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公開番号2025025271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129895
出願日2023-08-09
発明の名称積層体および包装袋
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20250214BHJP(積層体)
要約【課題】クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適で、環境負荷の低い積層体を提供する。
【解決手段】第1の樹脂層と、第2の樹脂層と、を少なくとも備える積層体であって、第1の樹脂層は、第2の樹脂層から剥離できるように設けられており、第2の樹脂層は、ポリオレフィンを主成分として含有するシーラント層であり、第1の樹脂層および第2の樹脂層から選択される少なくとも1つの樹脂層が、バイオマス由来の樹脂材料を少なくとも含有する、積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の樹脂層と、第2の樹脂層と、を少なくとも備える積層体であって、
前記第1の樹脂層は、前記第2の樹脂層から剥離できるように設けられており、
前記第2の樹脂層は、ポリオレフィンを主成分として含有するシーラント層であり、
前記第1の樹脂層および前記第2の樹脂層から選択される少なくとも1つの樹脂層が、バイオマス由来の樹脂材料を少なくとも含有する、
積層体。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第1の樹脂層が、ヘテロ原子含有樹脂を主成分として含有するヘテロ原子含有樹脂層を少なくとも備え、前記ヘテロ原子含有樹脂層が、前記第2の樹脂層と接している、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記ヘテロ原子含有樹脂の少なくとも一部が、バイオマス由来の樹脂材料である、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記ヘテロ原子含有樹脂が、ポリアミド、エチレン-ビニルアルコール共重合体、ポリエステルおよびポリビニルアルコールから選択される少なくとも1種を含む、請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記第1の樹脂層が、ポリオレフィンを主成分として含有するポリオレフィン層をさらに備える、請求項2に記載の積層体。
【請求項6】
前記ポリオレフィンの少なくとも一部が、バイオマス由来の樹脂材料である、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
前記ポリオレフィン層が、前記ポリオレフィンに加えて、変性ポリオレフィンをさらに含有する、請求項5に記載の積層体。
【請求項8】
前記第2の樹脂層が、前記積層体の一方の表面層として、ポリオレフィンを主成分として含有する熱融着性樹脂層を備える、請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
前記熱融着性樹脂層が、直鎖状低密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンから選択される少なくとも1種のポリエチレンを主成分として含有する、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
前記第2の樹脂層が、密度が0.909g/cm
3
以下のポリエチレン層と、前記積層体の一方の表面層として、ポリエチレンを主成分として含有する熱融着性樹脂層とを備え、前記第2の樹脂層における前記ポリエチレン層が、前記第1の樹脂層における前記ヘテロ原子含有樹脂層と接している、請求項2に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体および包装袋に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
半導体製品は、埃および塵等の異物が該製品に付着すると品質が低下しえることから、清浄度の高いクリーンルーム等のクリーン環境下で製造または使用されている。このような環境内に物品を持ち込む際には、プラスチックフィルム製の袋内に物品を収容した包装体を、クリーン環境内に持ち込む場合が多い。したがって、半導体製品等の高いクリーン度が要求される物品を収容する包装袋に対しても、高いクリーン性が求められている。
【0003】
包装体は、従来、内袋および外袋を少なくとも備える2重袋を用いて以下のようにして製造されている(例えば、特許文献1参照)。まず内袋の内側に物品を入れ、真空脱気し、内袋の開口部を密封する。次に外袋の内側に該内袋を入れ、真空脱気し、外袋の開口部を密封する。このような2重包装、または必要に応じて3重包装により、物品は包装されている。物品を使用する際には、クリーンルームの前室で外袋を開封し、クリーンな状態の内袋をクリーンルーム内で開封して、物品は取り出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-126437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
2重脱気包装または3重脱気包装により物品を包装する際、脱気包装が複数回行われる。このため、物品包装の作業効率が高くない場合がある。また、包装袋の開封時には、複数回行われる袋の開封が手間である場合がある。また、近年、環境問題に対する取り組みが重要視されている。環境問題に対する取り組みという観点から、環境負荷の低い包装袋が望まれている。
【0006】
本開示の課題は、クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適で、環境負荷の低い積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、剥離可能な表面フィルムを備える積層体により包装袋を作製することを検討した。クリーンルームの前室で包装袋の表面フィルムを剥離することで、クリーンな状態の包装袋をクリーンルーム内に持ち込むことができる。このような知見のもと、本発明者らは、以下の構成を備える積層体により上記課題を解決できることを見出した。
本開示の一実施形態の積層体は、第1の樹脂層と、第2の樹脂層と、を少なくとも備え、第1の樹脂層は、第2の樹脂層から剥離できるように設けられており、第2の樹脂層は、ポリオレフィンを主成分として含有するシーラント層であり、第1の樹脂層および第2の樹脂層から選択される少なくとも1つの樹脂層が、バイオマス由来の樹脂材料を少なくとも含有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、クリーン環境内で使用される物品を包装できる包装材料として好適で、環境負荷の低い積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図2は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図3は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図4は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図5は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図6は、本開示の包装袋の一実施形態の模式断面図である。
図7は、本開示の包装袋の一実施形態の正面図である。
図8は、ハーフカット線を説明する模式図である。
図9は、包装袋の作製を説明する正面図である。
図10は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示は多くの異なる形態で実施でき、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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