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公開番号
2025063593
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172940
出願日
2023-10-04
発明の名称
吸音材の取付構造
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
9/00 20060101AFI20250409BHJP(建築物)
要約
【課題】吸音材を柔軟に配置できる吸音材の取付構造等を提供する。
【解決手段】取付構造1は、吸音材2を建物の天井裏空間に配置するためのものである。取付構造1は、天井裏空間に架け渡されるワイヤ3と、ワイヤ3に通され、開部を有する本体と、当該開部を閉じる開閉可能な開閉片とを有する吊り治具4と、吊り治具4によって支持される板状の支持材5と、支持材5の両面に取付けられる板状の吸音材2と、を有する。支持材5は、その上部が吸音材2から上方に突出するように設けられ、吊り治具4を通す孔が支持材5の上部に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸音材の配置空間に架け渡される線材と、
前記線材に通され、開部を有する本体と、当該開部を閉じる開閉可能な開閉片とを有する吊り治具と、
前記吊り治具によって支持される板状の支持材と、
前記支持材の両面に取り付けられる板状の吸音材と、
を有することを特徴とする吸音材の取付構造。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記支持材は、その上部が前記吸音材から上方に突出するように設けられ、
前記吊り治具を通す孔が前記支持材の上部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の吸音材の取付構造。
【請求項3】
前記線材の端部に、前記線材を緊張するためのターンバックルが設けられたことを特徴とする請求項1記載の吸音材の取付構造。
【請求項4】
前記吸音材が、前記支持材に設けたピンに刺して取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の吸音材の取付構造。
【請求項5】
前記支持材は、前記吸音材の全面に亘って配置されることを特徴とする請求項1記載の吸音材の取付構造。
【請求項6】
前記配置空間は、建物の天井裏空間であることを特徴とする請求項1記載の吸音材の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸音材の取付構造等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
大規模のアリーナやホールなどの建物の天井裏空間において、音響面の向上を目的として吸音材を配置することがある。特許文献1には、工場などにおける静音性向上のため、天井のフレーム鋼材から吊り下げ用のフック金具等を用いて多孔質コンクリート材からなる吸音材を吊り下げることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-299120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の天井裏空間では、トラス鉄骨等が複雑に配置されていたり、メンテナンス床上で電気・空調配管や舞台装置などが配置されていたりするため、吸音材がトラス鉄骨や電気・空調配管、舞台装置に干渉し、吸音材の配置を決定することが難しい場合がある。またアリーナ等の大規模建物に対して必要な吸音材の数量等を決定することが難しい場合もあり、これらの不確定要素に対し、吸音材を柔軟に配置できるような取付構造が求められていた。
【0005】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、吸音材を柔軟に配置できる吸音材の取付構造等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するための本発明は、吸音材の配置空間に架け渡される線材と、前記線材に通され、開部を有する本体と、当該開部を閉じる開閉可能な開閉片とを有する吊り治具と、前記吊り治具によって支持される板状の支持材と、前記支持材の両面に取り付けられる板状の吸音材と、を有することを特徴とする吸音材の取付構造である。
【0007】
本発明の取付構造によれば、大掛かりな工事を要さず、吸音材を予め支持材に取り付けたユニットを吊り治具によりワイヤ等の線材に吊り下げるだけで、簡易に吸音材の配置を行うことが出来る。また一度ユニットを吊るした後でも、ユニットの移動や着脱を容易に行うことが出来るため、吸音仕様の変更、吸音材の増減等にも柔軟に対応できる。そのため、電気・空調配管などの詳細レイアウトが不確定であっても、それらの確定を待つことなく、計画および施工を進めることが出来る。さらに、支持材の両面に吸音材を設けることで、よりメンテナンスの障害とならない配置を実現することが出来る。
【0008】
前記支持材は、その上部が前記吸音材から上方に突出するように設けられ、前記吊り治具を通す孔が前記支持材の上部に設けられることが望ましい。
これにより、吊り治具のユニットへの取付箇所に、大きな音がもたらす振動による緩みが生じず、吸音材等の長期間に亘る確実な支持が可能になる。
【0009】
前記線材の端部に、前記線材を緊張するためのターンバックルが設けられることが望ましい。
これにより、ワイヤ等の線材を容易に緊張して張り詰めることができる。
【0010】
前記吸音材が、前記支持材に設けたピンに刺して取り付けられることが望ましい。
これにより、吸音材の支持材への取り付けを容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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