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公開番号2024094634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211303
出願日2022-12-28
発明の名称車両構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240703BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】スライドドアに衝撃が作用したときに基幹部材がダメージを受け難い車両構造を提供する。
【解決手段】フロアと、車両の側部に配置されたロッカから前記車両の内方に向かって突出するスライドドアの戸袋と、前記車両を側方から見て前記戸袋に重複するように前記戸袋よりも前記内方に配置された基幹部材と、前記フロアにおける前記戸袋と前記基幹部材との間の位置に配置されるガイド部材とを備え、前記ガイド部材は、前記内方に向かうに従って前記車両の上方または前記車両の下方に傾斜する傾斜面を有する、車両構造。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
フロアと、
車両の側部に配置されたロッカから前記車両の内方に向かって突出するスライドドアの戸袋と、
前記車両を側方から見て前記戸袋に重複するように前記戸袋よりも前記内方に配置された基幹部材と、
前記フロアにおける前記戸袋と前記基幹部材との間の位置に配置されるガイド部材とを備え、
前記ガイド部材は、前記内方に向かうに従って前記車両の上方または前記車両の下方に傾斜する傾斜面を有する、
車両構造。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記戸袋に対応する位置で車幅方向に延びるフロアクロスメンバと、
前記車両の側方からの衝撃を吸収するための補強部材とを備え、
前記補強部材は、
前記フロアクロスメンバに接合されたベース部と、
前記ベース部から分岐し、前記ロッカまたは前記ロッカに接合された部材に接合された複数の分岐部とを備え、
前記複数の分岐部は、第一分岐部と第二分岐部とを備え、
前記第一分岐部の接合端部は、前記フロアクロスメンバよりも前記車両の前方に配置されており、
前記第二分岐部の接合端部は、前記フロアクロスメンバよりも前記車両の後方に配置されている、請求項1に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スライドドアを有する車両構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、スライドドアを有する車両構造を開示する。スライドドアは、車両の前後方向にスライドする。特許文献1の図3に示されるように、スライドドアは支持アームに支持され、支持アームは案内レールに走行可能に支持されている。案内レールの前部は、車両の前方に向かうに従って車両の内方に湾曲している。
【0003】
案内レールは、車室内に露出しないように、延出部に収納されている。延出部は、車両の側方に配置されたロッカから車両の内方に向かって突出している。延出部は戸袋とも呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-123935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両の側突時にスライドドアに衝撃が作用すると、戸袋が車両の内方に向かって移動する場合がある。戸袋よりも車両の内方には、車両の基幹部材が配置されている。基幹部材は例えば、車両を走行させる駆動系の構成部品、または車両を停止させる制動系の構成部品である。車両の側方から見て、基幹部材が戸袋に重複するように配置されていた場合、側突時に車両の内方に移動した戸袋が基幹部材にダメージを与えるおそれがある。
【0006】
本発明の目的の一つは、スライドドアに衝撃が作用したときに基幹部材がダメージを受け難い車両構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る車両構造は、
フロアと、
車両の側部に配置されたロッカから前記車両の内方に向かって突出するスライドドアの戸袋と、
前記車両を側方から見て前記戸袋に重複するように前記戸袋よりも前記内方に配置された基幹部材と、
前記フロアにおける前記戸袋と前記基幹部材との間の位置に配置されるガイド部材とを備え、
前記ガイド部材は、前記内方に向かうに従って前記車両の上方または前記車両の下方に傾斜する傾斜面を有する。
【0008】
上記車両構造において、
前記戸袋に対応する位置で車幅方向に延びるフロアクロスメンバと、
前記車両の側方からの衝撃を吸収するための補強部材とを備え、
前記補強部材は、
前記フロアクロスメンバに接合されたベース部と、
前記ベース部から分岐し、前記ロッカまたは前記ロッカに接合された部材に接合された複数の分岐部とを備え、
前記複数の分岐部は、第一分岐部と第二分岐部とを備え、
前記第一分岐部の接合端部は、前記フロアクロスメンバよりも前記車両の前方に配置されており、
前記第二分岐部の接合端部は、前記フロアクロスメンバよりも前記車両の後方に配置されていても良い。
【発明の効果】
【0009】
上記車両構造において、ガイド部材は、側突時に車両の内方に移動する戸袋を上方または下方に変位させる。そのため、戸袋が基幹部材にダメージを与える可能性が大幅に低減される。また、ガイド部材は、戸袋の周辺のパネルを厚くするよりも、コスト、重量、および生産性の点で有利である。
【0010】
上記補強部材を備える車両構造では、側突の衝撃の一部が、補強部材によってフロアクロスメンバに伝達される。ここで、補強部材の第一分岐部と第二分岐部とが、車両の長さ方向に沿ったフロアクロスメンバの幅の中心をまたぐように配置されていることで、補強部材に伝わった側突の衝撃は、補強部材のベース部に集約されて、クロスメンバに伝達される。フロアクロスメンバは、フロアクロスメンバの延伸方向からの衝撃に耐性を有するため、変形し難い。従って、フロアクロスメンバがスライドドアの内方への移動を抑制し、その結果、戸袋の内方への移動も抑制される。フロアクロスメンバが変形し難いことで、フロアクロスメンバの近傍に配置されるガイド部材が変形し難く、ガイド部材の機能が維持され易い。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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