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公開番号2025020822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124418
出願日2023-07-31
発明の名称インク容器
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクカートリッジのIC基板の電極が位置ズレしにくい手段を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ30は、インクを貯留する貯留室46を有する本体31、32と、貯留室46から前方へ延びており、貯留室46のインクを本体の外部に供給する供給部33と、供給部33に対して前方と直交する上方へ離れており、電極61を有するIC基板60と、を備える。本体は、前壁53と、前壁53と連続しており、右方を向く第2壁55と、前壁53と連続しており、左方を向く左壁54と、右壁55と左壁54とをつないでおり、上方を向く上壁56と、を有する。IC基板60は、上壁56に位置する。上壁56は、IC基板60の電極61よりも前方に位置する貫通孔90と、上壁56の前端および貫通孔90の前端を画定する前部分511と、を有する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
装着部の装着空間に挿入されるインク容器であって、
インクを貯留する貯留室を有する本体と、
上記貯留室から前方へ延びており、上記貯留室のインクを上記本体の外部に供給する供給部と、
上記供給部に対して上記前方と直交する上方へ離れており、電極を有する電気的インタフェースと、を備えており、
上記本体は、
第1壁と、
上記第1壁と連続しており、右方を向く第2壁と、
上記第1壁と連続しており、左方を向く第3壁と、
上記第2壁と上記第3壁とをつないでおり、上記上方を向く第4壁と、を有しており、
上記電気的インタフェースは、上記第4壁に位置しており、
上記第4壁は、上記電気的インタフェースの上記電極よりも前方に位置する貫通孔と、上記第4壁の前端および上記貫通孔の前端を画定する前端部と、を有するインク容器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
上記前端部の前端は、右端および左端において上記第1壁とつながっている請求項1に記載のインク容器。
【請求項3】
上記第1壁は、上記前端部の下方に位置する第2貫通孔を有する請求項1または2に記載のインク容器。
【請求項4】
上記本体は、
上記貯留室を区画する区画壁を有する第1部材と、
上記第1壁、上記第2壁、上記第3壁、および上記第4壁を有する第2部材と、を有しており、
上記第1部材は、上記第2部材に対して上下方向に相対的に移動可能に係合されており、
上記区画壁の上端かつ前端は、上記貫通孔の下方に位置する請求項3に記載のインク容器。
【請求項5】
上記前端部は、上方を向く上面を有しており、
上記本体は、
上記貫通孔よりも右方において上記上面から上方へ突出する第1突片と、
上記貫通孔よりも左方において上記上面から上方へ突出する第2突片と、を有する請求項1または2に記載のインク容器。
【請求項6】
上記前端部は、
上方を向く上面と、
上記上面の前方に隣接しており、前方へ向かうにつれて下方へ向かうように上記上面に対して傾斜する傾斜面と、を有する請求項1または2に記載のインク容器。
【請求項7】
上記第4壁は、
上記前端部の後端と連続しており、上記第2壁から左方へ延びる第1部分と、
上記前端部の後端と連続しており、上記第3壁から右方へ延びる第2部分と、を有しており、
上記第1部分は、上記貫通孔の右端を画定しており、
上記第2部分は、上記貫通孔の左端を画定する請求項1または2に記載のインク容器。
【請求項8】
上記貫通孔の上記前方および上記上方と直交する方向の長さは、後方へ向かって短くなる請求項1または2に記載のインク容器。
【請求項9】
上記第1部材は、上記貯留室と外部とを連通する大気連通口を有しており、
上記第1部材内に位置しており、上記大気連通口を開閉可能なバルブをさらに備えており、
上記バルブは、上記大気連通口および上記第2貫通孔を通して外部へ露出しており、
第2貫通孔は、装着部から延びる突起を受け入れる請求項4に記載のインク容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インクが貯留されるインク容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インクが貯留されるインクカートリッジが開示される。特許文献1に記載のインクカートリッジは、プリンタのカートリッジ装着部に対し鉛直方向と交差する挿入方向に挿入され、挿入方向と反対の脱抜方向に取り出される。インクカートリッジは、挿入方向の前端を画定する前壁と、後端を画定する後壁を有する。また、インクカートリッジは、前壁と後壁の間にインクカートリッジの左端を画定する左壁と、右端を画定する右壁とを有する。インクカートリッジは、右壁と左壁をつなぐ基板支持部を有する。基板支持部には電極を有するIC基板が支持されている。IC基板の電極は、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態において、カートリッジ装着部の接点と導通する。さらに、インクカートリッジの前端かつ鉛直方向の上端には、前壁から脱抜方向へ凹んだ空間を有する。空間の後部は、基板支持部によって上端を画定されている。空間の前部は、挿入方向と上方向に開放されている。インクカートリッジの空間は、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態において、カートリッジ装着部に設けられた突部を受け入れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-52122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1記載のインクカートリッジは、インクカートリッジの前端かつ上端に空間を有するので、空間周辺の強度が他の部分に比べて低い。そのため、インクカートリッジが床面に落下してインクカートリッジの空間を画定する右壁または左壁に強い衝撃が加わると、その衝撃が右壁と左壁をつなぐ基板支持部に伝わり、基板支持部が変形するおそれがある。基板支持部が変形すると、基板支持部上のIC基板の電極の位置が変形前の位置に対してずれて、電極とカートリッジ装着部の接点との接続不良が生じるおそれがある。
【0005】
本開示は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インク容器の電気的インタフェースの電極が位置ズレしにくい手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示は、装着部の装着空間に挿入されるインク容器に関する。インク容器は、インクを貯留する貯留室を有する本体と、上記貯留室から前方へ延びており、上記貯留室のインクを上記本体の外部に供給する供給部と、上記供給部に対して上記前方と直交する上方へ離れており、電極を有する電気的インタフェースと、を備える。上記本体は、第1壁と、上記第1壁と連続しており、右方を向く第2壁と、上記第1壁と連続しており、左方を向く第3壁と、上記第2壁と上記第3壁とをつないでおり、上記上方を向く第4壁と、を有する。上記電気的インタフェースは、上記第4壁に位置する。上記第4壁は、上記電気的インタフェースの上記電極よりも前方に位置する貫通孔と、上記第4壁の前端および上記貫通孔の前端を画定する前端部と、を有する。
【0007】
例えば、インク容器が床面に落下したときに、本体の前端部周辺に強い衝撃が生じても、前端部が変形しやすいので、落下の衝撃が前端部に吸収されやすい。前端部と電気的インタフェースの電極との間に貫通孔が位置するので、前端部の変形によって生じた力が前端部とつながる第2壁および第3壁に分散されやすい。このため、前端部から第4壁における電気的インタフェースの周辺に衝撃が伝わりにくいので、第4壁における電気的インタフェースの周辺の変形が抑制され、電気的インタフェースの電極が位置ズレしにくい。その結果、インク容器が装着部に装着されるときに、電気的インタフェースの電極と装着部の接点との間で接続不良を引き起こすことが抑制される。
【0008】
(2)上記前端部の前端は、右端および左端において上記第1壁とつながっていてもよい。
【0009】
前端部の変形によって生じた力が第1壁に分散しやすくなるので、前端部の強度が向上する。
【0010】
(3)上記第1壁は、上記前端部の下方に位置する第2貫通孔を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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