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公開番号2024155387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070059
出願日2023-04-21
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 21/00 20060101AFI20241024BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】余白を調整してオーバーライド印刷が可能であれば、画像の縮小を可能な限りしないで、品質の高い印刷を行なうことができるようにする。
【解決手段】本開示は、入力された電子文書の印刷データに基づいて、記録媒体に前記電子文書の画像を印刷する画像形成装置において、電子文書の印刷データを入力するデータ入力部と、電子文書の指定された指定媒体サイズ情報を取得し、指定媒体サイズ情報と、記録媒体の装置媒体サイズ情報とを比較し、指定媒体サイズ情報と装置媒体サイズ情報とが近しいか否かを判定する比較判定部と、指定媒体サイズ情報と装置媒体サイズ情報とが近しい場合に、記録媒体の印刷可能領域を調整する調整部と、調整部により印刷可能領域が調整された記録媒体に、電子文書の画像を印刷する印刷出力部と、を備える。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
入力された電子文書の印刷データに基づいて、記録媒体に前記電子文書の画像を印刷する画像形成装置において、
前記電子文書の印刷データを入力するデータ入力部と、
前記電子文書の指定された指定媒体サイズ情報を取得し、前記指定媒体サイズ情報と、前記記録媒体の装置媒体サイズ情報とを比較し、前記指定媒体サイズ情報と前記装置媒体サイズ情報とが近しいか否かを判定する比較判定部と、
前記指定媒体サイズ情報と前記装置媒体サイズ情報とが近しい場合に、前記記録媒体の印刷可能領域を調整する調整部と、
前記調整部により印刷可能領域が調整された前記記録媒体に、前記電子文書の画像を印刷する印刷出力部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記印刷出力部から印刷出力された前記記録媒体は、余白が縮小されて、前記電子文書の画像が印刷されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記比較判定部が、前記電子文書の画像をそのままのサイズで前記記録媒体に印刷できるか否かを判定し、
前記調整部が、前記電子文書の画像をそのままのサイズで前記記録媒体に印刷できないときに、前記記録媒体の余白を縮小調整し、
前記印刷出力部が、余白が縮小調整されて前記印刷可能領域が拡張された前記記録媒体に、前記電子文書の画像をそのままのサイズで印刷する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記比較判定部が、前記記録媒体の余白縮小調整後、前記電子文書の画像をそのままのサイズで前記記録媒体に印刷できないと判定したとき、前記調整部が前記電子文書の画像を縮小し、
前記印刷出力部が、前記記録媒体に、縮小後の前記電子文書の画像を印刷する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記指定媒体サイズ情報がJIS規格サイズ情報又はISO規格サイズ情報であり、
前記装置媒体サイズ情報がISO規格サイズ情報又はJIS規格サイズ情報であり、
前記指定媒体サイズ情報及び前記装置媒体サイズ情報が、B版の同じ媒体名称である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記比較判定部は、前記指定媒体サイズ情報と前記装置媒体サイズ情報とに基づく長辺の比率および短辺の比率がそれぞれ±3.41%以内の定型サイズを近しいとすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、PDF等の文書画像が記録媒体の印刷可能領域に縮小されて印刷されてしまうことを解決するため、文書画像を最適なサイズに調整する方法が開示されている。例えば、文書のページサイズと記録媒体のサイズとが一致する場合、画像データから、記録媒体の印刷可能領域に対応する領域内画像データが抽出され、領域内画像データを領域内印刷データに展開する。これにより、文書画像の不要な縮小が防止され、所望のサイズに印刷可能となるので、利便性が向上される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-251651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、記録媒体の規格にはJISとISOとが存在している。例えば、A4等のA版に関してはJIS規格とISO規格で同じ用紙サイズであるが、B4等のB版に関してはJIS規格とISO規格とで用紙サイズが異なり、JIS規格の方がISO規格よりもわずかに大きく決められている。そのため、記録媒体のサイズが指定されている文書の印刷データを取得した場合、印刷結果に支障が生じてしまうことがある。
【0005】
従来、画像データを印刷する場合、記録媒体の余白は固定としているが、この開示は、印刷可能領域を調整して、画像の縮小を減らすことで、品質の高い印刷を行なうことができる画像形成装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するために、本開示は、入力された電子文書の印刷データに基づいて、記録媒体に前記電子文書の画像を印刷する画像形成装置において、電子文書の印刷データを入力するデータ入力部と、電子文書の指定された指定媒体サイズ情報を取得し、指定媒体サイズ情報と、記録媒体の装置媒体サイズ情報とを比較し、指定媒体サイズ情報と装置媒体サイズ情報とが近しいか否かを判定する比較判定部と、指定媒体サイズ情報と装置媒体サイズ情報とが近しい場合に、記録媒体の印刷可能領域を調整する調整部と、調整部により印刷可能領域が調整された記録媒体に、電子文書の画像を印刷する印刷出力部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、この開示は、余白を調整してオーバーライド印刷が可能であれば、画像の縮小を可能な限りしないで、品質の高い印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す構成図である。
実施形態に係る画像形成装置における画像形成処理の動作を示すフローチャートである。
実施形態においてJIS規格のB8とISO規格のB8との用紙サイズと印刷可能領域を示す図である。
実施形態において、指定用紙サイズがISO_B8であり、給紙トレイの用紙がJIS_B8である場合の動作処理の一例を説明する説明図である。
実施形態において、指定用紙サイズがJIS_B8であり、給紙トレイの用紙がISO_B8である場合の動作処理を説明する説明図である(その1)。
実施形態において、指定用紙サイズがJIS_B8であり、給紙トレイの用紙がISO_B8である場合の動作処理を説明する説明図である(その2)。
実施形態におけるアラーム表示画面の一例を示す画面図である。
実施形態における指定用紙と給紙トレイの用紙との組み合わせ動作をまとめた図である。
変形実施形態に係る画像形成装置における画像形成処理の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(A)実施形態
以下に、本開示に係る画像形成装置の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
(A-1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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