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公開番号2025059862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170216
出願日2023-09-29
発明の名称建物
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20250403BHJP(建築物)
要約【課題】洗面化粧台の設置環境がより良くなった建物を提供する。
【解決手段】本発明の建物10は、玄関1から延びた廊下2と、壁Bを隔てて廊下2と隣り合う浴室4と、浴室4と隣接する脱衣用空間5と、廊下2と連続し、且つ脱衣用空間5から離間しており、洗面化粧台Dが設置された台設置空間6と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
玄関から延びた廊下と、
壁を隔てて前記廊下と隣り合う浴室と、
前記浴室と隣接する脱衣用空間と、
前記廊下と連続し、且つ前記脱衣用空間から離間しており、洗面化粧台が設置された台設置空間と、を有する建物。
続きを表示（約 620 文字）【請求項２】
リビング用の第１空間と、前記第１空間と連続したダイニング用の第２空間とを有し、
前記第１空間を仕切る第１仕切壁が、前記廊下と隣接しており、
前記第２空間を仕切る第２仕切壁は、前記第１仕切壁よりも、前記廊下とは反対側で前記第１空間及び前記第２空間の双方を仕切る第３仕切壁に近づいた位置に配置されており、
前記台設置空間は、前記第２仕切壁を隔てて前記第２空間と隣り合う、請求項１に記載の建物。
【請求項３】
前記玄関を仕切る壁のうち、水平方向において前記廊下の延出方向と交差する交差方向に延びた壁にはドアが設けられており、
前記ドアと対向する位置に配置され、前記交差方向に延びた対向壁を有する、請求項１に記載の建物。
【請求項４】
前記台設置空間は、前記延出方向において、前記対向壁よりも前記玄関から離れた位置に設けられている、請求項３に記載の建物。
【請求項５】
前記浴室を仕切る壁のうち、屋外に面する壁には、窓が設けられていない、請求項１乃至４のいずれか一項に記載の建物。
【請求項６】
前記台設置空間は、前記廊下を挟んで前記浴室及び前記脱衣用空間とは反対側に設けられている、請求項１乃至４のいずれか一項に記載の建物。
【請求項７】
住宅として利用される、請求項１乃至４のいずれか一項に記載の建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建物に係り、特に、洗面化粧台が設置された建物に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
建物において、洗面化粧台が設置される台設置空間を設けることは、既によく知られている。例えば、特許文献１に記載の住宅（建物）では、洗面台（洗面化粧台）が脱衣所（脱衣用空間）の内部に設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０３７９０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の建物において、洗面台を利用する場合には、建物の居住者は、廊下を経由して、脱衣所まで移動する必要がある。
また、特許文献１に記載の建物では、洗面台は、脱衣所の内部に設置されており、居住者は、洗面台を利用する際に、脱衣所の熱及び湿気等の影響を受けてしまう虞がある。
【０００５】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、以上に示す課題を解決することを目的とする。具体的には、本発明は、洗面化粧台の設置環境がより良くなった建物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を達成するために、本発明の建物は、玄関から延びた廊下と、廊下と壁を隔てて隣り合う浴室と、浴室と隣接する脱衣用空間と、廊下と連続し、且つ脱衣用空間から離間しており、洗面化粧台が設置された台設置空間と、を有することを特徴とする。
【０００７】
上記のように構成された本発明の建物では、洗面化粧台が設置されている台設置空間は、廊下と連続されて配置されているため、建物内の複数ある空間のそれぞれから台設置空間までの距離が近くなり、建物内の居住者は、台設置空間まで容易に移動することができる。
また、上記のように構成された本発明の建物では、洗面化粧台が設置されている台設置空間は、浴室及び脱衣用空間と離間されて設置されているため、台設置空間は、浴室及び脱衣用空間からの熱及び湿気等の影響を受けづらくなり、居住者は、浴室及び脱衣用空間の温度及び湿度等の影響を受けずに、適切に洗面化粧台を利用することができる。
結果として、洗面化粧台の設置環境がより良くなった建物を提供することができる。
【０００８】
また、本発明の建物は、リビング用の第１空間と、第１空間と連続したダイニング用の第２空間とを有し、第１空間を仕切る第１仕切壁が、廊下と隣接しており、第２空間を仕切る第２仕切壁は、第１仕切壁よりも、廊下とは反対側で第１空間及び第２空間の双方を仕切る第３仕切壁に近づいた位置に配置されており、台設置空間は、第２仕切壁を隔てて第２空間と隣り合うとよい。
上記のように構成された本発明の建物では、第２仕切壁を第３仕切壁に近づけることで、洗面化粧台が設置されている台設置空間を、廊下と隣接する位置に確保することができる。結果として、洗面化粧台の設置環境を、より良くすることができる。
【０００９】
また、本発明の建物は、玄関を仕切る壁のうち、水平方向において廊下の延出方向と交差する交差方向に延びた壁にはドアが設けられており、ドアと対向する位置に配置され、交差方向に延びた対向壁を有するとよい。
上記のように構成された本発明の建物では、建物の外部から、玄関のドアを通じて、建物の内部が見えてしまうことを、対向壁によって防止することができる。結果として、建物における、外部から内部の遮蔽性を向上させることができる。
【００１０】
また、本発明の建物は、台設置空間は、延出方向において、対向壁よりも玄関から離れた位置に設けられているとよい。
上記のように構成された本発明の建物では、台設置空間が、より玄関から離れた位置に設けられるため、台設置空間で洗面化粧台を利用している状況を、建物の外から玄関のドアを通じて見られてしまうのを防止することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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