TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025002788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103136
出願日2023-06-23
発明の名称液体吐出ヘッド
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/175 20060101AFI20241226BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 吐出口面の保護テープが剥がれにくい信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【解決手段】 液体を吐出する吐出口38が形成されている吐出口面43を有する液体吐出ヘッド2において、吐出口面43の端部には、溝44が形成されており、吐出口面43には、吐出口38および溝44を塞ぐように保護テープ7が貼付されており、保護テープ7は、少なくとも基材71と粘着材72とから構成されており、粘着材72の一部が溝44に入り込んでいることを特徴とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する吐出口が形成されている吐出口面を有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記吐出口面の端部には、溝が形成されており、
前記吐出口面には、前記吐出口および前記溝を塞ぐように保護テープが貼付されており、
前記保護テープは、少なくとも基材と粘着材とから構成されており、
前記粘着材の一部が前記溝に入り込んでいることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記溝の幅は、前記粘着材の厚みの2倍以上である請求項1に記載する液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記溝の長さは、前記保護テープの長さよりも長い請求項1に記載する液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記溝は、前記吐出口面を形成する吐出口部材を貫通しており、
前記溝の幅のうち前記吐出口面側の幅は、前記溝の幅のうち前記吐出口面の裏面側の幅よりも小さい請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記吐出口面には、前記溝が複数形成されている請求項1に記載する液体吐出ヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置では、液体吐出ヘッドに吐出口が設けられ、吐出口からインクを吐出して記録が行われるものがある。このような液体吐出ヘッドでは、吐出口面が薄く形成されている場合がある。また、液体吐出ヘッドが流通する際には、流通している間に吐出口からのインクの漏れが発生することを抑えるために、吐出口の周辺を保護する保護テープが貼り付けられる場合がある。また、その保護テープは液体吐出ヘッドを使用する時に、ユーザーにより保護テープを剥がすことになる。
【0003】
この保護テープ貼付け面における、液体吐出ヘッドの強度の低い部分に貼り付けられる箇所では、粘着力が過度に強いと、保護テープを剥がす際に液体吐出ヘッドへ影響を与えてしまう可能性がある。例えば、強い粘着力の保護テープで吐出口面に貼り付けた場合、保護テープ剥がし時に吐出口面が破損し剥がれてしまう可能性がある。一方、保護テープの粘着力が過度に弱いと、液体吐出ヘッドの流通の際に保護テープが液体吐出ヘッドから剥がれてしまい、吐出口からインクが漏れる可能性がある。
【0004】
そのため、特許文献1には、保護テープを部分的に表面改質をして、粘着力を強くすることのできる保護テープについて開示されている。特許文献1では、粘着力を強くした保護テープ面は液体吐出ヘッドの母材となるタンクケース面に貼付け保護テープの貼付け面の強度を向上させている。インク吐出口面に貼り付ける保護テープには表面改質をせず、従来通りの粘着力を維持し、保護テープ剥がし時の弊害を防止している。保護テープをタンクケース面にも貼付ける目的は吐出口面だけに貼り付けた場合では保護テープに外力が加わると吐出口面の保護テープに直接かかり保護テープが剥がれやすい状態になる。そこでタンクケース面にも保護テープを貼り付けることで外力が保護テープにかかった場合でも直接吐出口面に影響を与えにくい状態にあるので、吐出口面の保護テープは剥がれにくくしている。
【0005】
保護テープに外力がかかる状態とは、製造過程の液体吐出ヘッドの搬送中や、液体吐出ヘッドを保護するブリスターパック内への挿入過程などの接触等が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-313890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年のインクジェットプリンターは多様化が進み、液体吐出ヘッドに於いても様々なヘッド形状となってきている。このような多様化された液体吐出ヘッドに於いてはタンクケース面で保護テープを貼付けする幅が狭くなっているものもある。このような液体吐出ヘッドに於いては、タンクケース面の保護テープ粘着力も確保できなくなる。従って吐出口面の保護テープが剥がれやすい状態にある。
【0008】
本発明は上記課題を鑑み、吐出口面の保護テープが剥がれにくい信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、液体を吐出する吐出口が形成されている吐出口面を有する液体吐出ヘッドにおいて、前記吐出口面の端部には、溝が形成されており、前記吐出口面には、前記吐出口および前記溝を塞ぐように保護テープが貼付されており、前記保護テープは、少なくとも基材と粘着材とから構成されており、前記粘着材の一部が前記溝に入り込んでいることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、タンクケース面で保護テープを貼付けする幅が狭い液体吐出ヘッドにおいても、吐出口面の保護テープが剥がれにくい信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
凸版印刷版原版
1か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
16日前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
2か月前
フジコピアン株式会社
熱転写シート
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
1日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
2か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
16日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成システム
3か月前
株式会社リコー
画像形成システム
2か月前
キヤノン株式会社
印刷制御システム
1か月前
イーデーエム株式会社
プリンタ装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
補助部材
8日前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置及び検査台
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
記録装置
1か月前
理想科学工業株式会社
加飾装置および方法
2か月前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
8日前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
8日前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
8日前
株式会社コムラテック
印刷版
3か月前
スター精密株式会社
プリンタ
8日前
ブラザー工業株式会社
液体消費装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置及び印刷方法
1か月前
株式会社リコー
加熱装置及び液体吐出装置
2か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
1か月前
株式会社リコー
検査方法及び塗装装置
2か月前
ローランドディー.ジー.株式会社
印刷装置
2か月前
ローランドディー.ジー.株式会社
印刷装置
2か月前
続きを見る