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
マルチパス記録を説明する図。
インデックス展開処理を説明する図。
インデックスデータの例を示す図
マスクパターンの例を示す図。
マスクデコードテーブルの例を示す図。
ドット配置パターンの例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
閾値の設定例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
ドット配置の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<記録装置の構造>
以下、図1を用いて、各実施形態における記録装置の構造について説明する。図1は、一実施形態に係る記録装置であるプリンタ2における記録部の概要を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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