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公開番号2024158957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074628
出願日2023-04-28
発明の名称箔転写装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B41M 3/12 20060101AFI20241031BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】供給リールと、巻取リールと、供給リールから巻取リールまで延びる箔フィルムとで三方が囲われる空間内の空気を効率よく排出すること。
【解決手段】箔転写装置1は、筐体と、箔フィルムFとシートを加熱する加熱ユニット(加熱ローラ61)と、加熱ユニットとの間で箔フィルムFとシートを挟むニップ部を有する加圧ユニット(加圧ローラ51)と、ニップ部に箔フィルムFを供給する供給リール31と、ニップ部から排出された箔フィルムFを巻き取る巻取リール35と、筐体内の空気を排出するファン100を備える。供給リール31の軸方向にファン100を投影した場合にファン100の投影が空間Aと重なるようにファン100が配置されている。空間Aは、供給リール31と巻取リール35の間に位置する第1空間A1と、供給リール31から巻取リール35まで延びる箔フィルムFと第1空間A1の間に位置する第2空間A2を合わせた空間である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
箔フィルムとシートを加熱する加熱ユニットと、
前記加熱ユニットとの間で箔フィルムおよびシートを挟むことで、シートに箔を転写させる加圧ユニットと、
前記加熱ユニットと前記加圧ユニットの間のニップ部に箔フィルムを供給するための供給リールと、
前記ニップ部から排出された箔フィルムを巻き取るための巻取リールと、
前記筐体内の空気を前記筐体外に排出するファンと、を備え、
前記供給リールの軸方向に前記ファンを投影した場合に、前記供給リールと前記巻取リールの間に位置する第1空間と、前記供給リールから前記巻取リールまで延びる箔フィルムと前記第1空間の間に位置する第2空間とを合わせた空間に前記ファンの投影が重なるように、前記ファンが配置されていることを特徴とする箔転写装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ファンを制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
シートに箔を転写させるための箔転写処理を実行している間、前記ファンを停止させ、
前記箔転写処理の終了後に、前記ファンを回転させることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項3】
前記筐体は、第1側壁と、前記第1側壁から前記軸方向に間隔を空けて配置された第2側壁とを有し、
前記第1側壁は、前記ファンと前記空間の間に位置し、前記軸方向に貫通する開口を有し、
前記箔転写装置は、
前記加熱ユニットと前記加圧ユニットを圧接または離間させる圧接離間機構と、
前記開口の少なくとも一部を覆うことが可能なシャッタと、をさらに備え、
前記シャッタは、
第1位置と、前記第1位置よりも前記開口の面積を大きくする第2位置との間で移動可能であり、
前記圧接離間機構によって前記加熱ユニットと前記加圧ユニットが離間する場合に、前記第1位置から前記第2位置に移動することを特徴とする請求項2に記載の箔転写装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記箔転写処理の終了後であって、かつ、前記圧接離間機構によって前記加熱ユニットと前記加圧ユニットを離間させた後に、前記ファンを回転させ、
前記ファンを回転させた後に前記筐体内の温度が所定値以下になった場合に、前記加熱ユニットと前記加圧ユニットを離間した状態にしたまま、前記ファンを停止させることを特徴とする請求項3に記載の箔転写装置。
【請求項5】
前記圧接離間機構は、前記シャッタを有することを特徴とする請求項3に記載の箔転写装置。
【請求項6】
前記加熱ユニットを覆う保護位置と、前記保護位置から退避した退避位置との間で移動可能な保護シャッタをさらに備え、
前記軸方向に前記ファンを投影した場合、前記ファンの投影が前記保護シャッタと重なることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項7】
前記ニップ部を通る箔フィルムから離れた離間壁をさらに備え、
前記空間は、前記ニップ部を通る箔フィルムと前記離間壁の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項8】
前記ファンは、シロッコファンであることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項9】
前記加熱ユニットは、前記空間内に位置することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の箔転写装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加熱ユニットと加圧ユニットの間で箔フィルムおよびシートを挟むことで、シートに箔を転写させる箔転写装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、箔転写装置として、加熱ユニットと、加圧ユニットと、供給リールと、巻取リールと、ファンとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。供給リールは、加熱ユニットと加圧ユニットの間のニップ部に箔フィルムを供給する。巻取リールは、ニップ部から排出された箔フィルムを巻き取る。
【0003】
供給リールと巻取リールの間の空間は、ニップ部を通る箔フィルムの下に位置する。ファンは、供給リールと巻取リールの間の空間の下に位置する。ファンは、供給リールと巻取リールの間の空間内の空気を、上下方向に吸い込んで筐体の外に排出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-74735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、供給リールと、巻取リールと、供給リールから巻取リールまで延びる箔フィルムとによって三方が囲われる空間には、熱が籠りやすい。このような空間内の空気を、ファンによって上下方向に吸い込む場合には、ニップ部を通る箔フィルムが空気の流れの邪魔になり、空間内の空気を効率的に排出できないおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、供給リールと、巻取リールと、供給リールから巻取リールまで延びる箔フィルムとによって三方が囲われる空間内の空気を効率よく排出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決する本開示の箔転写装置は、筐体と、加熱ユニットと、加圧ユニットと、供給リールと、巻取リールと、ファンと、を備える。
加熱ユニットは、箔フィルムとシートを加熱する。
加圧ユニットは、加熱ユニットとの間で箔フィルムおよびシートを挟むことで、シートに箔を転写させる。
供給リールは、加熱ユニットと加圧ユニットの間のニップ部に箔フィルムを供給するためのリールである。
巻取リールは、ニップ部から排出された箔フィルムを巻き取るためのリールである。
ファンは、筐体内の空気を筐体外に排出する。
供給リールの軸方向にファンを投影した場合にファンの投影が第1空間と第2空間とを合わせた空間と重なるように、ファンが配置されている。
第1空間は、供給リールと巻取リールの間に位置する。
第2空間は、供給リールから巻取リールまで延びる箔フィルムと第1空間の間に位置する。
【0008】
第1空間と第2空間を合わせた空間は、供給リールと、巻取リールと、供給リールから巻取リールまで延びる箔フィルムとによって三方が囲われるため、熱が籠りやすい。軸方向へのファンの投影が第1空間と第2空間を合わせた空間と重なるようにファンが配置されることで、空間内の空気を軸方向に沿って効率よく排出することができるので、空間内を効率よく冷却することができる。
【0009】
また、箔転写装置は、制御部をさらに備えていてもよい。
制御部は、ファンを制御する。制御部は、シートに箔を転写させるための箔転写処理を実行している間、ファンを停止させる。制御部は、箔転写処理の終了後に、ファンを回転させる。
【0010】
制御部が、箔転写処理を実行している間、ファンを停止させることで、加熱ユニットの温度を迅速に上げることができるとともに、箔転写処理中に加熱ユニットから熱が奪われることが抑制される。また、制御部が、箔転写処理の終了後に、ファンを回転させることで、加熱ユニット周りを効率よく冷却することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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