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公開番号
2025054894
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164108
出願日
2023-09-27
発明の名称
スロープユニット
出願人
株式会社大同機械
代理人
個人
主分類
E04F
11/00 20060101AFI20250401BHJP(建築物)
要約
【課題】様々な段差に対応可能に高さ調整可能であり、1人で設置が容易であり、十分な耐荷重をもつ仮設用スロープを提供する。
【解決手段】本発明のスロープユニットは、1個以上の直方体ブロックと、複数個の固定傾斜ブロックを組み合わせて構成される。直方体ブロックと固定傾斜ブロックを隣接して配置しまた積み重ねることにより連続した傾斜面を形成し、スロープを構成することができる。所定の順序で配置し積み重ねることによって、それぞれのブロックに一体で設けられた係止部あるいは係合部により、他のブロックを使うことなく斜面の前後方向へのずれを防ぐことができる。また、固定傾斜ブロックの高さに満たない段差には、可変の高さに対応できる可変傾斜ブロックを組み合わせることにより適応することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の直方体ブロックと複数の傾斜ブロックと固定ガードを有するスロープユニットであって、
前記直方体ブロックは、前後方向に隣接して配置されたときに互いに係合する係合部と、上下方向に積み重ねられたときに互いに噛みあって上方向に外れるのを防止する係止部とを有し、
前記傾斜ブロックは、前記直方体ブロックと同じ幅と長さをもち、前記直方体ブロックの前側に隣接して配置されたときに当該直方体ブロックの係合部と係合する係合部と、前記直方体ブロックの上に積み重ねられたときに前記直方体ブロックの係止部と噛みあって上方向に外れるのを防止する係止部とを有し、
前記固定ガードは、複数の直方体ブロックまたは複数の傾斜ブロックが左右に互いに隣接して配列され1段以上に積み重ねられた最上段の左端の左側および右端の右側にそれぞれ取り付けられ、当該最上段に配列される複数の直方体ブロックまたは複数の傾斜ブロックが左右方向に離れることが抑える、
スロープユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記スロープユニットはさらに連結具を有し、
前記直方体ブロックと前記傾斜ブロックのそれぞれは、左右方向に押し出した押出成形によって形成され、前記左右方向に貫通する貫通孔を有し、
前記連結具は、前記最上段または他の段に配列される前記複数の直方体ブロックまたは傾斜ブロックの貫通孔を通して、前記左端の左側に取り付けられる固定ガードと前記右端の右側に取り付けられる固定ガードとを連結する、
スロープユニット。
【請求項3】
請求項2において、
前記連結具は、左右の前記固定ガードを連結するときに、前記左端の左側に取り付けられる固定ガードを貫通して突出する左側のボルト部と、前記右端の右側に取り付けられる固定ガードを貫通して突出する右側のボルト部とを有し、前記左側と右側のボルト部をそれぞれ締め付ける蝶ナットをさらに有する、
スロープユニット。
【請求項4】
請求項2または請求項3において、
前記固定ガードは、前記最上段または他の段に配列される直方体ブロックまたは傾斜ブロックに取り付けられたときに、当該直方体ブロックまたは傾斜ブロックの側壁に接する板状部材と、当該直方体ブロックまたは傾斜ブロックの上面に接する安定部と、該直方体ブロックまたは傾斜ブロックの上面から上方向に突出するガード部とを有する、
スロープユニット。
【請求項5】
請求項1において、
前記直方体ブロックと前記傾斜ブロックのそれぞれは、左右方向に押し出した押出成形によって形成され、前記左右方向に貫通する貫通孔を有し、
前記左端の左側に取り付けられる固定ガードは、当該左端の直方体ブロックまたは傾斜ブロックの貫通孔に挿入されて当該固定ガードを固定する固定具を有し、当該固定ガードが固定されたときに、積み重ねられた最下段の直方体ブロックまたは傾斜ブロックの左側に当接し、
前記右端の右側に取り付けられる固定ガードは、当該右端の直方体ブロックまたは傾斜ブロックの貫通孔に挿入されて当該固定ガードを固定する固定具を有し、該固定ガードが固定されたときに、積み重ねられた最下段の直方体ブロックまたは傾斜ブロックの右側に当接する、
スロープユニット。
【請求項6】
請求項5において、
前記固定具は、前記固定ガードの外側から貫通して挿入されるボルトと、傾斜面で互いに接することにより幅を可変とされる2個のブロックとを有し、前記2個のブロックは前記ボルトで締め付けられることによって幅を広げられ、前記直方体ブロックまたは傾斜ブロックの貫通孔の側壁に当接して、当該固定ガードを固定する、
スロープユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物や通路、特に工事現場における段差部に仮設されるスロープユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
建物や通路に生じる段差を乗り越えるための仮設スロープには、脱輪防止のためにサイドガードが設けられる場合がある。
【0003】
特許文献1には、積荷した台車が滑りにくく取扱い性が良好で、所望される高さのスロープを容易に構成することのできる仮設スロープが開示されている。傾斜ブロックと継ぎ足しブロックを傾斜面が連続的に形成されるように隣接させて配置させることができる。
【0004】
特許文献2には、車椅子等が浴室や部屋の入口の段差を乗越えることを可能にするために使用される組合せスロープ部材を種々の高さに対応出来るように構成した組合せスロープが開示されている。端末スロープ部材と一個または二個以上の中間スロープ部材とを組合せ、該中間スロープ部材の個数によって種々の高さに対応する。
【0005】
特許文献3には、選択可能な補強部材を具備してなり、段差のある場所に掛け渡して使用される可搬式スロープが開示されている。複数種類の補強チャンネルを作製し、これらを使用環境に応じて選択的に取付けてスロープ全体の強度や耐衝撃性等を向上させるようにしたとされる。この可搬式スロープは、基本部材となるスロープ板の左右両側縁部形状に対応した凹部を形成してなる複数種類の補強チャンネルを、スロープ板の側縁部に選択的に取付けてスロープ全体の強度を向上するように構成されている。補強チャンネルは、通常のコ字型チャンネルのほか、端面部を上方に延設して脱輪防止用のガイド片を形成したガイド片付きコ字型チャンネルからなり、または各チャンネルの構成板材の材質、形状及び/又は板厚を変えた複数種類からなり、使用環境に適合した最適のものを選択して、スロープ板の側縁部に取付けてスロープ全体の機能及び/又は強度を向上するようにしたとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-248477号公報
特開平9-195483号公報
特開2018-089085公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載される仮設スロープは、傾斜ブロックと継ぎ足しブロックを組み合わせて隣接配置することによって、種々の高さを形成することができるが、傾斜ブロックと継ぎ足しブロックや継ぎ足しブロックどうしの前後左右のズレ防止するために、連結機構を設けてブロックどうしを嵌め合わせ、横方向の動きを規制している。連結機構は、ハンマーヘッド状の凸部とそれが嵌まり込むような凹部の組合せで実現されている(同文献の図4-5)。このため、各ブロックを金属で作るには、切削工程が必要になるなど、製造コストが高い。
【0008】
特許文献2に記載されるスロープでは、端末スロープ部材や中間スロープ部材などの部材間を、接続固定手段を設けて嵌合させて結合することによって、前後方向のズレを防止する。接続固定手段を含む各部材を左右方向に同じ断面をもつ蟻溝と凸状のみで構成することによって、各部材を左右方向に同じ断面形状で形成することが可能となり、金属製とするときにも製造コストの安い、押出成形によって製造することができる。一方、押出成形によって製造した場合には、左右方向に同じ断面形状となるため、原理的に左右方向のズレを防止することができない。
【0009】
特許文献3に記載されるスロープは、上述のようなブロック状ではなく板状であり、端面部を上方に延設してガイド片を形成したガイド片付きコ字型チャンネルを、スロープ板の両側面に取り付けることによって、補強と脱輪防止を図っている。この技術は、板状のスロープを前提とし、前後左右に並べることも想定していないこともあって、ブロックのズレを防止する技術に転用することはできない。
【0010】
本発明の目的は、傾斜ブロックと直方体ブロックを前後左右に並べて積み重ねてスロープを形成するスロープユニットにおいて、傾斜と直方体それぞれのブロックを左右方向にそれぞれが同じ断面をもつように押出成形で製造したときに、左右方向のズレを防止する機能を兼ね備える固定ガードを提供することである。
(【0011】以降は省略されています)
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