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公開番号
2025025282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129919
出願日
2023-08-09
発明の名称
積層体および包装袋
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250214BHJP(積層体)
要約
【課題】クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適であり、リサイクル性およびガスバリア性に優れる積層体を提供する。
【解決手段】剥離部と本体部とを少なくとも備える積層体であって、剥離部は、本体部から剥離できるように設けられており、剥離部は、ポリオレフィンを主成分として含有し、剥離部におけるポリオレフィンの含有割合は、剥離部の質量を基準として、80質量%以上であり、本体部は、ポリオレフィンを主成分として含有し、本体部におけるポリオレフィンの含有割合は、本体部の質量を基準として、80質量%以上であり、本体部は、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を少なくとも備え、剥離部および本体部の少なくともいずれか一方は、バリア性基材を備え、バリア性基材は、ポリオレフィンを主成分として含有するポリオレフィン基材と、ポリオレフィン基材上に設けられた蒸着膜と、を備える、積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
剥離部と本体部とを少なくとも備える積層体であって、
前記剥離部は、前記本体部から剥離できるように設けられており、
前記剥離部は、ポリオレフィンを主成分として含有し、前記剥離部における前記ポリオレフィンの含有割合は、前記剥離部の質量を基準として、80質量%以上であり、
前記本体部は、ポリオレフィンを主成分として含有し、前記本体部における前記ポリオレフィンの含有割合は、前記本体部の質量を基準として、80質量%以上であり、前記本体部は、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を少なくとも備え、
前記剥離部および前記本体部の少なくともいずれか一方は、バリア性基材を備え、前記バリア性基材は、ポリオレフィンを主成分として含有するポリオレフィン基材と、前記ポリオレフィン基材上に設けられた蒸着膜と、を備える、
積層体。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記本体部が、前記バリア性基材を備える、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記バリア性基材における前記ポリオレフィン基材と、前記蒸着膜と、前記熱融着性樹脂層と、をこの順に備える、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記バリア性基材が、ポリプロピレンを主成分として含有する延伸ポリプロピレン基材と、前記延伸ポリプロピレン基材上に設けられた蒸着膜と、を備える、請求項2に記載の積層体。
【請求項5】
前記本体部が、前記バリア性基材と前記熱融着性樹脂層との間に、接着剤から形成された接着剤層を備える、請求項2に記載の積層体。
【請求項6】
前記接着剤層が、無溶剤型の接着剤から形成された接着剤層である、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
前記接着剤層の厚さが、0.1μm以上3μm以下である、請求項5に記載の積層体。
【請求項8】
前記剥離部が、ポリオレフィンを主成分として含有する表面樹脂層と、ポリオレフィンを主成分として含有する押出樹脂層と、を備え、
前記押出樹脂層は、前記本体部における前記バリア性基材を構成するポリオレフィン基材と接しており、前記押出樹脂層における前記ポリオレフィンは、前記バリア性基材を構成するポリオレフィン基材における前記ポリオレフィンとは種類が異なる、
請求項2に記載の積層体。
【請求項9】
前記剥離部が、
ポリエチレンを主成分として含有する前記表面樹脂層と、
ポリエチレンを主成分として含有する前記押出樹脂層と、
を備え、
前記本体部が、
ポリプロピレンを主成分として含有する前記ポリオレフィン基材と、
前記ポリオレフィン基材上に設けられた前記蒸着膜と、
接着剤から形成された接着剤層と、
ポリエチレンを主成分として含有する前記熱融着性樹脂層と、
をこの順に備える、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
前記積層体におけるポリオレフィンの含有割合が、前記積層体の質量を基準として、80質量%以上である、請求項1に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体および包装袋に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体製品は、埃および塵等の異物が該製品に付着すると品質が低下しえることから、清浄度の高いクリーンルーム等のクリーン環境下で製造または使用されている。このような環境内に物品を持ち込む際には、プラスチックフィルム製の袋内に物品を収容した包装体が用いられることが多い。したがって、半導体製品等の高いクリーン度が要求される物品を収容する包装袋に対しても、高いクリーン性が求められている。
【0003】
包装体は、従来、内袋および外袋を少なくとも備える2重袋を用いて以下のようにして製造されている(例えば、特許文献1参照)。まず内袋の内側に物品を入れ、真空脱気し、内袋の開口部を密封する。次に外袋の内側に該内袋を入れ、真空脱気し、外袋の開口部を密封する。このような2重包装、または必要に応じて3重包装により、物品は包装されている。物品を使用する際には、クリーンルームの前室で外袋を開封し、クリーンな状態の内袋をクリーンルーム内で開封して、物品は取り出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-126437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
2重脱気包装または3重脱気包装により物品を包装する際、脱気包装が複数回行われる。このため、物品包装の作業効率が高くない場合がある。また、包装袋の開封時には、複数回行われる袋の開封が手間である場合がある。また、近年、プラスチック海洋汚染および地球温暖化など、環境問題に対する取り組みが重要視されている。したがって、包装材料などには、高いリサイクル性が求められている。また、このような包装袋は、袋内の物品に対する酸素または湿度の影響を抑制するために、ガスバリア性を有することが望ましい場合がある。
【0006】
本開示の課題は、クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適であり、リサイクル性およびガスバリア性に優れる積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、剥離部と本体部とを備える積層体により包装袋を作製すること、積層体を主としてポリオレフィンにより作製すること、また、剥離部および/または本体部にバリア層を設けることを検討した。クリーンルームの前室で包装袋の剥離部を剥離することで、クリーンな状態の包装体をクリーンルーム内に持ち込むことができる。このような知見のもと、本発明者らは、以下の構成を備える積層体により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
本開示の一実施形態の積層体は、剥離部と本体部とを少なくとも備え、剥離部は、本体部から剥離できるように設けられており、剥離部は、ポリオレフィンを主成分として含有し、剥離部におけるポリオレフィンの含有割合は、剥離部の質量を基準として、80質量%以上であり、本体部は、ポリオレフィンを主成分として含有し、本体部におけるポリオレフィンの含有割合は、本体部の質量を基準として、80質量%以上であり、本体部は、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を少なくとも備え、剥離部および本体部の少なくともいずれか一方は、バリア性基材を備え、バリア性基材は、ポリオレフィンを主成分として含有するポリオレフィン基材と、ポリオレフィン基材上に設けられた蒸着膜と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適であり、リサイクル性およびガスバリア性に優れる積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図2は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図3は、本開示の包装袋の一実施形態の模式断面図である。
図4は、本開示の包装袋の一実施形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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