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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025006385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107146
出願日2023-06-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 5/00 20060101AFI20250109BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】画像形成装置の大型化やコストの増加を招くことなく、複数の給紙部に対しても効果的に紙粉を除去すること。
【解決手段】紙粉回収ユニット17は、給紙カセット10及びマルチトレー11よりも用紙の搬送方向における下流、かつ、合流部311よりも上流に設けられており、用紙12aが給紙されたときには用紙12aに接触し矢印404方向に回転しながら紙粉を回収し、用紙12bが給紙されたときには用紙12bに接触し矢印504方向に回転しながら紙粉を回収する紙粉回収ローラ201と、紙粉回収ローラ201に対向し紙粉回収ローラ201とともに第1経路の一部を形成するガイド部材312aと、紙粉回収ローラ201に対向し紙粉回収ローラ201とともに第2経路の一部を形成するガイド部材312bと、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1記録材が載置された第1給紙部と、
第2記録材が載置され、前記第1給紙部とは異なる第2給紙部と、
前記第1記録材又は前記第2記録材に画像を形成する画像形成手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記第1記録材に付着した第1紙粉及び前記第2記録材に付着した第2紙粉を回収する回収手段を備え、
前記第1記録材が前記画像形成手段に到達するまでに搬送される第1経路と、前記第2記録材が前記画像形成手段に到達するまでに搬送される第2経路と、が交わる部分を合流部としたとき、
前記回収手段は、
前記第1給紙部及び前記第2給紙部よりも記録材の搬送方向における下流、かつ、前記合流部よりも上流に設けられており、
前記第1記録材が給紙されたときには前記第1記録材に接触し第1方向に回転しながら前記第1紙粉を回収し、前記第2記録材が給紙されたときには前記第2記録材に接触し前記第1方向とは逆の第2方向に回転しながら前記第2紙粉を回収する回転体と、前記回転体に対向し前記回転体とともに前記第1経路の一部を形成する第1ガイド部材と、前記回転体に対向し前記回転体とともに前記第2経路の一部を形成する第2ガイド部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記回収手段は、前記搬送方向において前記回転体よりも上流に設けられ前記第1ガイド部材に対向する第1ガイド面と、前記搬送方向において前記回転体よりも上流に設けられ前記第2ガイド部材に対向する第2ガイド面と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記回収手段は、一端が前記搬送方向における前記第1ガイド面の下流に設けられ、他端が前記第1方向に対してカウンター方向となるように前記回転体に当接された第1シートと、一端が前記搬送方向における前記第2ガイド面の下流に設けられ、他端が前記第2方向に対してカウンター方向となるように前記回転体に当接された第2シートと、を有し、
前記第1シートは、前記回転体が前記第1方向に回転しているときには前記回転体に回収された前記第2紙粉を前記第1方向において前記回転体との当接部よりも下流に通過させず、前記回転体が前記第2方向に回転しているときには前記回転体に回収された前記第2紙粉を前記第2方向において前記回転体との当接部よりも下流に通過させ、
前記第2シートは、前記回転体が前記第2方向に回転しているときには前記回転体に回収された前記第1紙粉を前記第2方向において前記回転体との当接部よりも下流に通過させず、前記回転体が前記第1方向に回転しているときには前記回転体に回収された前記第1紙粉を前記第1方向において前記回転体との当接部よりも下流に通過させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記回収手段は、前記回転体に接触し、前記回転体が回転するときの摩擦によって前記回転体を帯電させる帯電部材を有し、
前記回転体は、前記帯電部材により帯電されて静電気力により前記第1紙粉及び前記第2紙粉を前記回転体の表面に吸着させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記帯電部材は、前記回転体の表面に吸着した前記第1紙粉及び前記第2紙粉をはぎ取ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1給紙部は、複数の記録材が重なって給紙されたときに1枚の前記第1記録材だけを分離して前記搬送方向における下流に向けて搬送する第1分離部材を有し、
前記第2給紙部は、複数の記録材が重なって給紙されたときに1枚の前記第2記録材だけを分離して前記搬送方向における下流に向けて搬送する第2分離部材を有し、
前記回転体は、前記搬送方向に直交する方向の長さである幅が前記第1分離部材及び前記第2分離部材の前記幅以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1ガイド部材は、第1付勢手段と、前記第1付勢手段により前記回転体に当接する第1部分と、を有し、
前記第2ガイド部材は、第2付勢手段と、前記第2付勢手段により前記回転体に当接する第2部分と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1記録材が給紙されたときには前記第1部分を前記回転体に当接させるとともに前記第2部分を前記回転体から離間させ、前記第2記録材が給紙されたときには前記第2部分を前記回転体に当接させるとともに前記第1部分を前記回転体から離間させる当接離間手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1ガイド部材は、第1付勢手段と、前記第1付勢手段により前記回転体に当接する第1ローラと、を有し、
前記第2ガイド部材は、第2付勢手段と、前記第2付勢手段により前記回転体に当接する第2ローラと、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記回転体を前記第1方向及び前記第2方向に回転させる駆動源を備えることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタ等の電子写真を用いた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
レーザプリンタなどの画像形成装置は、印刷用の記録材を積層状に載置する給紙カセットやマルチパーパストレー等の複数の給紙部と、その給紙部の一端部側の上方にシートを分離するための分離手段として、分離パッドや分離ローラを有している。このような画像形成装置においては、記録材の分離に伴う用紙間の摺擦や分離手段から受ける摩擦力などよって用紙面がストレスを受け、用紙上の紙粉量が部分的に増加する。このような紙粉が画像形成の過程においてトナーに混入すると、画像品質の低下を招くという課題が生じていた。そのため、各給紙部の用紙の搬送方向における分離手段の下流側に、分離手段の幅とほぼ同じ幅を有する紙粉回収ローラを配置し、用紙が画像形成部に搬送されるまでの間に、用紙上に生じた紙粉を除去するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-041652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来例では、複数の給紙部に対して各々専用の紙粉回収ローラを配置する必要がある。例えば、従来例の画像形成装置においては、給紙トレーから給紙される用紙とマルチパーパストレーから給紙される用紙とで分離パッドが接触する面(以下、分離面側という。)が異なる。そのため、それぞれの給紙部から給紙された用紙の分離面側に接して紙粉を回収する専用の紙粉回収ローラを配置する必要がある。このため、紙粉回収ローラとそれに付随する部品類を配置するためのスペースが複数個所で必要になり、装置が大型化するという課題がある。また、効率よく紙粉を回収するには帯電性能の高い例えばフッ素系の樹脂で紙粉回収ローラを作る必要がある。しかし、このような材料は高価であり、紙粉回収ローラの数を増やすと画像形成装置の部品コストが上がってしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、画像形成装置の大型化やコストの増加を招くことなく、複数の給紙部に対しても効果的に紙粉を除去することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0007】
(1)第1記録材が載置された第1給紙部と、第2記録材が載置され、前記第1給紙部とは異なる第2給紙部と、前記第1記録材又は前記第2記録材に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置であって、前記第1記録材に付着した第1紙粉及び前記第2記録材に付着した第2紙粉を回収する回収手段を備え、前記第1記録材が前記画像形成手段に到達するまでに搬送される第1経路と、前記第2記録材が前記画像形成手段に到達するまでに搬送される第2経路と、が交わる部分を合流部としたとき、前記回収手段は、前記第1給紙部及び前記第2給紙部よりも記録材の搬送方向における下流、かつ、前記合流部よりも上流に設けられており、前記第1記録材が給紙されたときには前記第1記録材に接触し第1方向に回転しながら前記第1紙粉を回収し、前記第2記録材が給紙されたときには前記第2記録材に接触し前記第1方向とは逆の第2方向に回転しながら前記第2紙粉を回収する回転体と、前記回転体に対向し前記回転体とともに前記第1経路の一部を形成する第1ガイド部材と、前記回転体に対向し前記回転体とともに前記第2経路の一部を形成する第2ガイド部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【0008】
(2)第1記録材が載置された第1給紙部と、第2記録材が載置され、前記第1給紙部とは異なる第2給紙部と、前記第1記録材又は前記第2記録材に画像を形成する画像形成手段と、第1回転体及び第2回転体を有し、前記第1回転体及び前記第2回転体によって前記第1記録材及び前記第2記録材を挟持し前記画像形成手段に搬送する搬送手段と、を備える画像形成装置であって、前記搬送手段は、前記第1回転体に接触し、前記第1回転体が回転するときの摩擦によって前記第1回転体を帯電させる帯電部材を有し、前記第1記録材が前記画像形成手段に到達するまでに搬送される第1経路と、前記第2記録材が前記画像形成手段に到達するまでに搬送される第2経路と、が交わる部分を合流部としたとき、前記搬送手段は、前記合流部よりも記録材の搬送方向における下流、かつ、前記画像形成手段よりも上流に設けられており、前記第1回転体は、前記帯電部材により帯電されて静電気力により紙粉を吸着させて回収することを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像形成装置の大型化やコストの増加を招くことなく、複数の給紙部に対しても効果的に紙粉を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の画像形成装置を表す断面図
実施例1の紙粉回収ユニットを表す図
実施例1の給紙動作を表す断面図
実施例1の給紙カセットからの紙粉回収動作を説明する図
実施例1のマルチトレーからの紙粉回収動作を説明する図
実施例1の変形例で、レジユニットに設けた第2の紙粉回収機構を説明する図、給紙部を増設した状態を説明する図
実施例2の紙粉回収ユニットの周辺を説明する図
実施例2のガイド部材の離間動作を説明する図
実施例3の紙粉回収ユニットの周辺を説明する図
実施例3の紙粉回収ユニットを説明する図、対向ローラの駆動伝達部を説明する図
実施例4の紙粉回収ユニットを説明する図
実施例4の紙粉回収ユニットの用紙搬送時の状態を説明する断面図
【発明を実施するための形態】
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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