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公開番号
2025006361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107105
出願日
2023-06-29
発明の名称
レンズ鏡筒
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250109BHJP(光学)
要約
【課題】組立性及び歩留まりを向上させつつ、耐衝撃性を高めることが可能なレンズ鏡筒を提供すること。
【解決手段】レンズ鏡筒は、第1レンズを保持する第1保持部材と第2レンズを保持する第2保持部材を移動可能に支持する第1ガイドバーと、各保持部材の第1ガイドバー周りの回転を規制する第2ガイドバーを有し、第1保持部材は第1ガイドバーに篏合する第1篏合部と第2ガイドバーに係合する第1溝部を備え、第2保持部材は第1ガイドバーに篏合する第2篏合部と第2ガイドバーに係合する第2溝部を備え、第1篏合部の一方は第2篏合部の間に位置し、第2篏合部の一方は第1篏合部の間に位置し、第1及び第2保持部材の係合部は光軸方向に直交する方向において互いの間に隙間が形成された状態で係合し、第1及び第2保持部材の当接部は係合部が係合している状態で第1及び第2レンズが接触しないように光軸方向において当接する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のレンズを保持する第1の保持部材と、
光軸方向において前記第1のレンズに隣接して配置される第2のレンズを保持する第2の保持部材と、
前記第1及び第2の保持部材を前記光軸方向へ移動可能に支持する第1のガイドバーと、
前記第1及び第2の保持部材の前記第1のガイドバーの周りの回転を規制する第2のガイドバーとを有し、
前記第1の保持部材は、前記光軸方向において離間した位置で前記第1のガイドバーに篏合する2つの第1の篏合部と前記第2のガイドバーに係合する第1の溝部とを備え、
前記第2の保持部材は、前記光軸方向において離間した位置で前記第1のガイドバーに篏合する2つの第2の篏合部と前記第2のガイドバーに係合する第2の溝部とを備え、
前記第1の篏合部の一方は、前記光軸方向において前記第2の篏合部の間に位置し、
前記第2の篏合部の一方は、前記光軸方向において前記第1の篏合部の間に位置し、
前記第1の保持部材は、第1の係合部と第1の当接部とを備え、
前記第2の保持部材は、第2の係合部と第2の当接部とを備え、
前記第1及び第2の係合部は、前記光軸方向に直交する方向において互いの間に隙間が形成された状態で係合し、
前記第1及び第2の当接部は、前記第1及び第2の係合部が係合している状態で前記第1のレンズと前記第2のレンズが接触しないように前記光軸方向において当接することを特徴とするレンズ鏡筒。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記第1の係合部と第2の係合部はそれぞれ、前記光軸を中心とする円周方向に沿って配置、又は前記光軸を中心とする円環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記第1の係合部は、前記第1のレンズの外周を覆うように形成される壁形状を有し、
前記第2の係合部は、少なくとも一つ以上の凸形状を含む、又は前記第2のレンズの外周を覆うように形成される壁形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
前記第1及び第2の係合部の互いに係合する場合に対向する部分にはそれぞれ、面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記第1の当接部は、径方向へ延在する形状を有し、
前記第2の当接部は、円周方向へ延在する形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】
前記第1及び第2の当接部はそれぞれ、光軸を通り、前記第1及び第2のガイドバーの中心を結ぶ線分と平行な線分上、かつ前記光軸を中心として対称に前記第1及び第2の保持部材の両側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
前記第1及び第2の当接部はそれぞれ、光軸を通り、前記第1及び第2のガイドバーの中心を結ぶ線分と垂直な線分上、かつ前記光軸を中心として対称に前記第1及び第2の保持部材の両側に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】
前記第1及び第2のレンズの対向するレンズ面の一方は凸面であり、
前記第1及び第2のレンズの対向するレンズ面の他方は凹面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】
前記凸面の曲率は、前記凹面の曲率より大きいことを特徴とする請求項8に記載のレンズ鏡筒。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、1本のガイドバーに対して2つのレンズ移動枠のスリーブの嵌合部を交互に配置するレンズ鏡筒に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
監視カメラ等に搭載される一般的なレンズ鏡筒では、ガイドバーによって光軸方向へ移動可能に支持されているレンズ移動枠の光軸方向に対する倒れが光学性能に影響を与える。特許文献1には、レンズ移動枠の倒れを軽減するために、2つのレンズ移動枠のそれぞれのスリーブに設けられた2つの嵌合部を、互いに相手のスリーブの嵌合部の一方を挟み込むように同一のガイドバーに嵌合させる構成が開示されている。
【0003】
また、レンズ鏡筒では、衝撃によりレンズ移動枠が撓んだり光軸方向へ移動したりした場合に、近接するレンズが接触して傷付くことを防止する必要がある。特許文献2には、レンズ鏡筒の耐衝撃性を高めるために、衝撃により2つの光学部材が近接した際、一方の光学部材と一体的に移動する当接部材が他方の光学部材と当接することで、2つの光学部材の接触を防止する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2776160号公報
特許第6305051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、組立時、2つのレンズ移動枠を重ね合わせた状態で、それぞれのスリーブに設けられた嵌合部に同一のガイドバーを挿入する必要がある。特許文献1の構成において、2つのレンズ移動枠のそれぞれに保持されるレンズが近接する場合、2つのレンズ移動枠を相対位置が大きくずれた状態で重ね合わせると、近接するレンズが接触し、傷付く恐れがある。
【0006】
また、特許文献2の構成では、光学部材と当接部材が接触するため、当接部材の材質によっては光学部材が傷付いてしまう恐れがある。
【0007】
本発明は、組立性及び歩留まりを向上させつつ、耐衝撃性を高めることが可能なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、第1のレンズを保持する第1の保持部材と、光軸方向において第1のレンズに隣接して配置される第2のレンズを保持する第2の保持部材と、第1及び第2の保持部材を光軸方向へ移動可能に支持する第1のガイドバーと、第1及び第2の保持部材の第1のガイドバーの周りの回転を規制する第2のガイドバーとを有し、第1の保持部材は、光軸方向において離間した位置で第1のガイドバーに篏合する2つの第1の篏合部と第2のガイドバーに係合する第1の溝部とを備え、第2の保持部材は、光軸方向において離間した位置で第1のガイドバーに篏合する2つの第2の篏合部と第2のガイドバーに係合する第2の溝部とを備え、第1の篏合部の一方は、光軸方向において第2の篏合部の間に位置し、第2の篏合部の一方は、光軸方向において第1の篏合部の間に位置し、第1の保持部材は、第1の係合部と第1の当接部とを備え、第2の保持部材は、第2の係合部と第2の当接部とを備え、第1及び第2の係合部は、光軸方向に直交する方向において互いの間に隙間が形成された状態で係合し、第1及び第2の当接部は、第1及び第2の係合部が係合している状態で第1のレンズと第2のレンズが接触しないように光軸方向において当接することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、組立性及び歩留まりを向上させつつ、耐衝撃性を高めることが可能なレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のレンズ鏡筒の分解斜視図である。
実施例1の2群ユニットの分解斜視図である。
実施例1の3群レンズ移動枠と4群レンズ移動枠の関係を示す斜視図である。
実施例1の3群レンズ移動枠のスリーブと4群レンズ移動枠のスリーブの共通ガイドバーにおける断面図である。
実施例1の3群レンズ移動枠と4群レンズ移動枠を重ね合わせた状態の斜視図である。
実施例1の3群レンズ移動枠と4群レンズ移動枠を重ね合わせた状態の光軸における断面図である。
実施例1の3群レンズ移動枠の詳細形状の説明図である。
実施例1の4群レンズ移動枠の詳細形状の説明図である。
実施例1の第1の3群突き当て部と第1の4群突き当て部が当接する様子を示す図である。
実施例2の3群レンズ移動枠と4群レンズ移動枠を重ね合わせた状態の斜視図である。
実施例2の3群レンズ移動枠と4群レンズ移動枠を重ね合わせた状態の光軸における断面図である。
実施例2の3群レンズ移動枠の詳細形状の説明図である。
実施例2の4群レンズ移動枠の詳細形状の説明図である。
実施例2の第1の3群突き当て部と4群突き当て部が当接する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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