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公開番号
2025014573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117248
出願日
2023-07-19
発明の名称
支持装置
出願人
エヌパット株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
9/00 20060101AFI20250123BHJP(建築物)
要約
【課題】天井吊り下げ物の位置調整を可能にしつつ、従来よりも耐震性能を向上させる。
【解決手段】天井吊り下げ物を天井構造から吊り下げた状態に支持する支持装置1は、天井構造から垂下する複数の吊り部材2と、複数の吊り部材2を相互に連結して補強する複数の補強部材3と、複数の吊り部材2のそれぞれに取り付けられ、複数の吊り部材2の上端近傍位置に取り付けられ、横方向に延びる第1支持アーム4aと、複数の吊り部材2の下端近傍位置に取り付けられ、横方向に延びる第2支持アーム4bと、吊り部材2と平行な状態で第1支持アーム4a及び第2支持アーム4bに取り付けられ、第2支持アーム4bから垂下する下端部において天井吊り下げ物を支持する複数の支持部材5と、を備える。第1支持アーム4a及び第2支持アーム4bは、吊り部材2に対して回動可能であり、且つ、支持部材5と吊り部材2との間隔を調整可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
天井吊り下げ物を天井構造から吊り下げた状態に支持する支持装置であって、
前記天井構造から垂下する複数の吊り部材と、
前記複数の吊り部材を相互に連結して補強する複数の補強部材と、
前記複数の吊り部材のそれぞれの上端近傍位置に取り付けられ、前記吊り部材から横方向に延びる第1支持アームと、
前記複数の吊り部材のそれぞれの下端近傍位置に取り付けられ、前記吊り部材から横方向に延びる第2支持アームと、
前記吊り部材と平行な状態で前記第1支持アーム及び前記第2支持アームに取り付けられ、前記第2支持アームから垂下する下端部において前記天井吊り下げ物を支持する複数の支持部材と、
を備え、
前記第1支持アーム及び前記第2支持アームは、前記吊り部材に対して回動可能であり、且つ、前記支持部材と前記吊り部材との間隔を調整可能であることを特徴とする支持装置。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記複数の吊り部材は、平面視で矩形を成す頂点の位置に配置され、
前記第1支持アーム及び前記第2支持アームは、前記矩形の外側に向いて取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の支持装置。
【請求項3】
前記複数の吊り部材に取り付けられる複数の前記第1支持アーム及び複数の前記第2支持アームは、平面視において互いに平行な状態に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の支持装置。
【請求項4】
前記複数の吊り部材は、平面視で矩形を成す頂点の位置に配置され、
前記第1支持アーム及び前記第2支持アームは、前記矩形の内側に向いて取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の支持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機などの天井吊り下げ物を天井構造から吊り下げた状態で支持する支持装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、空気調和機などの天井吊り下げ物を天井構造から吊り下げた状態で支持する支持装置として、例えば天井構造から垂下する複数の吊り部材の下端に、複数のフレーム部材を矩形状に組み付けた支持枠体を取り付け、その支持枠体から連結ボルトを垂下させて天井吊り下げ物を支持する構造が知られている(例えば特許文献1)。この従来の支持装置は、支持枠体を構成する複数のフレーム部材にスリットが形成されている。連結ボルトは、そのスリットに挿通された状態で支持枠体に取り付けられる。そのため、連結ボルトは、フレーム部材のスリットに沿って移動可能であり、フレーム部材に対する取り付け位置を調整することができる。それ故、吊り部材を天井構造に固定した後、連結ボルトをフレーム部材の長手方向に移動させることにより、水平面内における天井吊り下げ物の設置位置を調整することが可能である。
【0003】
また、従来、天井構造から垂下する吊りボルトと、空気調和機を支持する支持ボルトとの間に、天吊り位置調整金具を取り付け、吊りボルトに対する支持ボルトの位置を調整可能とした天吊り用据え付け具が知られている(例えば特許文献2)。この天吊り用据え付け具における天吊り位置調整金具は、支持ボルトを固定する固定孔と、吊りボルトを固定する長孔とを有する平板状の金具によって構成される。吊りボルトの長孔に対する固定位置を調整することにより、吊りボルトと支持ボルトとの相対位置が変わるため、空気調和機の天吊り位置を調整することが可能な構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-12344号公報
特開2018-146204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の支持装置は、吊り部材の下端に複数のフレーム部材を矩形状に組み付けた支持枠体を取り付ける必要がある。フレーム部材は、2つの形鋼の間にスペーサを挿入してスリットを形成している。支持枠体は、そのような複数のフレーム部材を矩形状に組み付けて構成される。そのため、従来の支持装置は、部品点数が多く、製造コストが高くなるという問題がある。
【0006】
また、特許文献1の支持装置は、天井吊り下げ物を支持する連結ボルトをフレーム部材のスリットに沿って直線方向に移動させるため、水平面内において天井吊り下げ物を互いに直交する2方向に移動させることが可能である。しかし、従来の支持装置は、支持枠体による位置調整機能のみでは、水平面内おいて天井吊り下げ物を回転方向に姿勢変化させつつ位置調整を行うことができないという問題がある。
【0007】
一方、特許文献2の天吊り用据え付け具は、吊りボルトと支持ボルトとの間に平板状の天吊り位置調整金具を設けることによって天吊り位置を調整可能としており、部品点数が少なく、低コストで実現可能である。また、特許文献2の天吊り位置調整金具は、吊りボルト又は支持ボルトを中心回動させることが可能であるため、天吊り位置を回転方向に調整できるという利点もある。
【0008】
しかしながら、特許文献2の天吊り用据え付け具は、空気調和機の荷重が全て天吊り位置調整金具にかかるため、地震発生時に大きな加速度が作用すると、天吊り位置調整金具の変位量が大きくなり、空気調和機が大きく振動してしまうという問題がある。
【0009】
図8は、特許文献2の天吊り用据え付け具の側面図である。図8(a)に示すように、天吊り用据え付け具は、吊りボルト210と支持ボルト230との間に天吊り位置調整金具220を備えている。吊りボルト210は、天井構造から垂下している。支持ボルト230は、その下端が空気調和機100の取付片110に固定され、空気調和機100を支持している。
【0010】
図8(b)は、地震発生時における天吊り用据え付け具の挙動を示している。上述のように、空気調和機100の荷重は全て天吊り位置調整金具220にかかっている。ここで、空気調和機100の重量をm、地震発生時の加速度をaとすると、地震発生時に天吊り位置調整金具220に作用する力Fは、F=maとなる。例えば、大規模地震発生時に加速度aが大きくなると、それに応じて天吊り位置調整金具220に作用する力Fも大きくなる。地震発生時に天吊り位置調整金具220に作用する力Fが大きくなると、天吊り位置調整金具220は、図8(b)に示すように、吊りボルト210に固定された位置を視点221として矢印A1方向に大きく振動する。また、支持ボルト230にも大きな力が作用するため、支持ボルト230は、図8(b)に示すように、天吊り位置調整金具220に固定された位置を視点231として矢印A2方向に大きく振動する。その結果、空気調和機100は、天吊り位置調整金具220の矢印A1方向の振動と、支持ボルト230の矢印A2方向の振動の双方が合わさって振動し、空気調和機100の矢印A3方向への振動幅が大きくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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