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公開番号2025023894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-19
出願番号2024113869
出願日2024-07-17
発明の名称自転車のギヤシフトを制御する方法
出願人ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング,ROBERT BOSCH GMBH
代理人個人,個人,個人
主分類B62M 9/123 20100101AFI20250212BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】自転車のギヤシフトのギヤチェンジの自動操作を簡単に可能とし、ドライバーに対し特に高度な踏み心地を提供する。
【解決手段】本発明は、自転車のギヤシフトを制御する方法であって、次の各ステップ、すなわち、基準シフトポイントを検出するステップと、前記自転車の現在の走行状況を検出するステップと、検出した前記現在の走行状況に基づいてシフトヒステリシスを決定するステップと、決定した前記シフトヒステリシスを用いて前記基準シフトポイントを調整することによって目標シフトポイントを検出するステップとを含んでいる方法に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自転車(100)のギヤシフト(105)を制御する方法において、次の各ステップ、すなわち、
-基準シフトポイント(1)を検出するステップと、
-前記自転車(100)の現在の走行状況を検出するステップと、
-検出した前記現在の走行状況に基づいてシフトヒステリシス(4)を決定するステップと、
-決定した前記シフトヒステリシス(4)を用いて前記基準シフトポイント(1)を調整することによって目標シフトポイント(31,32)を検出するステップと、
を含んでいる方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記基準シフトポイント(1)を次のように検出し、すなわち前記基準シフトポイント(1)でのギヤチェンジの際に、前記ギヤチェンジによって生じる踏み回数跳躍(2)が基準踏み回数(3)に関し対称であるように、検出する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
実測踏み回数と前記基準踏み回数(3)との偏差を減少させるために、第1の走行状況で前記シフトヒステリシス(4)の減少を行い、および/または、
前記ギヤチェンジの回数を減少させるために、第2の走行状況で前記シフトヒステリシス(4)の増大を行う、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記シフトヒステリシス(4)を用いて前記基準シフトポイント(1)を調整することによって、前記基準シフトポイント(1)ごとにそれぞれ目標アップシフトポイント(31)と目標ダウンシフトポイント(32)とを検出する、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記基準シフトポイント(1)に比べて速度(22)が小さいときに前記目標ダウンシフトポイント(32)があり、および/または、前記基準シフトポイント(1)に比べて速度(22)が大きいときに前記目標アップシフトポイント(31)がある、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記基準シフトポイント(1)ごとの前記シフトヒステリシス(4)が、それぞれの前記目標ダウンシフトポイント(32)および前記目標アップシフトポイント(31)に対し等しい、または、異なって決定されている、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
次の各ステップ、すなわち、
-現在の走行状況として定速走行を検出するステップと、
-前記定速走行の検出に応答して前記シフトヒステリシス(4)を減少させるステップと、
を含んでいる、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
次の各ステップ、すなわち、
-現在の走行状況として踏み中断を検出するステップと、
-前記踏み中断の検出に応答して前記シフトヒステリシス(4)を増大させるステップと、
を含んでいる、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
次の各ステップ、すなわち、
-現在の走行状況として山道走行を検出するステップと、
-前記山道走行の検出に応答して前記シフトヒステリシス(4)を増大させるステップと、
を含んでいる、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
次の各ステップ、すなわち、
-現在の走行状況として加速走行を検出するステップと、
-前記目標アップシフトポイント(31)のために前記シフトヒステリシス(4)を減少させる、特に値ゼロへ減少させるステップと、
を含んでいる、請求項4~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車のギヤシフトを制御する方法、自転車のシフトシステムおよび自転車に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子的に操作可能に形成されている自転車用シフトシステムが知られている。これによって、ギヤチェンジの自動操作を提供する可能性が生じる。このような自動操作されるギヤチェンジを作動させるため、たとえば特定のシフト閾値が設けられている。このようなシフト閾値は、シフトシステムの制御装置のメモリ内にテーブルの形態でファイルされていてよい。自転車のための自動シフトの場合には、自転車のドライバーに対し踏み心地を可能な限りよくするための最適な変速の提供と、不必要に頻繁なギヤチェンジを回避することとの間に、目的上の不一致が生じることが多い。
【発明の概要】
【0003】
これに対し、請求項1の構成要件を備えた本発明による方法は、自転車のギヤシフトのギヤチェンジの自動操作を簡単に可能にすることができ、この場合自転車のドライバーに対し特に高度な踏み心地を確実に提供することができるという利点を提供する。これは、本発明によれば、自転車のギヤシフトを制御する方法において、
-基準シフトポイントを検出するステップと、
-前記自転車の現在の走行状況を検出するステップと、
-検出した前記現在の走行状況に基づいてシフトヒステリシスを決定するステップと、
-決定した前記シフトヒステリシスを用いて前記基準シフトポイントを調整することによって目標シフトポイントを検出するステップと、
を含んでいる方法によって達成される。
【0004】
すなわち、本方法では、基準シフトポイントという形態で特徴的な基準シフト閾値を検出し、これを特に変更可能なシフトヒステリシスを用いて適合的に調整することで、目標シフトポイントの形態で実際のシフト閾値を検出する。
【0005】
その際、走行状況として多数の可能な走行状況を検出して、シフトヒステリシスの変更のために使用してよい。たとえば、走行状況として、勾配の検知、または、自転車のドライバーによって予め決められている操作態様の検知も確認して、これらに整合するようにシフトヒステリシスの調整を行ってよい。
【0006】
特に、特定の変化量がシフトヒステリシスであると見なされ、この変化量だけ基準シフトポイントを目標シフトポイントのほうへ変位させる。たとえば、シフトヒステリシスを踏み回数量と見なすことができる。択一的に、有利には、シフトヒステリシスは更なる物理学的量で定義されていてよく、特にこの更なる物理学的量に依存して基準シフトポイントが定義されている。
【0007】
好ましくは、シフトヒステリシスを特定の定数値として特定してよく、この特定の定数値だけたとえば基準シフトポイントを目標シフトポイントのほうへ変位させる。択一的に、有利には、シフトヒステリシスを基準シフトポイントに関する特定の百分率偏差として特定してよい。
【0008】
好ましくは、複数の異なるギヤ段を備えた、すなわち複数の異なる変速比を備えたギヤシフトの場合、ギヤ段ごとにそれぞれ別個の基準シフトポイントを検出する。有利には、基準踏み回数はすべてのギヤ段に対し等しい。択一的に、異なるギヤ段に対し異なる基準踏み回数が定義されてよいのも有利である。
【0009】
したがって、本方法は、自転車の現在の走行作動に依存して適合性シフトヒステリシスを調整することにより、最適なシフトストラテジーを提供することができるという利点を提供する。基準踏み回数として、たとえば自転車のドライバーの個別の希望踏み回数を使用してよい。これによって、本方法により、たとえば、シフトストラテジーをたとえば特定の踏み回数へ最適に調整することを行うことができ、この場合シフトヒステリシスの適合性調整によってギヤチェンジの回数を減らすことができる。特に、シフトヒステリシスの適合性調整により、予め決められている特性値への可能な限り精確な調整に基づく最上の状態、および/または、可能な限り少ないシフトチェンジの回数を達成できる。したがって、特に、本方法により、自転車の特に効率的で快適な作動を可能にすることができる。
【0010】
従属請求項は、本発明の有利な更なる構成を内容にしている。
(【0011】以降は省略されています)

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