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公開番号
2024155738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024033073
出願日
2024-03-05
発明の名称
加熱装置及び液体吐出装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20241024BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ベルトの温度が精度良く得られるようにする
【解決手段】加熱装置30は、ベルト32と、熱源40を有し、ベルト32を加熱する加熱部材39と、ベルト32を介して加熱部材39と対向する位置においてベルト32の温度を検知する非接触式の第一温度センサ34と、ベルト32を介さずに加熱部材39と対向する位置において加熱部材39の温度を検知する非接触式の第二温度センサ35と、第二温度センサ35の検知温度に基づいて第一温度センサ34の検知温度を補正する温度補正部36と、温度補正部36により補正された温度に基づいて熱源40を制御する熱源制御部37とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ベルトと、
熱源を有し、前記ベルトを加熱する加熱部材と、
前記ベルトを介して前記加熱部材と対向する位置において前記ベルトの温度を検知する非接触式の第一温度センサと、
前記ベルトを介さずに前記加熱部材と対向する位置において前記加熱部材の温度を検知する非接触式の第二温度センサと、
前記第二温度センサの検知温度に基づいて前記第一温度センサの検知温度を補正する温度補正部と、
前記温度補正部により補正された温度に基づいて前記熱源を制御する熱源制御部とを備えることを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記温度補正部は、前記第二温度センサの検知温度に加え、前記ベルトの材質及び前記加熱部材の材質の少なくとも一方に応じた補正値に基づいて前記第一温度センサの検知温度を補正する請求項1に記載の加熱装置。
【請求項3】
前記第一温度センサの検知温度をT1、前記第二温度センサの検知温度をT2、前記ベルトの材質又は前記加熱部材の材質に応じた補正値をαとすると、前記ベルトの温度は下記式により算出される請求項1に記載の加熱装置。
[ベルトの温度]
ベルトの温度=T1-T2×α
【請求項4】
前記ベルトは、搬送対象物を搬送する搬送ベルトであり、
前記加熱部材は、前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを加熱する加熱ローラである請求項1に記載の加熱装置。
【請求項5】
前記第一温度センサ及び前記第二温度センサは、対象物から放射される放射赤外線を受光し、対象物の温度を検知する放射温度計である請求項1に記載の加熱装置。
【請求項6】
搬送対象物に液体を吐出する液体吐出部と、
前記液体吐出部によって液体が付与された前記搬送対象物を加熱する加熱装置を備える液体吐出装置であって、
前記加熱装置として、請求項1に記載の加熱装置を備えることを特徴とする液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
物品を搬送する搬送ベルトなどのベルトを加熱する加熱装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2021-187678号)においては、搬送ベルトを周回移動させる従動ローラ内の発熱体によって搬送ベルトを加熱する構成が開示されている。また、特許文献1においては、搬送ベルトの温度を放射温度計によって検知し、検知された搬送ベルトの温度を発熱体の制御に使用することが記載されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の加熱装置においては、搬送ベルトの温度を精度良く得られない課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明においては、ベルトの温度が精度良く得られるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る加熱装置は、ベルトと、熱源を有し、前記ベルトを加熱する加熱部材と、前記ベルトを介して前記加熱部材と対向する位置において前記ベルトの温度を検知する非接触式の第一温度センサと、前記ベルトを介さずに前記加熱部材と対向する位置において前記加熱部材の温度を検知する非接触式の第二温度センサと、前記第二温度センサの検知温度に基づいて前記第一温度センサの検知温度を補正する温度補正部と、前記温度補正部により補正された温度に基づいて前記熱源を制御する熱源制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ベルトの温度が精度良く得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る液体吐出ユニットの構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る加熱装置の構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る制御部のより具体的な構成を示すブロック図である。
本発明の実施の一形態に係る加熱装置の熱源の制御方法を示すフローチャートである。
下流側搬送ベルトの材質と、第一温度センサ及び第二温度センサの検知温度との関係を示す図である。
入力部の表示画面に表示される補正値設定ボタンを示す図である。
比較例に係る加熱装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付し、一度説明した後ではその説明を省略する。
【0010】
<液体吐出装置の構成>
まず、図1に基づき、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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