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公開番号
2025006219
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106882
出願日
2023-06-29
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
15/01 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】カラー印刷が可能な画像形成装置において黒色の画像を印刷する際に、ホットオフセットを起こすことなく光沢度の高い画像と低い画像の両方を印刷する。
【解決手段】複数色のトナーを用いて形成された複数のトナー像を重畳して記録材に印刷し、複数のトナーは互いに色が異なる第1~第3のトナーを含み、それぞれ第1のトナー像~第3のトナー像の形成に用いられる画像形成部と、記録材から近い順に第1のトナー像、第2のトナー像および第3のトナー像を重畳して記録材に転写する転写手段と、記録材をトナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、加熱手段によりトナー像を加熱して溶融させ記録材に定着させる定着手段を備え、第1~第3のトナーのうち、第1のトナーの弾性率が最も高く、第2のトナーの弾性率が最も低い画像形成装置を用いる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1のトナーの色はブラックであり、
黒色の画像を形成するときは、前記第1のトナーのみを用いる単色ブラックと、前記複数のトナーのすべてを用いるプロセスブラックとを選択することが可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
画像形成するときのモードを高光沢モードと低光沢モードの間で選択可能であり、前記高光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記低光沢モードにおいては前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記黒色の画像が写真画像であるときは前記黒色の画像が前記プロセスブラックで形成され、前記黒色の画像が文字画像であるときは前記黒色の画像が前記単色ブラックで形成される
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成部は、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのいずれとも色が異なる第4のトナーをさらに用いて第4のトナー像を形成するものであり、
前記第2のトナー、前記第3のトナーおよび前記第4のトナーは、イエロー、シアンおよびマゼンタのいずれかの色に対応する
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記定着手段は、前記加熱手段を内蔵する定着フィルムと、前記定着フィルムとの間で前記記録材を加圧する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、を有し、
前記記録材は、前記トナー像が転写された面が前記定着フィルムの側を向くように、前記定着ニップ部に搬送される
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記定着ニップ部において、前記記録材の搬送方向の上流側における加圧力よりも、前記搬送方向の下流側における加圧力の方が強い
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記加熱手段は、前記記録材の搬送方向において前記定着ニップ部の前端から後端にわたる領域に配置され、前記加熱手段が前記後端の側において前記加圧ローラに向けて突出
する凸形状を有することにより、前記搬送方向の下流側における加圧力が強くなる
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成部は、前記第1のトナー像を形成する第1の画像形成部、前記第2のトナー像を形成する第2の画像形成部、および、前記第3のトナー像を形成する第3の画像形成部を有し、
前記複数のトナー像が、前記第3のトナー像、前記第2のトナー像および前記第1のトナー像の順に重畳して転写される中間転写体をさらに備え、
前記複数のトナー像は、前記中間転写体から前記記録材に転写される
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式や静電記録方式を用いた、レーザービームプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置では、感光体や中間転写体などの像担持体に、適宜の画像形成プロセスにてトナー像が形成される。このトナー像は、転写手段にて記録材に転写されたのち、定着手段としての加熱手段を有した定着器にて記録材上に定着される。そして、トナー像が定着された記録材が画像形成物として画像形成装置から出力される。
【0003】
近年、電子写真方式の画像形成装置のフルカラー化が進んでいる。かかるカラー画像形成装置の中には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を1色ずつ記録材上に重ね合わせて転写したのち、転写した複数色のトナー像を、定着器により記録材に定着する方式のものがある。このようなカラー画像形成装置においては、フルカラー画像の広範囲な色再現性および彩度を実現するために、定着器での溶融時の粘弾特性を低くしたトナーを用いて、各色のトナー同士の混色性を高めている。
【0004】
ここで、カラーの写真画像を形成する際には、高光沢が要求される。一方、白黒印刷時のブラックの文字画像を形成する際には、低光沢も要求される。そこで、ブラックのトナーの粘弾特性を他のトナーよりも高くしてブラックの光沢度を低くする技術がある。これらの要求を両立するために、特許文献1では、白黒印刷時には、ブラックトナーのみを使って光沢度の低い画像とする(単色ブラック)。一方、カラー画像印刷時には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重畳して、所謂プロセスブラックとすることで、光沢度を高くする。そして、光沢度の低いトナーほど記録材側になり、光沢度の高いトナーほど加熱手段側になるようにトナーを重畳してブラック画像を形成し、一括して加熱溶融定着することで、画像の光沢ムラを防止する技術を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-197256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
定着器での溶融時の粘弾特性を低くしたトナーを用いた場合、光沢度の高いトナーが加熱手段で過剰な熱を受けると、定着部材にトナーが付着する場合がある。これをホットオフセットと呼ぶ。ホットオフセットが発生すると、定着後の画像表面が粗くなり、反射する光が散乱してしまう為、光沢度が低下してしまうという課題があった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、カラー印刷が可能な画像形成装置において黒色の画像を印刷する際に、ホットオフセットを起こすことなく光沢度の高い画像と低い画像の両方を印刷することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
複数色のトナーを用いて複数のトナー像を形成し、前記複数のトナー像を重畳して記録材に印刷する画像形成装置であって、
前記複数のトナーは、互いに色が異なる第1のトナー、第2のトナーおよび第3のトナ
ーを含み、
前記第1のトナーを用いた第1のトナー像、前記第2のトナーを用いた第2のトナー像、および、前記第3のトナーを用いた第3のトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材から近い順に、前記第1のトナー像、前記第2のトナー像および前記第3のトナー像を重畳して前記記録材に転写する転写手段と、
前記記録材を、前記トナー像が転写された側から加熱する加熱手段を有し、前記加熱手段により前記トナー像を加熱して溶融させ前記記録材に定着させる定着手段と、
を備え、
前記第1のトナー、前記第2のトナーおよび前記第3のトナーのうち、前記第1のトナーの弾性率が最も高く、前記第2のトナーの弾性率が最も低い
ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明によれば、カラー印刷が可能な画像形成装置において黒色の画像を印刷する際に、ホットオフセットを起こすことなく光沢度の高い画像と低い画像の両方を印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
カラー画像形成装置の横断面模式図
記録材Pに転写した時のトナー積層の様子を示す図
定着器の断面模式図
画像形成装置の制御ブロック図
トナーの貯蔵弾性率の測定結果の一例を示す図
記録材搬送方向の圧プロファイル
実施例2の実行手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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