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公開番号2025023490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023127640
出願日2023-08-04
発明の名称鉄骨プラズマ切断方法
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04G 23/08 20060101AFI20250207BHJP(建築物)
要約【課題】機械化により鉄骨部材を専門作業員に頼ることがなく簡単な作業で切断することができ、作業効率を向上させ、作業にかかる時間を低減できる。
【解決手段】プラズマ切断するための切断トーチ50と、切断トーチ50をアーム先端部に設けたアーム部30と、を有する鉄骨プラズマ切断装置1を備え、鉄骨プラズマ切断方法は、鉄骨プラズマ切断装置1を使用し、建築物の鉄骨梁及び鉄骨柱22を構成する鉄骨部材20に沿って切断トーチ50を移動し、鉄骨部材20をプラズマ切断によってブロック状に切断して切り出す鉄骨プラズマ切断方法を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プラズマ切断するための切断トーチと、前記切断トーチをアーム先端部に設けたアーム部と、を有する鉄骨プラズマ切断装置を備え、
前記鉄骨プラズマ切断装置を使用し、建築物の鉄骨梁及び鉄骨柱を構成する鉄骨部材に沿って前記切断トーチを移動し、前記鉄骨部材をプラズマ切断によってブロック状に切断して切り出す、鉄骨プラズマ切断方法。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記アーム部によって移動する前記切断トーチの移動速度を、前記鉄骨部材の厚みに応じて変更する、請求項1に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項3】
前記切断トーチによる切断時に生じるドロスに向けてエアーを吹き付ける、請求項1に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項4】
前記鉄骨梁の切断時と前記鉄骨柱の切断時で、前記切断トーチの移動パターンが切り替えられる、請求項1に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項5】
前記鉄骨梁の切断時は、前記鉄骨梁の鉛直方向に交差する方向に角度をつけて前記切断トーチを切り上げるように移動させて切断する、請求項1に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項6】
前記鉄骨梁の上部を残して前記切断トーチによって切り上げるようにしてプラズマ切断する工程と、
前記鉄骨梁を切り出すブロック状の部位を吊り支持する工程と、
前記上部をガス切断し、ブロック状の前記鉄骨梁を切り出す工程と、
を有する、請求項1又は5に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項7】
前記鉄骨柱の切断時は、前記鉄骨柱を水平方向に前記切断トーチを移動させて切断する、請求項1に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項8】
前記鉄骨柱の各角部を前記切断トーチによって水平方向にプラズマ切断する工程と、
前記鉄骨柱を切り出すブロック状の部位を吊り支持する工程と、
前記角部同士の間を水平方向にガス切断し、ブロック状の前記鉄骨柱を切り出す工程と、
を有する、請求項1又は7に記載の鉄骨プラズマ切断方法。
【請求項9】
前記切断トーチは、携帯端末によって遠隔操作で移動可能である、請求項1に記載の鉄骨プラズマ切断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄骨プラズマ切断方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、老朽化したビルを解体し新築する工事が増加している現状がある。その中には超高層ビルとして建設されたビルも老朽化を理由に解体されるものもあり、現状では解体する対象も高層化している。これまでの解体工事では、中小規模ビルを解体し、超高層ビルに建替える場合が多かった。そのため、解体する対象となるビルは、中小規模ビルが多く、解体方法もバックホーやニブラ等を使用しての作業であり、解体部材は上階から下階に落としている方法が多い。
【0003】
また、近年では上述したように超高層ビルの解体工事の増加や、解体時の環境対策等により、これまでのような中小規模ビルを解体していた構法では対応できなくなっている。こうした状況の中、解体重機を解体階に載せ、コンクリートや鉄骨を細かくした後、それらを下階へ落とすブロック解体方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、ブロック解体は解体部材をブロック状で切り出し、その場では細かく解体せず、ブロックの状態で搬出する方法となる。
【0004】
このようなブロック解体方法では、コンクリートスラブは道路カッター等で切断し、鉄骨部材はガス切断等を用いて切断する。ブロック解体時の鉄骨梁の切断では、コンクリートスラブを道路カッター等で切断した後、スラブの荷重を受けている鉄骨梁をウェブ、下フランジをガス切断等を用いて切断する。このとき、鉄骨梁の上フランジは残した状態にしておき、ブロックで搬出する際に、クレーン等でその部材を玉掛し、吊り込んだ状態になった時点で、上フランジを切断し、解体部材を搬出する。また、鉄骨柱の場合も同様に専門職の作業員によってガス切断等で切断作業を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-136866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示すような従来のブロック解体方法では、鉄骨梁や鉄骨柱等の鉄骨部材を先行して切断することにより、ブロック搬出時の切断時間を短縮でき、搬出サイクルを早めることができ、施工スピードの向上が期待できる。しかしながら、先行して鉄骨部材を切断する作業も専門職による作業員によって実施されることから、機械化による作業効率の向上が求められており、その点で改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、機械化により鉄骨部材を専門作業員に頼ることがなく簡単な作業で切断することができ、作業効率を向上させ、作業にかかる時間を低減できる鉄骨プラズマ切断方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る鉄骨プラズマ切断方法は、プラズマ切断するための切断トーチと、前記切断トーチをアーム先端部に設けたアーム部と、を有する鉄骨プラズマ切断装置を備え、前記鉄骨プラズマ切断装置を使用し、建築物の鉄骨梁及び鉄骨柱を構成する鉄骨部材に沿って前記切断トーチを移動し、前記鉄骨部材をプラズマ切断によってブロック状に切断して切り出すことを特徴としている。
【0009】
本発明に係る鉄骨プラズマ切断方法では、プラズマを発生させる切断トーチを搭載した鉄骨プラズマ切断装置を鉄骨部材の切断位置の近傍に設置し、アーム部によって切断位置に沿って切断トーチを移動させることで、鉄骨部材をプラズマ切断することができる。このように、ガス切断に比べて切断速度が速いプラズマ切断を行う切断トーチをアーム部によって機械的に移動させることができるので、専門職の切断工による作業を低減することができ、作業効率を向上させることができる。また、プラズマ切断であるので、従来のガス切断のようにエアーの調整、ガスの調整、点火等の作業員による手間のかかる作業や調整が不要となり、効率よく作業を行うことができる。
そのため、本発明では、鉄骨部材を簡単な作業で切断することができ、作業効率を向上させ、作業にかかる時間を低減できる。したがって、鉄骨部材のブロック解体方法に本発明の鉄骨プラズマ切断装置を採用することで、効率よく鉄骨部材をブロック状に切り出して解体することができる。
【0010】
また、本発明に係る鉄骨プラズマ切断方法は、前記アーム部によって移動する前記切断トーチの移動速度を、前記鉄骨部材の厚みに応じて変更することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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