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公開番号2025056816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023150677
出願日2023-09-19
発明の名称建築用の組立用の骨組セットの組立方法
出願人個人
代理人
主分類E04B 1/348 20060101AFI20250402BHJP(建築物)
要約【課題】壁部材や屋根部材をユニット化した住宅や小屋等の木造建築物において、構造的な強度を充分に確保でき、専門的知識・技術・道具を必要とせず、少ない種類の部材を用い短時間で組立てられ、かつ安価な建築物の組立用の骨組ユニットを提供する。
【解決手段】建築用の組立用の骨組セットは、横方向の長さが異なる2種類の梯子状枠体である第1枠体と第2枠体を長さ方向に複数交互に接合し組立てた自立する骨組1を奥行方向に連続して当接させ配置し相互に固定することで、建物の骨組を組立てる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
2本の長い一対の縦材の間に、機材を一定間隔で固定した梯子状枠体を備えた建築物の組立用の骨組セットであって、前記梯子状枠体は、複数の第1枠体と、前記第1枠体よりも横方向の長さが短い複数の第2枠体とで構成されており、前記第1枠体の一対の縦材の対向空間に前記第2枠体の一対の縦材を嵌め込むことが可能である建築用の組立用の骨組セット。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第1枠体及び前記第2枠体それぞれの2本の縦材に、縦材の端部から長さ方向に特定の同距離で、縦材の高さ方向に特定の同距離に横材と平行に孔をあけ、前記第1枠体及び前記第2枠体を嵌め込み、双方の縦材の孔位置を揃えてボルトなどの軸材を挿入することによって、前記第1枠体と前記第2枠体がピン接合されていることを特徴とする、請求項1記載の建築用の組立用の骨組セット。
【請求項3】
前記第1枠体と前記第2枠体を長さ方向に複数交互に嵌め込みピン接合した帯状の連続枠体であって、ピン接合部を軸材中心に回転させ両端を接合することで多角形の自立する骨組を形成する場合、帯状の連続枠体を構成する枠体の合計数が偶数の場合には両端の第1枠体と第2枠体を嵌め込み接合し、枠体の合計数が奇数の場合には両端を連結部材を介して接合することを特徴とする請求項2記載の建築用の組立用の骨組セット。
【請求項4】
前記の自立する骨組を奥行方向に複数連続して当接させ配置し、相互に固定することで建築物の骨組を構成することを特徴とする請求項3記載の建築物の組立用の骨組セット。
【請求項5】
前記の建築物の骨組を組立てる際、適当な間隔をあけ奥行方向に平行に配置された前記の自立する骨組の間に1以上の仮設横架材を架け、平行に配置された2つの自立する枠体を構成する梯子状枠体に夫々同じ形状の梯子状枠体を第1枠体においては当接させ、第2枠体においては近接させて連続して配置し、縦方向に連続する第1枠体と第2枠体は端部を嵌め込み、建築物の床部とならない梯子状枠体は、仮設横架材に密着させて配置し、当接する第1枠体の縦枠の孔位置及び嵌め込まれた第2枠体の縦枠の孔位置を揃えボルトなどの軸材を挿入し相互に固定し、最後に縦方向で嵌め込み接合されていない梯子状枠体同士または連結部材を介して接合することで、前記の建築物の骨組を組立てることを特徴とする請求項4記載の建築物の組立用の骨組セット。
【請求項6】
梯子状枠体の縦方向と横方向で構成される面に面材を固定することにより、縦方向と横方向で構成される面内の剛性を高め、更に高さ方向の曲げ応力を高めたことを特徴とする請求項5記載の建築用の組立用の骨組セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の組立用の骨組セットに関するものである。詳しくは、2本の長い一対の縦材の間に、機材を一定間隔で固定した梯子状枠体を備えた建築物の組立用の骨組セットに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、大型の構造物の骨組の主要構造材には、重く長い部材が使われることが多く、クレーン等の重機を使わずに、大型の構造物の骨組を少人数の人力で組立てるのは、困難となっている。
【0003】
また、建築物の骨組は、専門的道具で加工された、多種多様な部材を組立てる必要がある。この様な骨組を組立てる場合、専門的知識・技術・道具、及び多く時間が必要となっている。
【0004】
そのため、従来においては、構造的な強度を充分に確保でき、簡易な構造で組立て作業を容易に行える木造ユニット式建築構造体及びその効率的な組立て構法が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
また、構造上安定した三角形のフレームを構成し、一定間隔でフレームを立ち上げそれらを固定することで三角形の建築空間を作り、風や地震の水平力に強く、工期が短く安価で大空間と大きな窓の建築空間を提供する三角フレーム建築構造が提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-7827号公報
特開2021-8796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記特許文献1記載の先行技術には、木造ユニット式建築構造体の壁パネル枠の縦枠材を芯板とその両側の添え板とから構成し、縦枠材の上面に嵌込み溝を形成して、この溝内に床梁板や合掌フレームの垂木板を差し込んで固定している。そのため、壁パネル枠に対する床梁板や合掌フレームの位置決めと固定を容易に行うことができ、施工作業にクレーン等の重機も必要なく壁ユニットの運搬も容易に行うことができることが記載されているが、床組については、ユニット化されておらず、現地での床組みが必要である。
【0008】
また、屋根ユニットは合掌フレーム(横架材の代わり)であり、屋根を組立てるには、合掌フレーム同士をつなぐ母屋材等が必要となる。そのため、床や屋根の加工・取付けには、特殊な技術が必要である。
更に、合掌フレームは、勾配やスパン毎に異なるユニットが必要であり、部材数も多く複雑で、重量も重くなり、運搬・組立が必ずしも容易ではない。
また、壁ユニットは、複数の壁パネル枠を芯板を介して連結する必要があり、 芯板の厚みを利用して形成された凹形部は、同じ厚みの横架材を差し込むための位置出しが目的であり、必ずしも工程を簡単にしていないという課題があった。
【0009】
また、前記特許文献2記載の先行技術には、登り梁と床梁を用いて三角形のフレームを構成し、一定間隔でフレームを立ち上げ、それらを屋根合板とボルトで固定することで、内部に柱や梁が無くとも構造上安定した三角柱の建築空間を作る工法が記載されているが、三角形のフレームは立ち上げたとき、それ自体では自立できないため、一定間隔で立ち上げた場合、三角形に対して直角方向からの支持が、フレームとは別に夫々必要となるため、組立手順が複雑になり、施工性を低下させる要因となる。
【0010】
また、三角形のフレーム同士(三角形に対して直角方向)の最終的な固定は、 屋根合板によってのみつなぎ、固定されるため、三角形に対して直角方向の骨組の剛性は、合板及び仕上材の面外剛性のみに依存するため不安定であるという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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