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公開番号2025006384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107145
出願日2023-06-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】1系統のAC-DCコンバータを備える電源装置であっても、コストやスペースの増大を招くことなく、電源オフモード及びスリープモードの状態で装置を保護すること。
【解決手段】CPU223は、スリープモード及び電源オフモードにおいて復帰回路127から出力された信号を検知可能な外部トリガポート250を有し、冷却ファン125は、24Vで動作が可能であり、CPU223は、スリープモード及び電源オフモードにおいて復帰回路127から外部トリガポート250に信号が入力されたことを検知すると、スリープモード又は電源オフモードからスタンバイモードに移行し、冷却ファン125を動作させて電源ユニット120を冷却するよう制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
1次側の交流電圧を直流電圧に変換して2次側の負荷に供給する電源装置と、
前記電源装置を冷却する冷却手段と、
前記電源装置の温度を検知するために前記電源装置の前記2次側に配置された温度検知手段と、
前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記冷却手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記電源装置が前記直流電圧として第1電圧を出力する第1出力モードと、前記電源装置が前記直流電圧として前記第1電圧よりも低い第2電圧を出力する第2出力モードと、を切り替えることが可能であり、
前記第1出力モードで動作する第1モードと、前記第2出力モードで動作する第2モードと、を切り替えて動作することが可能である画像形成装置であって、
前記温度検知手段により検知された温度が所定温度以上になると前記制御手段に信号を出力する信号出力回路を備え、
前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記信号出力回路から出力された前記信号を検知可能なポートを有し、
前記冷却手段は、前記第1電圧で動作が可能であり、
前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記信号出力回路から前記ポートに前記信号が入力されたことを検知すると、前記第2モードから前記第1モードに移行し、前記冷却手段を動作させて前記電源装置を冷却するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記温度検知手段の検知結果が入力されてアナログ-デジタル変換を行うA/Dコンバータであって、前記第1モードにおいて動作し前記第2モードにおいて動作を停止するする前記A/Dコンバータを有し、
前記制御手段は、前記第1モードにおいて、前記A/Dコンバータにより変換された前記温度検知手段の検知結果に基づいて、前記冷却手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記温度検知手段は、サーミスタであり、
前記信号出力回路は、前記サーミスタに並列に接続された少なくとも2つの抵抗と、スイッチ素子と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記温度検知手段は、サーミスタであり、
前記信号出力回路は、コンパレータと、少なくとも2つの抵抗と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1モードは、記録材に画像形成動作を行うことが可能な状態であるプリントモード、及び、プリント指令を受けて前記プリントモードに移行することが可能なスタンバイモードを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2モードは、スリープモード、及び、前記交流電圧が入力され前記スリープモードよりも消費する電力を低減させた電源オフモードを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記電源装置は、前記1次側に設けられ、前記負荷に過電流が流れたことを検知する過電流検知回路を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記電源装置は、1次巻線及び2次巻線を有するトランスと、前記2次巻線に誘起された電圧を整流する整流ダイオードと、を有し、
前記温度検知手段は、前記トランスの前記2次巻線と前記整流ダイオードの温度を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、複写機やファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置が電源装置を備え、電源装置を過負荷/過電流状態から保護するための構成に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真プロセス等を用いて記録材に画像を形成する複写機やファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置は電源装置を備えており、交流電圧から直流電圧を生成し、記録材の搬送や画像形成のために必要な電力を供給している。電源装置は、少なくとも2系統の直流電圧を出力する場合が多く、そのうちの1つは、CPU/ASICといった制御素子や制御回路に必要な低電圧(例えば3.3V~5.0V)の出力である。もう1つは、モータ/ソレノイド等のアクチュエータ類に供給する高電圧(例えば24V程度)の出力である。電源装置の構成として、AC-DCコンバータを複数備えるものや、高電圧(例えば24V程度)を出力するAC-DCコンバータを1系統だけ備えるものもある。そして、高電圧(例えば24V程度)からDC-DCコンバータで制御回路に必要な低電圧(例えば3.3V~5.0V)を生成するもの等がある。
【0003】
これらの電源装置には、従来から保護回路が設けられており、出力が過電流状態になった場合に電源装置の動作停止等を行って電源装置を故障から保護している。電源装置が電力を供給する装置内で、想定以上の大きな電力が消費された場合や、電源経路上にショート故障等が発生した場合、電源装置は過電流状態となる。すると電源装置では、故障等の発生を避けるため、過電流状態を検知し、出力を停止する。例えば特許文献1では、負荷ショート等によって出力に過大な電流が流れたりする等の異常が発生した場合に、1次側制御回路のスイッチング制御を停止させる保護機能を備えた電源装置が提案されている。また、例えば特許文献2のように、更なる省スペースと低コストを実現するために、2次側に過電流検知手段を設けずに、1次側のみに過電流検知手段を設けるものも提案されている。
【0004】
さらに、低コスト化の要求が高い昨今の電源装置では、よりコストの掛かるAC-DCコンバータを1系統だけに抑えた構成が広く採用されている。このような電源装置では、電源オフモード及びスリープモードにおいては、AC-DCコンバータの電圧を高電圧(24V程度)から中電圧(6V~12V程度)に変更し、DC-DCコンバータで制御回路に必要な低電圧(3.3V~5.0V)を生成している。これにより、このような電源装置では省エネルギーを実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-058166号公報
特開2020-156213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、AC-DCコンバータを1系統だけに抑えた構成において、電源オフモード及びスリープモードで、AC-DCコンバータの出力を中電圧(6V~12V)に落とした状態では、次のような課題がある。すなわち、中電圧を生成している状態で負荷電流が過大になった場合に、1次側の過電流保護回路では保護することができないため、2次側にも過電流保護回路を用意せざるを得ず、コストの増大や、スペースの増大を招くおそれがある。
【0007】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、1系統のAC-DCコンバータを備える電源装置であっても、コストやスペースの増大を招くことなく、電源オフモード及びスリープモードの状態で装置を保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0009】
(1)1次側の交流電圧を直流電圧に変換して2次側の負荷に供給する電源装置と、前記電源装置を冷却する冷却手段と、前記電源装置の温度を検知するために前記電源装置の前記2次側に配置された温度検知手段と、前記温度検知手段の検知結果に基づいて前記冷却手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記電源装置が前記直流電圧として第1電圧を出力する第1出力モードと、前記電源装置が前記直流電圧として前記第1電圧よりも低い第2電圧を出力する第2出力モードと、を切り替えることが可能であり、前記第1出力モードで動作する第1モードと、前記第2出力モードで動作する第2モードと、を切り替えて動作することが可能である画像形成装置であって、前記温度検知手段により検知された温度が所定温度以上になると前記制御手段に信号を出力する信号出力回路を備え、前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記信号出力回路から出力された前記信号を検知可能なポートを有し、前記冷却手段は、前記第1電圧で動作が可能であり、前記制御手段は、前記第2モードにおいて前記信号出力回路から前記ポートに前記信号が入力されたことを検知すると、前記第2モードから前記第1モードに移行し、前記冷却手段を動作させて前記電源装置を冷却するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、1系統のAC-DCコンバータを備える電源装置であっても、コストやスペースの増大を招くことなく、電源オフモード及びスリープモードの状態で装置を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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