TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025023351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2024215164,2023066219
出願日
2024-12-10,2019-04-01
発明の名称
液体吐出ヘッド及び液体吐出システム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250206BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】個別流路を流れる液体の流量を増加させず、個別流路内の液体に混入した気泡の排出性を向上させる。
【解決手段】
液体吐出ヘッド1は、ノズル21が開口する下面を有し、前記ノズルと連通する圧力室23が形成された第1基板11c、11dと、前記第1基板の上面に、前記圧力室と対向するように配置された圧電素子12とを備える。前記圧力室は第1方向に延在し、前記第1方向の一端側及び他端側に液体の流入口23x及び流出口23yを有する。前記ノズルは、前記第1方向において、前記流入口と前記流出口の間に配置され、前記第1方向と直交する第2方向から見たとき、前記圧力室の上壁23aは、前記圧電素子に電圧が印加されていない状態において、下方に凸となるように湾曲している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
液体吐出ヘッドであって、
ノズルが開口する下面を有し、前記ノズルと連通する圧力室が形成された第1基板と、
前記第1基板の上面に、前記圧力室と対向するように配置された圧電素子とを備え、
前記圧力室は、前記第1基板の下面に平行な第1方向に延在し、前記第1方向の一端側に液体の流入口を有し、前記第1方向の他端側に前記液体の流出口を有し、
前記ノズルは、前記第1方向において、前記流入口と前記流出口の間に配置されており、
前記第1基板の下面に平行かつ第1方向と直交する第2方向から見たとき、前記圧力室の上壁は、前記圧電素子に電圧が印加されていない状態において、下方に凸となるように湾曲しており、
前記圧電素子は、前記第1基板の上面に配置された第1電極と、前記第1電極の上面に前記圧力室と対向するように配置された1枚の圧電層と、前記圧電層の上面に前記圧力室と対向するように配置された第2電極とを有し、
前記圧力室の上壁の最も下方に突出した最下部分の、圧力室の上壁の湾曲していない部分からの鉛直方向の変位は、200~800nmであることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記流入口及び前記流出口は、前記圧力室の上壁に形成されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記圧力室に供給される前記液体が流れる供給流路と、前記供給流路と前記流入口とを連結する第1連結流路と、前記圧力室から流出した前記液体が流れる帰還流路と、前記帰還流路と前記流出口とを連結する第2連結流路と、凹部とが形成された第2基板をさらに備え、
前記第2基板は、前記圧電素子が前記第2基板の前記凹部に収容されるように、前記第1基板の上面に積層されている請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記圧力室は、前記一端側の第1側壁及び前記他端側の第2側壁を有し、
前記流入口は、前記第1側壁の上端部に形成され、
前記流出口は、前記第2側壁の上端部に形成されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第1基板にはさらに、前記流入口に接続され、前記圧力室に供給される前記液体が流れる供給流路と、前記流出口に接続され、前記圧力室から流出した前記液体が流れる帰還流路とが形成されている請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第2方向から見たとき、前記圧力室の上壁は、前記圧電素子に電圧が印加された場合、前記圧電素子に電圧が印加されていない場合よりもさらに下方に凸となるように変形する請求項1~5のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記第2方向から見たとき、前記ノズルは、前記第1方向において、前記圧力室の上壁の最も下方に突出した部分と同じ位置、又は、前記圧力室の上壁の最も下方に突出した部分と前記流出口の間に配置されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記第2方向から見たとき、前記ノズルは、前記第1方向において、前記圧力室の上壁の最も下方に突出した部分と同じ位置に配置されている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記第2方向から見たとき、前記圧力室の下面から上面までの高さは、前記圧力室の上壁の最も下方に突出した部分から前記流出口に向かって連続的に高くなる請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記圧電素子は、前記第1基板の上面に配置された第1電極と、前記第1電極の上面に前記圧力室と対向するように配置された圧電層と、前記圧電層の上面に前記圧力室と対向するように配置された第2電極とを有し、
前記圧電素子に電圧が印加されていない状態において、前記圧電層には引張応力が生じており、前記圧力室の上壁には、圧縮応力が生じている請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッド、及び液体吐出ヘッドを備える液体吐出システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドとして、ノズルと、ノズルに連通する圧力室と、圧力室の一端に接続されたインク供給路と、圧力室の他端に接続されたインク排出路とを備えるインクジェット式記録ヘッド(特許文献1参照)が知られている。このインクジェット式記録ヘッドでは、インク供給路、圧力室、及びインク排出路を介してインクが循環される。これにより、インク流路内でのインク成分の沈降や、ノズル近傍のインクの乾燥を防ぐことができる。
また、インク流路内のインクに混入した気泡を排出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-158552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記構成を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧力室内のインクの流量を増加させると、ノズルから吐出されるインク滴の吐出方向が、所望の方向から一定の方向に傾く場合がある。具体的には、インク滴の吐出方向が、所望の方向(例えば鉛直方向)から、圧力室においてインクが流れる方向(圧力室の上記一端から上記他端に向かう方向)に傾く場合がある。このため、圧力室内のインクの流量を増加させることは好ましくない。しかしながら、圧力室内のインクの流量を増加させない場合、圧力室内のインクに混入した気泡を効率よく排出することが困難になる。
【0005】
本発明は、圧力室内の液体を循環させる構成を備えた液体吐出ヘッドにおいて、圧力室を流れる液体の流量を増加させることなく、圧力室内の液体に混入した気泡の排出性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に従えば、液体吐出ヘッドであって、ノズルが開口する下面を有し、前記ノズルと連通する圧力室が形成された第1基板と、前記第1基板の上面に、前記圧力室と対向するように配置された圧電素子とを備え、前記圧力室は、前記第1基板の下面に平行な第1方向に延在し、前記第1方向の一端側に液体の流入口を有し、前記第1方向の他端側に前記液体の流出口を有し、前記ノズルは、前記第1方向において、前記流入口と前記流出口の間に配置されており、前記第1基板の下面に平行かつ第1方向と直交する第2方向から見たとき、前記圧力室の上壁は、前記圧電素子に電圧が印加されていない状態において、下方に凸となるように湾曲している液体吐出ヘッドが提供される。
【0007】
本発明の態様に従う液体吐出ヘッドにおいて、前記圧力室の上壁は、前記第2方向から見たとき、前記圧電素子に電圧が印加されていない状態において、下方に凸となるように湾曲している。そして、圧力室内において、液体は流入口から流出口に向かって流れる。
このため、ノズルから圧力室内の液体に気泡が混入したとしても、その気泡を圧力室の上壁に沿って流出口まで容易に移動させることができる。つまり、圧力室内の液体を循環させる構成を有する液体吐出ヘッドにおいて、圧力室を流れる液体の流量を増加させることなく、圧力室内の液体に混入した気泡の排出性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の液体吐出ヘッドによれば、圧力室を流れる液体の流量を増加させることなく、圧力室内の液体に混入した気泡の排出性を向上させるができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係るヘッドを備えたプリンタの平面図である。
ヘッドの平面図である。
図2のIII-III線に沿ったヘッドの断面図である。
プリンタの電気的構成を示すブロック図である。
変形例に係るヘッドの図3に相当する断面図である。
別の変形例に係るヘッドの図3に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照し、本発明の実施形態に係るヘッド1を備えたプリンタ100の概略構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
凸版印刷版原版
2か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
2か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
26日前
株式会社リコー
液体吐出装置
20日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
2か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
2か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
26日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
3か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
1か月前
株式会社リコー
画像形成システム
2か月前
ベルク工業有限会社
静電成膜装置
6日前
キヤノン株式会社
印刷制御システム
2か月前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
12日前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
12日前
イーデーエム株式会社
プリンタ装置
2か月前
ブラザー工業株式会社
液体容器
6日前
ブラザー工業株式会社
補助部材
1か月前
ブラザー工業株式会社
インク容器
6日前
ブラザー工業株式会社
インク容器
6日前
ブラザー工業株式会社
インク容器
6日前
ブラザー工業株式会社
インク容器
6日前
ブラザー工業株式会社
インク容器
6日前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置及び検査台
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
加熱装置及び液体吐出装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る