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公開番号2025005762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106100
出願日2023-06-28
発明の名称定着装置および加熱装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 上下ベルトで一方がスリップなどにより、上下ベルトで速度差が発生したとすると、定着ニップ部で記録材にストレスがかかり、紙シワやインク擦れなどの不良が発生するという不都合を解消する。
【解決手段】 ベルトを駆動する駆動ローラを清掃部材で清掃する。ベルトを駆動させる搬送ローラを、ウェブを使って清掃し、耐久後のスリップを防止する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
上ベルトと、前記上ベルトを張架する少なくとも2本のローラとで構成される上ベルトユニットと、下ベルトと、前記下ベルトを張架する少なくとも2本のローラとで構成される下ベルトユニットと、で構成される定着装置において、
少なくとも前記上ベルトユニット、前記下ベルトユニットのどちらか一方の内部に、清掃ユニットが配置され、前記ベルトを搬送する部材を清掃することを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記清掃ユニットは、前記ベルトの駆動部材に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記清掃ユニットは、汚れ回収部材としてウェブ部材で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記上ベルトを駆動する上駆動ローラに従動回転される上回収ローラと、前記下ベルトを駆動する下駆動ローラに従動回転される下回収ローラと、の少なくとも一方を持ち、
前記上回収ローラもしく下回収ローラ又はその両方にそれぞれウェブ部材を介してそれぞれ接触するウェブローラを持つ構成において、
少なくとも前記上回収ローラもしく下回収ローラ又はその両方と、少なくとも一方の前記ウェブローラもしくはその両方は、周速度が前記ウェブローラの方が遅いことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の定着装置。
【請求項5】
前記上ベルトを張架する上張架ローラと、前記下ベルトを張架する下張架ローラと、の少なくとも一方を持ち、前記上張架ローラもしくは下張架ローラ又はその両方にウェブ部材をそれぞれ介してそれぞれ接触するウェブローラを持つ構成において、
少なくとも一方の前記上張架ローラもしくは下張架ローラ又はその両方と、少なくとも一方の前記ウェブローラ又はその両方は、周速度が前記一方のウェブローラ又はその両方の方が遅いことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材上に画像を定着させる定着装置およびそれを搭載した画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置で記録された直後のインクは、十分乾いていない状態で触れられると、画像が乱れたり、手にインクが付着したりすることがある。記録速度が速いインクジェット記録装置では、1枚目の記録材のインクが乾く前に2枚目の記録材が重なって1枚目の記録材の裏面が汚れてしまうこともある。このため、インクジェット記録装置の中でも特に高速記録の機種ではインクを乾燥させて記録材に定着させる手段が必要となる。
【0003】
高速記録のインクジェット記録装置では、インクを乾燥、定着させるための手段として、記録直後の記録材が急激に高温となるように加熱する熱定着方式が用いられている。特許文献1で公開されている画像形成装置は、インクが印字された記録材をベルト対で挟み、熱圧をかけることによりインクを記録材に定着させる方式となっている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-15290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
加熱されたベルト対で記録材を挟むことでインクを記録材に定着する方式の定着装置において、ベルトを加熱する方法としてハロゲンヒーター等の放射光でベルトを非接触に加熱する方式がある(図1)。
【0006】
高速で且つ長寿命な定着装置を提供するためには、上下ベルトを長期間安定的に駆動させる必要がある。もし、上下ベルトで一方がスリップなどにより、上下ベルトで速度差が発生したとすると、定着ニップ部で記録材にストレスがかかり、紙シワやインク擦れなどの不良が発生するという課題がある。
【0007】
本発明は、上記課題を鑑みて検討・提案されたものであり、本発明の目的は、ベルトをヒーターで加熱する構成において、長期間使用してもベルトを安定的に駆動させることができる定着装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、ベルト(21、31)と、ベルト(21、31)を張架する少なくとも2本のローラ(22、24、32、34)と、前記ベルト(21、31)は、少なくとも1本の前記ローラ(22~24、32~34)で駆動させる駆動ローラを担う記録材のインクを乾燥・定着させる定着装置において、前記駆動ローラに清掃ユニット(60、70)が配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ベルトを駆動させる駆動ローラを清掃することにより、ベルトを長期間安定的に駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ベルト加熱方法を説明する定着装置の断面図である。
本実施例1の清掃ユニットを説明する定着装置の断面図である。
本実施例2の清掃ユニットを説明する定着装置の断面図である。
比較例を説明する定着装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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